脱⽑症#7 (治療する場所) ASPJ調査結果
この記事は私たちASPJが2021年に行った独自調査の集計結果をまとめたものです。調査は脱毛症、乏毛症、抜毛症の当事者、それぞれの症状のご家族に対してウェブによるアンケートを実施し、651人の方から回答がありました。
このNoteの記事では、症状ごとにデータをまとめてみなさんに還元していきたいと思います。今回は、調査にご協力くださった脱毛症当事者の方276名の属性をまとめています。調査の概要は下記のページでも紹介していますので、合わせてご覧いただけますと幸いです。
◆当事者調査チームの感想
・治療する際に過去の診療のトラウマ(写真撮影)が思い出されて、それが嫌で積極的になれない。
・高名な先生から「この子は絶対治らないよ」と小学生のときにあっさり言われて、ショックを受けた。
・デリカシーのなさに傷ついた経験から、病院や治療から足が遠のいてしまっています。
🔽コミュニケーションを続けていくという事
円形脱毛症の専門は「皮膚科」ですが、脱毛症の患者さんを多く経験しているお医者様は全国にどこでもいるわけではないことが分かります。
医療も日進月歩、私達自身も、日々変化している存在です。だからこそ患者、医者という一方通行の関係性ではなく、お互いにコミュニケーションを取り続けていく必要があるのではないでしょうか。1人の先生が万人に必ず合う事はありません。お辛い経験をされるとトラウマになってしまいますがそんな時は、他の人はどうしてるんだろう?と情報収集してみるのはいかがでしょうか。
ASPJでは当事者の方、ご家族が情報交換が出来る場所として、匿名で登録できるコミュニティサイトをご提供していますのでぜひご覧になって下さいね。選択肢はいつでも「ひとつ」ではないということも私達はお伝えしていきたいと思います。
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