フラッシュバック

他のスポーツ選手は分かりませんが、キックボクサーや
ボクサーには、そのことがつきものと思います。

重要なことから非常に些細なことまで瞬時に出来事が
蘇り、遡ったそこから戻って来るということをやってのけ

ことが出来るのです。

人間、似たような匂いや色でその様なことになるそうですが、
でも、景色まで綺麗に目の前に広がるのです。
ええ、試合中でも。

試合中での話などはまた別の機会に記せたらと思いますが、
試合後の話です。

日曜日、試合後に新宿FACE前で応援に来てくれた方方と
雑談していました。
その日1日、試合だけに集中しているので、急に現実に返った
かのような錯覚は毎度のことです。

「打たれちゃったから。」

残念な人はよく云います。

「パンチドランカー。」
致命的な文言すら出して勝ち誇り、嘲笑いながら失笑を交えて
吐き捨てる残念な物書きやファン、沢山人生を掠ってきました。
不必要な人生の登場人物です。


知らないことは恥じゃない。
知ろうとしないことが恥ずかしい。

その瞬間だけのためだけに1ヶ月、全てを注いで、そして
その現実への帰還を体感してみてからいってくれ。
そう思います。

選手同士でその話をしたことがありますが、同意を得たことが
ないので僕だけのこととは思いませんが、もしかしたら
そういう感覚は稀なのかもしれません。

例を上げると長くなるので、それもまたいつか、機会があれば
綴ります。


戻ります。


新宿FACEの前で、みんなと分かれる前に、簡単な荷物の
確認をします。
といっても簡単なものです。
走って帰るのに荷物は然程いりません。

ランニング用のポーチとタオル、iPhoneと小銭入れ。
あと、ない。


ここで取り乱します。


「ない。」



ないのです。
自宅の鍵が。




慌てて荷物を全て確認し、それでも見当たらないので
エレベーターに乗って控室に戻ります。
会場内は、もう撤去の作業中です。

「あ、」


頭の中で吐いたか、実際に口から出たかは分かりません。
記憶が血管の中を、神経を逆再生して駆け巡り、視界は後片付けする
最中の会場なはずなのに試合前の会場に遡ります。

「分かりました。」

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790字
特にお得なことはないかもですが、でも、僕が 思うこと、感じたことなどを日日綴ります。

100戦してこれまでの減量や試合にまつわる客席からは 感じることのできないことなどを 綴れたらなと思います。 なんの参考にはならないけれ…

これがなんのことやらか、ようやく 理解しました。 どうもです。 頑張ってホームラン打とうと 思います。