さよならのラブソング - episode 28
女神様。どおりでオーラがすごいはずだ。それにしても、タメ口きいたり、職業を紹介する要領で「女神」って言ったりするって…。
「たいちゃんね。よろしく。」
エウルナはすっと手を伸ばしてきた。僕は何となく握手ができず頭を下げてしまった。神様に失礼なことはできないので、何をしたらいいかわからず焦ってしまった。エウルナは
「あら、具合でも悪いの?大丈夫?癒して差し上げなければ」
と僕の肩に手を触れた。どうしていいかわからなかったために、何も答えられなかった。
ここから先は
837字
不定期で続きを連載しています。月額ではなく1回購入タイプです。公開した累計文字数に従って告知なく販売価格が上がります。
さよならのラブソング
800円
” …忘れないで。 …誇り高き時代があったことを。 …温かく優しい世界を。 ” ある日を境に見たこともない地図にもない島に来てしまった主人…
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?