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さよならのラブソング - episode 20

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ここの世界にはクリスタルタワーというものがあって、その仕組みが、空腹にならないことと何か関係ということか。

ダリアンがサラに目配せをすると、サラがスプーンをカチャリと置き、両手を肩幅に広げ、何もない空間にシャボン玉のような光の球体をぼんやりと作り出した。その中に先の尖った水晶の柱が映し出された。巨大な天然水晶のようなもので、東京タワーくらいの高さはある。その水晶の柱からじんわりとオーラのような光が広がり、その近くにある建物から順に明かりがともっていく。

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709字
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” …忘れないで。 …誇り高き時代があったことを。 …温かく優しい世界を。 ” ある日を境に見たこともない地図にもない島に来てしまった主人…

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