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月間ユーザー10kの個人スマホアプリ開発事情【iOS/広告収益】

はじめに

本業もWeb系のエンジニアなのですが、趣味ではiOSアプリを主に開発しています。
ありがたいことに月間のユーザー数もそれなりになってきているので、ふりかえりのために記事を書いてみます。

アプリについて

今回は「Simple収支表」というアプリを取り上げます。
バージョン1.0をリリースしたのが2021年3月14日でした。

リリース初月は75ユニットでした

アプリの機能はとてもシンプルで、カレンダー上で日付を選択して収支を記録することができます。

収支の入力


カテゴリの設定と収支の確認

また、収支タブでは、全期間・年間・月間でそれぞれ収支を確認することができます。
設定タブはよくある感じだと思います。

収支とその他

収益について

とてもありがたいことに、AdMobのみでおおよそ毎月8,000円弱の収益があります。
広告に関しては以下のような変更を加えています。

  1. ボトムバナーを収支と設定タブに設置

  2. ボトムバナーをインラインアダプティブバナーに変更し、設置箇所を増やした

  3. カレンダーの当月ページに関してだけインラインアダプティブバナーを設置。日付を選択すると非表示にして、アプリ再起動まではこのまま。

広告を設置するとユーザーがクレームをつけるんじゃないかと思ってましたが、今のところ怒られてないです。


AdMob上での収益の推移

概ねユーザー数の推移と相関がありそうです。
また、2022年8月30日にボトムバナーからインラインバナーに切り替えて一段階収益が上がったのも確認できました。

firebase上での過去一年分のユーザー数の推移

開発の経緯

動機としては2点ありました。

1. 自分が使いたいアプリを作る

スクショのカテゴリにパチスロという項目があるのでお察しだと思うのですが、元々大学生の頃に友人に連れて行かれたのがきっかけで、どハマりしていた時期がありました。(最近は家庭環境が激変したのでそもそもそんな時間取れないのですが…)

普段の家計簿アプリとしてはマネーフォワードを使用しているのですが、こちらにいちいち収支を入れるとめちゃくちゃ見づらくなるので個別で管理したいというニーズがありました。

また、正直似たようなアプリはあるのですが、おそらくあまり更新されてないのかUIが古いものが多く、だったら自分で作ろうと思ったのがきっかけです。

2. 技術研鑽と本業へのフィードバック

カレンダーUIはCollectionViewにCompositionalLayoutとDiffableDataSourceを組み合わせて実現しています。

本業のアプリだと、過去のiOSのバージョンの関係で導入を少し待った記憶があるのですが、個人アプリなので初期リリース時には最新1バージョンのみのサポートで開始するという意思決定も用意でした。(現在は最新 + 2つ前までをサポートするという方針にしています)

結果的にですが、上記のCollectionViewに用いた技術の組み合わせは、後々本業のアプリの実装にも用いるようになり、その際はスムーズに実装できた記憶があります。

まとめ

個人で開発している「Simple収支表」というアプリについてふりかえってみました。
実は2個目のアプリなのですが、Apple Developer Programの費用を入れても黒字になっているアプリが2回目の挑戦で達成できたのはとても運が良いと思っています。

次回は技術や具体的な開発状況などについて焦点を当てて記事を書こうと思います。

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