見出し画像

#4_2022/01/23_悩める乙女

この記事は通話アプリ「斉藤さん」の話です。
斉藤さんについての記事はこちら

相手:20代/女性
・彼氏がいる
・優しい
・めっちゃ眠そう(夜遅いので当然)

この子の前に1人にぶっちされました。
24歳、職業の質問後、こちらの仕事を話して若干の間が空いたところで終了

職業の話をした時に、
質問の段階で既に反応が薄かった。

よく考えれば、人と話したいタイミングって、
寂しい、辛い、つまらないなど、負の感情を共有したいと思う時。

そう考えると、初手が職業の質問というのは一見すると最善手だが、実は悪手

確かに負の感情を共有したいとは思うだろうが、
まずは信頼獲得の方が先。

どこの馬の骨ともわからない男性に、
弱点を教える女性は、ほとんどいないはず。

好きなことを職業にして生きていけない人が大多数である中、

もしかしたら今すぐ辞めたいかもしれない会社での話をそこら辺の骨に話すのは負担でしかない。

だからと言って自己紹介を長々とやるのは離脱(ぶっち)につながってしまう。

そこで、今後は導入(情報を得る段階)では自分が面白くなるのではなくて、面白いなにかを思い出してもらう手伝いをすることに徹する。

自分が面白いことは相手も面白いとは限らない

なので、新しく面白いことを生み出すよりも、

相手がすでに面白いと思ったことを思い出してもらう方が確実。

仮に新規開拓ができたら芸人という職業をもうける必要がなくなってしまう。非常に難しくて当然だと思った。

その人の初めての笑いを取らなくても、

すでにその人の中にある程度の地位を確立している面白いことを、

茶葉の出がらしが如く呼び出す方がウケが良い。(=ポジショニング戦略)

次回から、今日したこと、楽しかったことを先に出すことを心がけてみる。

さて、今回は彼氏持ちの人と通話しました。
冷えてしまってお腹痛くなったことを伝えても待ってくれていた優しい人だったのに、中盤からやらかして、めちゃくちゃ反省しています。

自分:おいくつですか?
相手:聞かないで

最初は年齢を聞きましたが、聞かないでと言われました。

定石だからと、深く考えず、迷いもなく聞いてしまいましたが、

よく考えたら女性に年齢聞くの失礼ですよね。
何かしらの基準(段階)を設けてからにします。

多分、親密度の関係だと思ってます。

ちょっとナンパ師みたいになってしまって申し訳ないのですが、

斉藤さんは1:1で話すので、年齢は無視して特別扱いをするのが良さそう。

他の人に聞かれたら恥ずかしいような誉め言葉であっても、

ほかのユーザーには聞かれていないのだから、ハードルは下がる。

もし年齢を聞くなら、
序列関係ができてしまうことに注意したい。

また、ある程度ミステリアスな部分をもっていた方が気になる!を生み出せるだろうとは思いました。

結論、しばらくは特別扱いに徹します!

自分:えー…じゃあどんなこと話すの?
相手:うーん、なんだろう

またしても大悪手です。話題が思いつかずにぶっちを避ける為にやってしまいましたが、ぶっちされても文句は言えないですね。

自分:じゃあ、彼氏さんがいるとして…
相手:あ、彼氏いるよ!

彼氏さんがいることが発覚。

自分:あ、いるのね!彼氏さんにどうしてもらったら安心して寝れる?
相手:うーん、あんまり一緒に寝ないからなー。先寝てたらムカつく。

私としては、彼氏さんがいようがいまいが、理想のシチュエーションを想像してもらって安心して寝てもらえるように努めようと方針転換したのですが、後から見返すと非常にヤバいやつでした。

質問するのであれば、
旦那さんとは一緒に寝たい派?などにとどめておけばよかったかなと。

これなら、掘り下げて質問につなげることができるだろうと考えています。

大事なのはピッチングではなく、キャッチボール。

ここから歯車が狂い始めました。
彼氏さんの話を聞いていたところ、
どうやら不仲?みたいな感じ。

私が別れた時の状況と非常によく似ていたので、
絶対にやってはいけない「アドバイス」をしてしまいました。

1時間ほどは通話していたと思いますが、
中盤から終盤にかけてはずっとヒアリングとアドバイス。

何とかしたいと、できる限りのアドバイスを全力でやってしまいました。

明らかにアホです。私が何とかしたかったのはお相手の女性ではなくて、

その女性に自己投影することによって見ていた
過去の自分に他ならない。

お相手の女性は、新しい視点をもたらすアドバイスに喜んでいました。

しかし最終的に途切れてしまい、
履歴を確認すると「退会したユーザー」と表示されていました。

結果がすべてです。喜んでいるのが本当だとしてもそれは本質ではなかった。

その女性が今一番欲しいと思っていたのは、
解決策ではなくて、共感してもらうことでした。

確かに解決策を欲してはいたでしょうが、
今すぐにほしいのは共感。

でも、マイナスがなければ未来で欲しかったものが手に入るのは嬉しいはず。

当然、マイナスになる何かがあったわけです。

推測ですが、新しい解決策はお相手の女性に今までなかったもの。

それ故に、今までの自分がやってきたことでは達成できないかもしれませんよ!と言われている気持ちになったのでしょう。

共感とは真逆の負担を与えたことになります。

ブロックなのか、本当に退会してしまったのか。
もはやそんなことはどうでも良くて、私は本当に最低でした。

今、目の前にいたら全力で謝罪するくらい申し訳なく思ってます。

同時に、コミュ力は本当に大切だと思いました。

私の実力のなさで、お相手の女性に苦痛を与えたのは明らかです。

どうすれば、話だけで自分ではなく女性を救うことができるのか。

これを念頭に置いて、真剣にコミュ力を磨いていこうと決意しました。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?