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いい加減、梅雨時期における最適な洗濯のやり方の話しようぜ

梅雨が来る

先日の雨の日、我が家の湿度計が60%を超えていた。
ついこの間までは計測不能(湿度30%以下)を示していたというのに驚きである。
思えば日本から春夏秋冬の四季が失われ夏冬の二季だけになってから久しい。
昨年の東京五輪でもテニス世界トッププレイヤーのジョコビッチ選手が暑すぎるから競技時間をずらせとブチ切れていたことも記憶に新しいが、もはやそれほどまでに日本の夏は暑いということだろう。

余りの暑さにブチ切れるジョコビッチ選手の様子

さて、そんなジメジメした日本の夏で我々を悩ませるものと言えば洗濯で発生する洗濯臭である。濡れ戻り臭・生乾き臭・部屋干し臭などと呼ばれるあのいや~な雑巾みたいな臭いに苦しめられている人は多いだろう。
私自身も数年前まで全ての衣類から雑巾のにおいがするという劣悪極まりない状況にあったが、これから紹介する対策を実践してからは全てが解決した。

洗濯臭の地獄の最中にいた時の私の心は毎日これだった

本記事では私が実践している最適な洗濯の方法を順序立てて紹介したい。
ところで私の洗濯知識の大半は一度見たきりのNHKの「ガッテン!」の洗濯回の記憶に由来しているので、信ぴょう性はゲーム・オブ・スローンズのメリサンドルの予言並みということは先に申し上げておきたい。

予言に従ってシリーンを火あぶりにしたのに事態が何も
好転しないどころか最悪に転ずる回は衝撃だった


1.選択槽の掃除

まず最も最初にやらなければならないことは洗濯槽の掃除である。そもそも洗濯槽が汚れていては後述の対策はすべて効果が薄くなるので要注意だ。
正直言って全くやったことが無いという人もいるかもしれないが、何も難しいことはなく単に市販の洗濯槽クリーナーを使うだけである。

私が使用しているマツキヨの塩素系クリーナー

基本的に洗濯槽に高水位まで水を溜めてこれをぶち込むだけなので簡単だ。
洗濯機によっては「塩素系」の使用を推奨している場合があるので洗濯機の説明書を一度チェックしたほうが良いだろう。また今どきの洗濯機には「槽洗浄モード」なるものがあり、通常の水位よりも更に高いレベルまで水を溜められるのでこれを活用しよう。
この洗濯槽クリーニングであるが実施頻度のメーカー推奨は月に1回となっている。露骨に効果は実感しにくいものではあるが、奇麗に洗濯をしたい者はやっておくに越したことは無い。

2.酸素系漂白剤+お湯につけ置き

そもそも「濡れ戻り臭」の原因が何なのかという話をしておこう。
あれは「モラクセラ菌」という菌(正確にはその糞的なもの)が濡れた時に発する臭いだ。要するにモラクセラ菌を殺せばあの臭いは発生しない。
問題なのがモラクセラ菌は普段の洗濯や天日干しでは殺すことができず、繁殖しっぱなしということである。
勿論有効な手立てはある。一般的な除菌方法は
①熱で除菌
②酸素系漂白剤で除菌

の二つとなる。

RPGのように敵の弱点を突く戦いが必要だ

①に関して。モラクセラ菌は60℃以上の熱で除菌できるため、コインランドリーのタンブル乾燥(70~80℃程度になる)や、自宅で沸かしたお湯に数十分つけ置くだけで除菌可能である。
②について。詳細は省くがモラクセラ菌は酸素系漂白剤で除菌できるので、40℃程度のお湯に酸素系漂白剤をばら撒き、同じく数十分つけ置きするだけで除菌可能だ。ちなみにお湯を40℃程度にするのは酸素系漂白剤の効果が発揮されやすい温度だからである。
なお私は②の方法を浴槽にお湯を溜めて実施している。
※温度が高すぎると生地を傷めるので注意

