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2024/9/3~9/6の米国株投資の振り返りと今後の見通し

*基本無料。後半のポジションについての詳細解説はペイウォールあり。
*有料部分は次回週報まで随時更新します。(後半部分の一番下に更新内容を記載。)
*先週の週報も有料部分を随時更新し、有料部分を1500字程度追記し、最終的に3700字程度となりました。

2024/9/3~9/6の振り返り

今週の米国株指数はS&P500 -4.25%、NASDAQ -5.77%とかなり大きな下落となり、まさにレイバー・デー明けの相場の怖さを示した形になりました。

8月上旬の急落時と同様に過度な景気後退懸念が背景にあると感じます。
(実際には景気後退という状況ではないと思います。)

9月3日のISM製造業景況指数が47.2と予想を下振れましたが、45を下回るような極端な数字ではありませんでした。
(以前から非製造業に比べ、製造業の方が調子悪い感じはあります。)

さらに9月4日のJOLTSも予想を下振れましたが、新規雇用を抑制しつつ解雇などを避けるという動きと矛盾せず、こちらも極端に悪い結果とは思えません。

9月5日のISM非製造業景況指数は51.5と予想を上回りましたが、雇用統計を前にした売りに押される展開。

そして9月6日の雇用統計ですが、雇用統計ですが、非農業部門雇用者数は14.20万人増加(予想16.00万人増加)とほんのり予想下回る程度。

失業率は予想と一致の4.2%、平均時給は+0.4%の伸びとかなり強い。

これらをまとめると今回の結果は景気後退懸念を起こすような内容ではなく、株式市場にとってはベストな内容だったと思います。

Fed watcherであるNick Timiraos氏の記事でも、
・8月雇用統計はFRBの9月0.50%利下げを確定させるほど悪い結果ではなかった。
・かと言って利下げを否定するほど強い結果でもなかった。
*まさに理想的な結果だと私には見えます。(笑)

・FRBが取りうる選択肢としては以下の2つになる。
①9月0.50%利下げを行う。
②9月0.25%利下げ+さらに数回の利下げを実施する可能性を示唆する。

と記事の中で述べています。

普通に考えると賃金がまだ上昇している状況では、ほぼ9月利下げ0.25%で決まりです。

そして、現時点で特に景気後退という状況ではないことから、数回にわたって利下げする必然性もないと思います。

そういったことを考慮すると上記の②の9月0.25%利下げ+さらに数回の利下げを実施する可能性を示唆する(でも実際に数回の利下げをするかはわからない)というパターンで、0.25%利下げ+トークの力で市場をコントロールしていくのではないかと考えています。

なぜならこのやり方がその後の政策金利のコントロール権をFRBが持ち続けることにつながるからです。

しかし市場は雇用統計後も下げ続け、かなり混乱した状態でレイバー・デー明けの波乱の1週間の取引を終えました。


来週(9/9~)のテーマ

9/17-18のFOMCを前に主要な経済指標として残るのは9/11(火)のCPI(消費者物価指数)になります。

インフレが順調にコントロールできていることを確認し、9月FOMCでの利下げを確定させるシナリオがメインです。

運用成績

評価額 103,906,752円
前週比 -7,474,052円 (-6.7%)
年初来 +9,199,997円 (+9.7%)

ポートフォリオ
米国株 99.7% (VTI・VOO 80%、個別株 20%)
キャッシュ 0.3%(米ドル)

NISA枠のVTI連動投資信託: 3,298,980円/ 損益: +30,255円(+0.9%)

フルインベストメントの状態での米国株安・円高のダブルパンチでかなりポートフォリオ下がりました。

ただし、後半で述べるように特に株式市場に対して悲観的にはなっていないので、今週さらに米国株を買い増してフルインベストメント継続です。

さらに指数ETFの信用買いも追加しています。

今後の方針

IBDの市場見通しはMarket in Confirmed Uptrendから9/4にUptrend Under Pressureに変わりました。

基本的には来週も米国株指数を中心に買いを進めていきます。

現在の投資方針は以下の通り。
・株のポジションはほぼ100%(+信用買い)
・投資対象は指数ETFと条件を満たした個別株
・現在を買い場ととらえており、様子見ながら指数ETFの信用買い。

来週の米国株市場がどのような動きになるのかなんとも言えないところはありますが、資金管理をしっかりしてガードを固めつつポジションを取っていきます。

ここまで読んで頂き、ありがとうございました!

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*実際の投資判断については自己責任でお願いします。

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