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戦争に失われた2人の未来【フレディもしくは三教街 さだまさしさん作詞、作曲】#365


えー、モンブランパークでございます。昨日8月15日は、敗戦記念日でした。

さだまさしのグレープ時代の
【フレディもしくは三教街】という歌をご存知の方は、少ないかもしれません。1975年(昭和50年)に作られました。わたしは、小学六年生。
曲名は、覚えておりましたが、興味ありませんでした。
その当時、意味がわかりませんでした。
でも、いま聴くと心に響いてきます。

女性が戦争により亡くなった彼に語りかけます。

歌詞に出てくる、ハンカオいまの武漢だそうです。

租界とは、当時の清国内にあった外国人居住地のこと。
フランス租界は、フランス人居住地。アヘン戦争の敗戦でできました。

戦争がなければ、この2人の未来は、違ったものになっていたはず。そう言う方がたくさんいたでしょう。

【フレディもしくは三教街】
フレディ あなたと出会ったのは 漢口(ハンカオ)
揚子江沿いのバンドで
あなたは人力車夫を止めた
フレディ 二人で 初めて行った レストラン
三教街を抜けて
フランス租界へとランデブー
あの頃私が一番好きだった
三教街のケーキ屋を覚えてる?
ヘイゼルウッドのおじいさんの
なんて深くて蒼い目
いつでもパイプをくゆらせて
アームチェアーで新聞をひろげてた
フレディ あなたも 年老いたらきっと
あんなすてきな おじいさんに
なると思ってたの 本当に思ってたの

フレディ それから レンガ焼きのパン屋の
ボンコのおばあさんの 掃除好きなこと
フレディ 夕暮れの 鐘に十字切って
ポプラの枯葉に埋もれたあの人は一枚の絵だった
本当はあなたと私のためにも
教会の鐘の声は響くはずだった
けれどもそんな夢のすべても
あなたさえも奪ったのは
燃えあがる紅い炎の中を飛び交う戦闘機
フレディ 私はずっとあなたの側で
あなたはすてきな おじんさんに
なっていたはずだった

フレディ あなたと出逢ったのは 漢口

【フレディもしくは三教街】
モンブランパークの朗読です😅お聴き頂けたら、幸いです。

有難いことに、stand.fmでの中でご紹介されました😵







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