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放送中のアニメの気になった部分などを書いてます

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響け!ユーフォニアム3は花田十輝による武田綾乃への挑戦だったんじゃないか? 改編部分とか雑感

最近発売された「響け!ユーフォニアム 北宇治高校吹奏楽部のみんなの話」の内容にも触れてるからまだ読んでない人は見ないでね。 武田綾乃は「人は分かり合えない部分はあるし、それでもやっていけるよ」ということを描いてる作家だ。それに対して花田十輝は「胸の内をさらけ出して、衝突を経てより強い絆を目指す」みたいなストーリーを得意としてる。久美子-真由に関する大きな改編はここら辺の違いが現れた結果だったんじゃないかなーと私は感じた。  原作での真由はアニメ10話にあたる久美子のスピー

    • ガールズバンドクライ10話感想 許しとか家族観とか

      ほぼ私の視聴態度を顧みるための文章です。 娘(仁菜)のいじめを見ないふりをして自分の体裁ばかりを気にしてた父親(宗男)を許すという回だった。「逃げる場所はないほうが本気になれる」という話をやった後に「家族と和解する=帰る場所が出来る」という話をやるとは凄い構成だ。毒親問題とかに熱心な人なら「家族だからって許さなくていい、許すべきじゃない」と言うかもしれない。実際それも正解なんだと思う。というか「許しは与えなくなっていいんだぜ!」というのは本アニメの脚本家である花田十輝が伝え

      • 響け!ユーフォニアム3 9話 久美子のおっぱいがでかくなった

         響け!ユーフォニアム3の9話を見てたら「貧相な体躯」と言われていた久美子の胸が麗奈と並びたつほどに大きくなっていた。この作品では胸の大きさが内面的な成長の比喩に使われていたことを思うと非常に示唆的なシーンだ。  「高校に入ったら胸が大きくなるなんて噂を信じたのは何故だろう」という1期1話のモノローグは、時間が人を自動的に大人にしてくれるわけではないことを示していた。3期3話で滝が「大人になれば仕事も出来て周りから尊敬される人間になれると勝手に思ってました」と語ったことから

        • ガールズバンドクライ 4話 演技をするということについて

           ガールズバンドクライ4話の演技をするシーンが示唆に富んでいるように見えた。  話の流れで仁菜と桃香は演技をすることになるが、彼女たちは素人なのでそんなこと出来るはずがない。作中のすばるのセリフであったように、そもそも「演技」をするというのはとても恥ずかしいことなのだ。しかし仁菜は「演技を利用してすばるに本音をぶつける」ことで鬼気迫る演技を繰り出す。彼女の物事に本気でぶつかるという姿勢が優れた演技を生んだのである。  ここで目立ったのは桃香との対比だ。彼女はこのシーンでは

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