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【介護の低所得である2つ理由】

介護での世界は非常にシビアな世界です。
世間でのイメージもあまり良いとは言えないのが現状です。
その中で特に強いイメージというのが
「仕事量に見合った給料では無い」というのがあるでしょう
今回は介護職が低所得に陥ってしまっている
二つの大きな理由を以下のように話していきたいと思います。

「介護の大きな財源は国の税金からの供給」
「マンパワー故の拡張力の弱さ」

色々な理由を挙げられる思いますが本日はこの2つを取り上げていきます

・【介護の大きな財源は国からの税金からの供給】

国会用

  介護職員の給料は国の制度である
  「介護保険制度」という国が定めた制度を基に
  支給されています。
 
  「介護保険制度」の細かい説明については省略させてもらいますが
  非常にざっくりと説明すると
  介護を受ける方は所得に応じた1~3割の自己負担で
  介護に必要なサービスを受ける事ができます。
  
  介護サービスを提供した事業所は「介護保険制度」が定めた
  介護報酬の単位を基に利益となり、
  そこから介護職員の給料が支給されます。 

  察した方もいると思いますが、
  国の介護報酬の単位が変わらないままだと
  事業所自体が潤わなくなり、働いている社員の給料も増えません。

  国は様々な施策や3年に1度の介護報酬の改定をおこなっていますが、
  世間でも知っての通り、高齢化社会の日本では
  介護報酬の底上げを行うのは困難な事は想像できます。
  
  そこが介護職員が給与が上がらない大きな要因だと考えられます。

・「マンパワー故の拡張力の弱さ」

介護

  介護の仕事は当然ですが1対1で 
  人対人が直接会うことで成立する仕事です。
  つまりどおゆう事かというと
  例えば、
  飲食店であれば回転率が良いお店なら
  1時間で1人の料理人1人の提供スタッフで
  数十人の料理を提供する事が出来るでしょう。
  もちろんそれが繁盛店ならの話しです。
   
  しかし介護は誰がどんなに仕事を頑張っても
  1対1、人と人が対応しているという限界がある故に
  利益の限界があります
  どの起業でも売り上げというのは
  単価+客人数+リピート率で成立しています。
  
  1人の介護職員で複数の介護は困難であり
  単価を上げるのは上記で挙げた制度上の関係で国が管理しています。
  
  1人の社員に対しての売り上げを拡張させる事が困難なのは明白です。 

  

・【まとめ】
 他にも挙げたらまだありますが、以上の要因が介護職員の
 低所得を招いている主な原因だと考えられます。
 
 今後、介護ロボットの導入、介護保険制度に一石を投じるような制度が
 改定されない限りは小さな事業所の経営も困難となり、
 より多くの要介護者の方が受け皿を失っていく事も予想されます。

 個人で介護の独立を目指す為には、
 従来のような経営スタイルだけで無く、
 介護以外のビジネスを見据えた経営が必要となってくると思っています。

 合同会社アステラーザのホームページはこちら

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