抜毛症#12(治したい気持ちと治療場所)ASPJ調査結果
この記事は私たちASPJが2021年8月に行った独自調査の集計結果をまとめたものです。調査は脱毛症、乏毛症、抜毛症の当事者、それぞれの症状のご家族に対してウェブによるアンケートを実施し、651人の方から回答がありました。
このNoteの記事では、症状ごとにデータをまとめてみなさんに還元していきたいと思います。今回は、調査にご協力くださった抜毛症当事者の方191名の属性をまとめています。調査の概要は下記のページでも紹介していますので、合わせてご覧いただけますと幸いです。
◆当事者調査チームの感想
・抜毛症を受け入れていると答えた方が7割※リンク
の回答の為「自分と向き合いながら徐々にでも治していきたい」という回答が多いと感じる
・自分と向き合うとはどれだけ向き合えばいいのかと感じる
・自分と向き合う方法として、専門家や他者のサポートや伴走が必要なのではないかと感じる
・「どこへも行ったことがない」回答者が37.7%の受け皿、相談できる場所があると良い。
◆メッセージ
自分で髪を抜いてしまうのです。
この一言を自ら告白することの難しさを知っているので病院に行けない、と回答する方のお気持ちが分かります。 自分自身が一体何に反応しているのか、何に不安を抱えているのかを聞き出し、整理して伴走する第三者が必要だと感じています。
心の専門家はもちろんですが、美容師さんなどにも相談ができること、オンラインツールで自己理解が深まる事、適切な機関や専門家にお繋ぎできるようにしていきたいと考えています。
髪の毛ではない事柄のお悩みが、髪に表面化していることもあります。学生の方向けにはユキサキチャットをご紹介しています。
大人の方はお勤めなどもありクリニックに行く時間がない方もいらっしゃいますのでまずはオンラインカウンセリングを受けてみる事もおすすめしています。
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