これまでの日向坂、これからの日向坂

今度こそ「約束のあの場所」にいけそうな日向坂。そんな日向坂を2つに分けて話したいと思う。そしてこれからの日向坂についても自分の予想を含めて書いていこうと思います。

そこそこ、長い文章になると思いますが、一生懸命文章削りながら書いていくので、何卒よろしくお願いします。
また、想像を含めて書いていくので賛否両論あって当然です。そういうのが嫌な方は読まないでください。

第1章 小坂菜緒と共に・・・

第1章の主人公は間違いなく小坂。この人を話さずして、この章を語ることは不可能である。小坂がいたからおひさまになった人も大勢いるだろう。

小坂菜緒という存在は真ん中にいるだけでも成り立ってしまうほどのビジュアルを持っている。言い換えれば良くも悪くも観客の目を引いてしまうのである。それくらい小坂のビジュアルは頭一つ抜けているように感じる。
(実際、私は表には絶対言わないが、陰ながら推しです)

「ビジュアルだけだろ」という声がちらちら聞こえてくることがあるが、意外と見落とされがちな点がある。それは、「パフォーマンス力の高さ」である。佐々木美玲のほうがあるとみーぱんクラブに言われる気がするが、実際曲の表現力だけで言えば佐々木美玲のほうが高いことは間違いないと思うが、表現するたびに濃淡があるように感じる。(頼むから、みーぱんクラブの人怒らないでね)

その点、小坂は常に一定である。そんな、高い水準でパフォーマンスを披露することができる。当たり前すぎて見落とされがちな点である。見ている側は特に忘れているのではないだろうか?そんな当たり前でありながらも非常に重要な「毎回一切の不足なく求められているものに対して十二分の結果を出す」が彼女には備わっています。
実際、彼女がセンターを務める「青春の馬」は俊敏かつキレのあるダンスを求められる楽曲でも、彼女はなんなくセンターの役割をこなしています。

これは、彼女の絶え間ない継続して努力をしたことで得られた結果の産物であることは疑う余地がない。

そんな小坂を支えていたのは間違いなく、他のメンバーであり、キュンのフォーメーションは非常に顕著に小坂をセンター経験者が支える構図となっていた。これは小坂にとって心強いことこの上なかっただろうなと思う。
そして、これを可能としているのが「ひらがなけやき」の3年間の経験であることは間違いない。みんなで力を合わせて改名を手に入れたことが起因している。

小坂菜緒は、日向坂のメンバーの中であれば一番正統派アイドルだと思う。個性の塊同士がぶつかり合うような、漫画の主人公チームのような、とんでもない人たちの中で唯一普通でそれが逆に魅力のあるキャラクター。そんな感じだと思う。disってはないです。

さて、そんな小坂を中心として進んできた1年間は本当に順風満帆といって過言ではないだろう。柿崎芽実の卒業や、井口眞緒の卒業などいろいろあったが、おおむね順風満帆であることは間違いない。

大きなプレゼントを運営さんから頂きました。それは「ひなくり2020」@東京ドーム決定のお知らせだった。筆者の感覚的には、嬉しいことは間違いないし、当時いろんな意味をもって涙が出たが、落ち着いて考えてみると、あまりにも早すぎるように感じた。そのため不安な気持ちが強かった。
しかし、こんな不安は想像とは違う方向で変化していくのであった。

それは「コロナウイルス」の爆発的流行である。

第2章 コロナと戦いながらバトンをつないだ二年間

コロナウイルスのせいで、ありとあらゆるコンテンツがなくなった。全国ツアーは当然中止に追い込まれ、握手会もなくなった。そして、ミーグリ、オンラインライブというものへと形を変えたが、やっぱり現地にいるときの楽しさに勝るものではない。

そのため、日向坂は予定していた東京ドームを中止せざるを得なくなった。
世界中が想定できていない出来事で混乱を極めた1年だった。筆者は家で大学の講義を受けて課題を提出することで出席扱いになるという生活を過ごした。(おかげさまで課題が約3倍になって家にいるにもかかわらず多忙を極めて迷惑していたが)

そんな混乱を極めている中で日向坂はセンターを変えるという選択肢を取った。小坂菜緒からバトンを受け継いだのは佐々木美玲である。そして、また、アルバムのリード曲のセンターを務めることとなった。
(ひな会いで発表された前日の夜3年目のデビュー見た後だったので筆者は発狂しておりました)

リード曲「アザトカワイイ」は佐々木美玲がセンターでないと成り立たなかった。それくらい世界観を一新している。そして見事としか言えないレベルまでに世界観を表現している。

続いて佐々木美玲からバトンを受け取ったのは「加藤史帆」。
そしてシングルは「君しか勝たん」。

君しか勝たんの最大の良さは脱センター依存だろう。MVを見ると、いい意味で誰がセンターなのかわからない。終盤までセンター誰かわからない人もいると思う。私は正直わかりませんでした。
(この時期就活中ですのでご了承を・・・。)

これを可能にしている点はやはりタイトルのインパクトの強さである。

正直、歌としての魅力は探しているところだ。多分、筆者が拒絶反応が強すぎるだけかもしれない。

この曲の最大の強みは「コールできないけど手拍子で楽しい曲」という点にある。ライブに行っても、「誰よりも高く飛べ」、「キツネ」、「NO WAR in the future」といったいわゆるライブで楽しく、化ける曲では声を出せずもどかしい気持ちになる。「誰よりも高く飛べ」は踊ればいいみたいなところはあるがご時世的にいいのか悪いのか正直怪しい。

その点「君しか勝たん」は手拍子で反応をすることによってライブを盛り上げることができるのだ。これはコロナ渦だからこその強みだと思う。

そして、加藤史帆からバトンを受け継いだのは、金村美玖。いわゆる「次世代センター」である。正直想定外もいいところだった。本作は本当に金村美玖のためのシングルであるといっても過言ではない。この裏にはもしかしたら小坂菜緒の長期休業の確定があったから他のメンバーもセンターとして戦えるように育成しないといけないという運営の判断があったと考えられる。

そんな、「次世代センターの育成」という裏テーマを完璧に応えることができたのである。金村美玖の持っている魅力を最大限詰め込めるだけ詰め込んだのが「ってか」である。

また「ってか」は東京ドームが決まっていながら、中止にせざるを得なかった日向坂の「逆風」に立ち向かうところも表現しているような感覚もある。

本当に久しぶりにいいと思えたシングルだった。後ジャケ写さえ何とかしてくれればとは思うが今後の運営に期待したい。「アディショナルタイム」はMVないのがもったいレベルの作品だ。正直こっちが表題でも何らおかしくないレベルである。おそらく最終的にこの二つで運営は悩んだことだろう。

さてそんなこんなで進んできた第2章だが、「ひなくり2021」にて再び発表があった。そう、それは、ひな誕祭@東京ドームだ。

ひなくりでやらないのかよと思うかもしれないが、東京ドームをこれ以上伸ばすのは良くないという運営の意思が見え隠れする。
個人的にもやれることはやり切っているようにも見えるし、これはいい判断だと思う。停滞は衰退と同じである。

第3章 これからの日向坂

この章は東京ドームが終えた後の日向坂である。正直どこまで変化するのかわからない。もしかしたら、誰かが卒業をするかもしれないし、今休業している小坂菜緒が卒業するかもしれない。

ただ、東京ドームをやる前とやった後では大きな変化が生まれることだろう。この変化が吉と出るか凶と出るか私は楽しみにしている。

そしてこれからもどこまでも大きくなっていくこのグループを遠くから見守っていきたい。

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