退職ヘッダー

戦闘力5プログラマの転職冒険

自己紹介

 初めまして、あすてろと申します。note 初投稿です(╹◡╹)
普段は iOS / Android アプリのネイティブ開発をしていて、プライベートでゲーム開発をしています。
 最近、インスタントゲームでシューティングゲームをリリースしたので良かったら遊んでみてください。https://fb.gg/play/sqool_zion
この度、転職活動をして色々経験したので note に書いてみました。
(退職は 2020 年 1 月末日予定です)

戦闘力5 とは

 ドラゴンボールのモブキャラである農夫のおじさんの戦闘力です。
私もプログラマ界隈では間違いなくモブキャラなので 戦闘力 5 とさせてもらいました。要するに特別スキルがめちゃ高いわけでもない普通のプログラマのお話ですよという意味です。年齢は 31 歳です。

転職理由

 転職理由をまずはお話します。興味なければスルーで OK です!

1. 給与アップしたかった
 単純にお金が欲しかったのです(╹◡╹)
 個人開発でゲームを作っていると紹介しましたが、デザインをプロの方に外注させて頂くことが増えたり、ゲームも出展させて頂く機会も増えて来たのでお財布が少し厳しくなって来ました・・・。
 また、曲がりなりにもスマホアプリエンジニアなら出来る限り最新のガジェットが欲しい!(単純な物欲も多い)ということで給与アップを目指しました。実際の給与がどれくらい上がったかは一番最後にお話します!

2.現職の担当タスクに携わるモチベーションの低下
 現職ではとあるアプリの iOS と Android 両方やらせて頂いておりました。それ自体は良かったのですが、なんとそのアプリは 3 年以上も放置されていたのです。当然レガシーな実装でソースコードもお世辞にも綺麗と言えるものではありませんでした・・・。この時点でメンタル的にはダメージを負いましたねw
 ただ、結果的に iOS はリファクタリング、Android は新規で作ることになりまして、とても勉強になったので良かったです。
 しかし、このままこの仕事を続けてもモチベ的にキツかったのが正直なところでした。

3.現職の会社の展望・方針が自分にはよく分からなかった
 現職の会社は入社時からあまり経営状態はよくありませんでした。ココ最近で経営方針が変わって色々と会社自体に変化はあったのですが、自分自身の状況はさほど変わらず、それと同時に自分のチームはアプリに対してあんまり関心がなかったように思えました(これに関しては私もアプローチ不足だったと思います、反省)。それでも今後、新規開発をするということで様子見していたのですが、自分視点では動くのか動かないのかよく分からず、様子見することがリスクのように感じました。
 来年度から動き出すそうですが、希望するような仕事ができるかはハッキリしませんし、この様子見の期間も 1 年くらいありまして、年単位での動きとなるとエンジニア個人としては待ちきれないな、という思考になりました。
※補足 : 現職には感謝しています。特に Android 開発はとても勉強になりました

転職冒険第 1 話 : キラキラ企業に出会えるか?

 すみません、前置きがかなり長くなりました orz
ここからは転職活動について話します。
 転職活動開始時点ではイケてる・ユニークな会社(キラキラ企業)に絞って探していました。要するに面白そうなことをやっている会社です。
 キラキラ企業が結構やってるカジュアル面談っていうのを適当に受けていたのですが、なかなかこれが戦闘力 5 の私では難しかったです。
 カジュアルなので某求人サイトに登録していると結構面談オファーが来るのですが、そこから次に進まなかったです。私だけかもしれませんが、カジュアル面談を終えた後で改めて面談をお願いするっていうのが凄く抵抗あったんですよね。なんて依頼すればいいんだろう?なんか恥ずかしい・・・。そんな意味不明な気持ちになってしまい、中々前に進めなかったです。後、カジュアル面談で不採用通知を出す会社もあったんですけど、正直意味不明だなと思いました。え?カジュアルなのに選考してるのズルくない?とか、こっちもそんな興味ないのになぁw・・・とか。
 何れにしても戦闘力 5 (以降、Lv5 で表記)の私にはキラキラ企業は難しかった・・・です。その内気力がなくなりここで一回挫折しましたw

転職冒険第 2 話 : とりあえずまずはお金を・・・

 キラキラ企業は Lv5 では中々難しい。というか第 1 話の時は転職先のターゲットがあやふや過ぎるなと思いました。ここでどうして自分が転職したいのか?を少し真面目に考えるようになりました。色々考えた結果、まずは給与アップを第一優先で動いていこうと決めました。
 目的が今度は大変シンプルなので、転職先候補を絞っていくのは簡単でした。というよりも求人サイトに適当に登録して面談オファーを待っていただけです。そこで希望年収に届いていない求人は問答無用で辞退して行きました。
 カジュアル面談も行くのはやめました。一次面接から受け付けてくれる会社のみ行くことにしました。大体、カジュアル面談で話したことを再度一次面接で話すことも多かったので面倒臭いです。地味に交通費も掛かりますし、基本的に業務後に行くので面談多いと仕事も溜まっちゃう orz
 実際、これで活動したところ、とある企業から内定を頂きました。しかし、そこは SES の会社でした。SES ・・・と聞くと色々な評判があるので、正直良く思ってない方も多いのではないでしょうか?
(SES とは簡単に言うと他社の現場で仕事をすること)

