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さよならのラブソング - episode 14

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第2章 歓び

かすかな音を感じる。ずっと遠くの方に。車の音。電車の音。人混みのざわつき…。ジーランディアの音とは違う。ジーランディアは波の音や草が風にそよぐ音がしていた。静けさともいえる音。僕は、これから元の時代に戻るのだろうか。いや、今までのはしばしの夢だったはずだ。実際、オーストラリアの隣にはニュージーランドはあっても、ジーランディアなんて島ははないのだから。

重たいまぶたを開いた。天井が視界に入る。よく見慣れた天井、僕の家。やはり、夢を見ていた。念のため周りを見渡してみた。さっきまで僕と握手をしていたダリアンも、そしてサラもいない。だとしたら、僕は今から会社に行かなくてはならないだろう。今何時⁈あわてて手をあたりに伸ばしてスマホを探った。スマホを掴み日時を確認すると、午前9時を迎えようとしていた。
「えっ⁈」
曜日を確認すると土曜日だった。
「なんだ…。」
再びベッドの中に潜ろうとしたとき、ふと机の上の雑誌が目に入ってきた。根本に半年くらい貸していた本。超古代文明のことを特集した雑誌だ。ふと気になってベッドからムクリと起き上がり椅子に座って雑誌を手に取った。

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” …忘れないで。 …誇り高き時代があったことを。 …温かく優しい世界を。 ” ある日を境に見たこともない地図にもない島に来てしまった主人…

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