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2024/5/13~5/17の米国株投資の振り返り

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2024/5/13~5/17の振り返り

今週のS&P500の騰落率は+1.54%、NASDAQの騰落率は+2.11%と両指数とも4週連続で上昇しました。
4月の消費者物価指数(CPI)の鈍化や経済指標の弱含みによる利下げ期待が市場を支え、特にハイテク株が市場をけん引しました。

・5月13日(月):S&P500 -0.02%, NASDAQ +0.29%とCPI、PPIの発表を控え静観ムード。ニューヨーク連銀が発表した4月の消費者調査では消費者心理の悪化が示唆された。

・5月14日(火):S&P500 +0.48%, NASDAQ +0.75%と両指数ともに上昇。4月卸売物価指数(PPI)が前月比で市場予想を上回る(前年比では予想と一致)も、パウエル議長の発言が市場に安心感をもたらした。アルファベット(GOOG)は生成AI「 Gemini 」の軽量版を公表し0.7%上昇。

・5月15日(水):S&P500 +1.17%, NASDAQ +1.40%と大幅上昇し、史上最高値を更新。NASDAQにはフォロースルー・デーのサインが点灯。4月消費者物価指数(CPI)が市場予想通りのインフレ減速を示し、市場の利下げ期待が高まった。一方、小売売上高が予想外に横ばいとなり、消費の勢いの鈍化が示唆された。

・5月16日(木):S&P500 -0.21%, NASDAQ -0.26%と反落。後半に利益確定売りに押される展開。

・5月17日(金):S&P500 +0.12%, NASDAQ -0.07%とまちまし。ダウ工業株30種は終値で史上初の4万ドル台を達成。材料が乏しい中、週末を前に積極的に買い進む動きも出にくい状況。

まとめ

今週は4月消費者物価指数(CPI)がインフレ減速を示したことや経済指標が弱含んだことによる利下げ期待から市場のセンチメントが改善。
特にハイテク株が市場をけん引し、投資家のリスクオン姿勢が強まりました。

NASDAQは5月15日の取引でフォロースルー・デーのサインを示し、本格的にサマーラリー入りしたと考えます。

来週は #NVDA の決算発表(5/22引け後)という一大イベントを控えています。
この決算がさらなる米国株市場上昇のきっかけになるか注目したいです。

運用成績

評価額 109,108,452円
前週比 + 4,194,925円(+ 4.0%)
年初来 + 14,401,697円(+15.2%)

ポートフォリオ
米国株 100% (うちVTI 44%,個別株56%)
*個別銘柄の入れ替えを実施
*これとは別にVOOの信用買いポジションを維持

NISA枠のVTI連動投資信託: 1,753,312円/ 損益: +153,312円(+9.6%)
(5月~月額40万円積み立て)

先週に続き、私のポートフォリオもしっかり上昇しました。
個別銘柄の上昇が勢いを増し、再び指数をアウトパフォームする状態になってきました。

VOO信用買いポジションも含めてサマーラリーでどこまで伸ばせるか。
しっかり相場に取り組んでいきたいと思います。

今後の方針

今週はNSADAQでフォロースルー・デーが確認されました。

IBD(investigator business daily)の市場の状態の評価も、”Market in confirmed uptrend"となり、資金投入の推奨も80-100%となっています。
(これまでは"Uptrend under Pressure"でした。)

ここから本格的なサマーラリーとなると考えています。
来週のNVDAの決算発表が株式市場の一段高のきっかけになるかに注目したいです。


また市場は年内1-2回の利下げをかなり織り込んでいます。

CME FedWatch(5月17日時点)

6月会合では現在の金利水準が維持される見込みが高いですが、Cumulative Meeting Probabilitiesを見ると、

2024年7月31日
31.64%の確率で500-525bps(1回利下げ)
68.36%の確率で利下げなし

2024年9月18日
81.64%の確率で500-525bps(1回利下げ)
18.36%の確率で利下げなし

2024年11月7日
69.42%の確率で500-525bps(1回利下げ)
30.58%の確率で475-500bps(2回利下げ)


2024年12月18日
70.57%の確率で475-500bps(2回利下げ)
29.43%の確率で500-525bps(1回利下げ)

このように年内2回の利下げを市場はかなり織り込んできています。
これが株価へのサポートになっていることは間違いないでしょう。

振り返ると年初には市場は年内数回の利下げを期待していました。
その後、年内利下げ3回程度、4月には1回(場合によっては利下げなし?)というところまで市場の利下げ期待は大幅に後退していました。

このような経過を見ると、年初に見られた市場の過度な利下げ期待が変動しながらも修正されてきたことが分かります。

しかし、実際に期待通り利下げが実施されるかはまだ分からないと考えています。
インフレの経過の不透明さもそのように考える理由の一つではありますが、大統領選が実施される2024年においてはFRBが政治的中立性を保つ必要があることも忘れてはいけない要因となります。

このあたりがサマーラリー後に9月から10月にかけて市場が調整する原因になる可能性があるのではないかと考えています。
(これは夏あたりに真剣に考えればよいと思いますが。笑)

基本的な市場への見通しは大きく変わりなし。

投資方針は以下としています。
米国株へのフルインベストメント
・個別株60%前後(決算結果による銘柄入れ替えを適宜実施)

米国株市場指数の信用買い(ポジション維持)


フォロースルー・デーが出ました。オニール流の投資手法を学ぶのにこの本もおすすめです。
オニール流はファンダメンタルズ分析とテクニカル分析のバランスが素晴らしいと思います。

ここまで読んで頂き、ありがとうございました!

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