私が使用している酸素系漂白剤

本項目に関しては毎回やる必要はなく、濡れ戻り臭いの兆候が出始めたものにやるだけで十分だ。私の場合は梅雨に入るとキッチンのタオルが臭い始めるのでつけ置きしているが、1年に1回やるだけで臭いは発生しなくなった。
人によってはバスタオルなど他の気になる洗濯物にもやってよいだろう。但し洗濯物によっては高温で傷んでしまうものもあるので洗濯表示のチェックは忘れずに。

ちなみに私がつけ置きに使用する酸素系漂白剤は液体タイプではなく粉末タイプである。理由は粉末タイプの方が効果が出やすいとガッテンで言ってたからである。

今年の2月でガッテン!(旧:ためしてガッテン)は最終回を迎えた。
長い間ありがとうございました。


3.臭い専用洗剤+酸素系漂白剤+柔軟剤を使って洗濯

さて、いよいよ洗濯の話をする時が来た。しかしながらここでは何も特別なことをする必要はない。
・臭い専用洗剤
・酸素系漂白剤
・柔軟剤
を使うくらいである。

NANOXのプッシュ式ニオイ洗剤は計量要らずなので楽々だ
普段の洗濯では計量のしやすさを理由に液体タイプを使っている
フレアフレグランスはフラワーハーモニーの香りがお気に入り

ニオイ専用洗剤も最近は様々な種類がある。様々な臭いへの効果を謳っているので打てる手は全て打っておきたい。
酸素系漂白剤は先に述べた通りモラクセラ菌に効果があるので、普段の洗濯でも抗菌効果が期待できる。
柔軟剤に関しては「抗菌・防臭効果」を謳っているものが多い。臭い対策に特化した柔軟剤もあるので、それらを検討してもよいだろう。

なお肝心の洗濯用洗剤であるが私は部屋干しトップを使っている。
理由は基本的に部屋干ししかしないからである。これほど部屋干し向けの洗剤があろうか。

学生時代から長年愛用している。

おまけ程度の話になるが、洗濯機で洗濯をする時は
1.水を溜める
2.洗剤等を投入する
3.棒などでかき混ぜる
4.洗濯物を入れる
という順番がおすすめだ。こうすると洗剤等が槽内に均等に行き渡るので偏りが無くなる。特に部屋干しトップのような粉末洗剤ユーザーには推奨したい。
また、洗濯前の洗濯物を一時置きする場所は通気性の良い洗濯カゴの中にしよう。洗濯槽の中に入れておくと菌が増殖しやすいのでお勧めしない。

4.洗濯物は5時間以内に乾かす

実はこれが最も重要だと私は考えている。
モラクセラ菌は洗濯が終わって5時間経った頃から爆発的に増殖する。
5時間以内に乾かさなければ今までの苦労も水の泡である。
逆に言えば5時間以内に乾かせれば洗濯臭の抑制に大きな効果がある。

夏であれば天日干し、部屋干しなら扇風機(サーキュレーター)+除湿器(エアコン)使用、冬なら暖房も併用するなど工夫すれば5時間以内に乾かすのはそれほど難しくはないだろう。
気を付けたいのは洗濯が終わったものを放置してしまうことだ。実は本記事を書いている最中にまさに洗濯が終わったことを忘れ洗濯槽に1時間放置していたが、これだけは最も避けたい。
なお昔は夜に洗濯機を回して朝に干すということをやっていたが今からすれば信じられない程の愚行である。

最後に

洗濯臭を防ぐための様々な方法を紹介してきたが、これら全てを実践できればまず臭いに困ることはない。長年洗濯臭に苦しめられてきた者ほど思わずミリー・ボビー・ブラウンのような笑みを浮かべることになるだろう。

ミリボビの最高の笑顔が見られる映画は『ゴジラ キング・オブ・モンスターズ』だけ

一応、より正確な情報を求める人のためにガッテンの洗濯回のURLを貼っておく。
https://www9.nhk.or.jp/gatten/articles/20170614/index.html
じゃあ今までのこの記事は何だったのか?それは勿論、私がふざけたかっただけである。

以上


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