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日曜・新ことわざ辞典 (6)

アイロンは 本性を映す
あいろんは ほんしょうをうつす

【意味】
① 身につけている服・ハンカチ等の持ち物のシワは当人の性格が出やすい。
② アイロンをかける(あてる)技術は誤魔化しが効きにくいという意。

【説明】
① 男女問わずオシャレな人というのは、第一に清潔感のある人の事を指す。
② 男女で家事の分担を行うのが当たり前の世の中であるため、男女ともに家事のスキルは重要といえる。その際、料理のスキルが重要視されがちであるが、料理はカレーや味噌などのアレンジによって何とかしやすい。
一方、アイロンは何ともならない事が多い。ネットで動画を観たくらいでは、温度・順番・動かし方の習得が困難である。最初のうちは『あて布』の存在が混乱を引き起こすケースも多い。
つまり、アイロンは難しい。

【応用】
「家事が得意です!」とグイグイ来る方を遠ざけたい場合には「じゃあ、シャツにアイロンかけてみて」とお願いしてみよう。すると、主に男性の場合はアイロンがけに対するコスパの話が急に始まる。女性の場合には「ヘヤアイロンは得意!」と返されるケースが多い。このようにアイロンを通した会話の中で、相手の本性がチラチラ見えるあたりにアイロンの凄さを感じよう。

【補足】
「アイロンをかける」は標準的な表現。
「アイロンをあてる」は方言的に使われる表現らしい。



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