2024/7/1~7/5の米国株投資の振り返り
*基本無料。後半の個別銘柄・信用取引ポジションはペイウォールあり。
(ちなみにポジションは今週はあまり動かしていません。)
2024/7/1~7/5の振り返り
今週のS&P500は+1.4%、NASDAQ+2.6%と独立記念日での休場をはさみ出来高が少ない中、しっかりと上昇しました。
両指数ともに史上最高値を更新していますが、特にNASDAQは50日移動平均線を8.3%上回っており、過熱感が出てきています。
6月下旬に指数に停滞が見られた時期と同じ程度に過熱感が出てきており、注意が必要と考えられます。
大幅な調整がすぐに高い確率で起こるというわけではありませんがリスクは増しているという認識です。
特に気になったのが、軟調な結果となった雇用統計を受けて、週後半に向けて利下げ期待が市場でかなり強まっている点です。
10年債利回りは4.2%台に低下し、市場は9月FOMCでの利下げをさらに高い確率(80%前後)で見込むようになっています。
今月末のFOMC(7月30-31日)に9月利下げに向けたメッセージが出るのではないかと期待されているようであれば、やや行き過ぎではないかと思います。
7/4(木)が独立記念日で商いが薄い中で、過剰な利下げ期待のもとに株価が上昇しているような雰囲気を感じています。
来週のテーマ
来週からは第2四半期決算の発表が始まります。
JPM、WFC、C(Citigroup)の決算発表が7/12に行われます。
またパウエル議長は7/9(火),10(水)に議会証言を行います。
今週は軟調な雇用統計が金利に影響を及ぼしましたが、来週は6月CPI:7/11(木)、PPI:7/12(金)が発表されます。
これらのイベントがやや行き過ぎた感がある市場に利下げ期待にどう影響を与えるのかに注目したいですね。
運用成績
評価額 117,918,815円
前週比 +837,392円 (+0.7%)
年初来 +23,212,060円 (+24.5%)
ポートフォリオ
米国株 46.8% (VTI 93.4%,個別株 6.6%)
キャッシュ 53.2%(米ドル)
NISA枠のVTI連動投資信託: 2,321,045円/ 損益: +306,743円(+15.2%)
(5月~月額40万円積み立て)
前の週にキャッシュ比率を上げており、現在はおおざっぱに指数ETF半分、米ドルMMF半分のポートフォリオです。
派手な動きはなく、指数ETFからの配当金の受け取りもあり、+0.7%と緩やかに上昇しました。
今後の方針
サマーラリーが再度加速したような状態ですが、出来高が少ない中でやや行き過ぎた利下げ期待を背景に上昇していると感じています。
そのため引き続き指数ETFはホールド、キャッシュ比率多めで様子見の方針は変わらず。
これを見ると、市場は9月利下げ開始をかなり織り込んでいますし、年内2回の利下げもかなり強く織り込んでいます。
ただしインフレ率2%を目標にするのであれば、FRBがそう簡単に9月利下げに踏み切るのかという点には疑問を感じます。
さらに政治的な中立性を強く意識するFRBが大統領選直前の9月FOMCで利下げするというのは、それなりにハードルが高いと思います。
市場期待とFRBの考えの溝が再び広がっているように感じます。
これが今後修正されていく過程で株式市場の調整が起こり、9-10月にかけて本格的な調整となっていくのではないかと考えています。
例えば7月末FOMCで市場期待とFRBの考えが意識されてもおかしくないと思います。
投資方針は引き続き以下としています。
・キャッシュポジションを高めた状態で様子見。
・ベースとなる指数ETFはホールド。
・キャッシュはMMFで運用しつつ、9-10月の調整局面で投入予定。
最近は積み立ての日本円をFXで運用しています。(ひとまず10月までの予定)
米国株の買いタイミングなどについてはオニール流の投資手法を参考にしています。
これらの本で学ぶことができます。
ここまで読んで頂き、ありがとうございました!
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