「アイデアの生み出し方」―講演バトル誕生秘話と共に
今回は、私の運営する一般社団法人CPWAAが提供している講演バトルを例に、アイデアの生み出し方について書きたいと思います。
講演バトルとは
講演バトルでは二人の講師が講演を行い、集まった観客の採点により勝者が決まるというシステムを導入しています。
私たちの団体には臨床心理士(心理カウンセラー)が多く所属しているので、現在の講演バトルは心理学や福祉分野の講師同士の対戦がメインになっています。
これまでに9回、私たちは講演バトルのイベントを行ってきましたが、ほとんどすべてのイベントが満員になっています。
講演バトルについてさらに知りたい方はHPをご覧ください。
http://www.cpwa-a.com/battle.html
今回はこの講演バトルが誕生した背景を初めてお話するとともに、「充実したい」、「新たな活動がしたい」、「現状が不満だ」と考えている方の参考になるお話をしていきます。
アイデアは感じるもの
講演バトルが誕生したのは、今から1年ほど前でした。
何かを作り上げる時はいつもそうですが、最初は私の頭の中にぼんやりとしたアイデアが浮かんできました。
アイデアとはひねり出すものではありません。
アイデアは自然に感じるものです。
ひねり出すこともできますが、多くは思考の過程でつまらなくなっています。
だからアイデアを自然に感じる瞬間を待つのです。
それではいつ出てくるのかわからない、使いたい時に使えないと思いますよね。
でも違います。
アイデアとは、日々考えているからこそ、ある時自然に感じられるものです。
だから、矛盾するようですが、日々思考し結論に至らないというアイデアへの努力は実は無意味ではありません。
愛しつつボツにする
そして日々悩み苦しみながら考えていればいるほど、良いアイデアは増えていきます。
大切なのは思考の末に導いたつまらないアイデアを実行に移さないことです。
そのアイデアをボツにしながら待つのです。
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