転職冒険第 3 話 : 結局 SES なのかよ? でも・・・

 SES に興味ないならこの話飛ばしても良いですよ(╹◡╹)
 結論をはじめに書くと数社内定があったのですが、この SES の会社に決めました(なので内定もらっていたのですが今度は面談が大変でした。でも、こっちは話が早いので大分マシです)。人によっては SES で大丈夫?と疑問に感じると思います。私的には SES 自体は悪くない働き方だと思っていますが、この業界自体に不明瞭なところが多いのも知っています。実際過去に SES で働いていた時期もあるので、悪い部分も体験しています。私が悪いと思う部分を簡単に下記にまとめます。

1. 希望条件の現場に入れるか分からない(所謂、現場ガチャ)
2. 面談がある
3. 実際、稼いでる単価を教えてくれない
4. 出向先の都合で切られることもある

 ざっくりですが、こんな感じでしょうか?
次の転職先の会社では 1, 3 は問題ありませんでした。
 現場は面談をクリアすれば自分の希望する現場に入れますし、単価も完全にオープンでした。給与も単価ベースで決まる仕組みでとても納得感はあります。単価の方も希望を営業さんに言えるので大変助かりました。
 2 の面談はどうしてもありますが、自分の営業で単価や現場が決まると思えば納得して頑張ろうというモチベーションになりました。
 4 に関しては SES 自体がこういう働き方ですので、ここは否定するものでもないと思っています。リスクではありますが、逆にこちら側から現場を変えてもらうことも出来るので、割り切って良い部分かなと。現場に認めてもらうまではプレッシャーありますけどねw

 一応、こんな感じの会社なので自分のこれまでの経験と営業スキルで待遇が決定する働き方に魅力を感じました。仮に仕事がない場合は最低給与が支給される形になるそうです(最低支給額は 新卒月給 / 月 くらい)。
 それと英会話や AI(Deep Learning)、 AR/VR などの割と新しい分野の研修もあるそうです。どのような内容なのかはまだあまり分かってないのですが、少なくともそういったサポートを用意してくれているのは嬉しいです。
 あと、休みに関しては一応有休制度はあるのですが、現場で調整できれば休みは好きにとって良いそうです(給与は変わらない)。なので、この休みをどれだけ取れるかも実力主義かもしれません(とはいえ常識の範囲内では休みは取れると思います)。
 以上の理由から私はこの会社に決めました。SES で悪いことも経験しているので色々悩みましたが、次に行く現場が技術的にかなり高い現場なので一先ずそこで修行して戦闘力を上げようと思います(╹◡╹)

転職冒険最終話 : 転職活動を終えて・・・

SES の会社に決めましたが、理由は第 3 話で述べた以外にもいくつかあります。

1. 将来的にフリーランスも視野に入れるので、その登竜門的な感じも含めて
2. 残業が多い場合は所属会社から出向先に注意してくれるので超残業のリスクは少ない
3. 営業さんのサポートが良かった

特に営業さんのサポートが良くて面談のコツを教えてくれたり、こちらの希望を最大限聞いてくれました。
面談のアドバイスとして下記のようなものがありました。

1. 経歴を話す内容は案件に関係することだけ話す
2. 未経験な技術分野でも出来ないで済まさないで、勉強する頑張る意思を見せる
3. 自信ない人に人は仕事を任せないので、相手を安心させるように努める

どれも当たり前のことかもしれませんが、Lv5 の私は割と出来てなかったんですよ orz

 1 に関してはアピールしようとして何も考えずにやったことほぼ全部話してました・・・。これは良くないですね。先方も聞き疲れちゃいますし、アピールポイントがボヤけます。

 2 も私は出来てなかったんですよね。エンジニアの人には多いかもしれないんですけど、不確かなことを話すのって苦手なんです。その上、頑張るとか精神論を話しても意味ないんじゃないかと無意識で考えちゃっていました。

3 も 2 と重複する感じで出来てなかったですね。確約するのって苦手なんです。でも、先方の心理としては安心したいんですよね。だからここも出来るだけ安心してもらえるように努めました。でも、出来ないこと or 難しいことは正直に伝えることも大事です!(その場合は 2 のようにフォロー)

 ぶっちゃけ、この 3 つ改善するだけで最初のキラキラ企業にももう少し善戦出来たんじゃないんですかね?w(勝てるとは言ってない)
 SES という形式ではありますが、私としては(私にとって)キラキラ企業でお仕事できるので満足です。
 今回、私は SES での働き方を選びましたが、これはあくまでも一例で万人にオススメできるものではないです。働き方も給与も特殊でリスクもありますし、面談とかも面倒臭いです。それと新人や若手エンジニアにも個人的にはオススメしません。ほぼ経歴で判断される業界なので、経験がない or 浅いという理由でしょうもないテスターをやらされることも多いです。(※「しょうもない」というのはプロフェッショナルではないということ。プロのテスターの方をバカにしているわけではありません)

 今回の転職で得た知見は自身の営業をちゃんと考える、ということでした。これは自分にとってとても足りないスキルでしたので少しは改善できて良かったと思います(╹◡╹)
戦闘力 6 くらいには上がったでしょうか?w

おしまい

 この転職冒険は「戦闘力が 5 」のプログラマがやった結果です。戦闘力高い人は最初のキラキラ企業を余裕で突破する人もいると思います。そういった方達は素直に尊敬します<(_ _)>
 だた、世の中そんな人ばかりじゃないですし、大多数の人は戦闘力 5 のモブキャラなんです。そういった人達に少しでも参考になればと思い、記事を書いてみました。
 プログラマとして生き残るのはとても大変だと思います。戦闘力が高い人もそうでない人も一緒に頑張りましょう(╹◡╹)

おまけ

 最後にお金の話です。今回の転職では現職よりも年収が 180 万円以上上がる見込みです(見込みなのは前述の通り、一応変動制なので)。
 私にしては頑張りましたよ (^▽^)

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