荒井 陵

臨床心理士&公認心理師です。千葉でNPOと一般社団法人をやっています。 臨床…

荒井 陵

臨床心理士&公認心理師です。千葉でNPOと一般社団法人をやっています。 臨床心理学のことや団体の代表者として感じることなどを書いていきます。

マガジン

  • 臨床心理士&公認心理師として

    精神疾患やパーソナリティー障害を専門にする臨床心理士/公認心理師です。60回以上の講師経験があります。

  • 理事長として

    NPO法人と一般社団法人を運営する理事長です。団体運営において参考になることを書いています。

最近の記事

  • 固定された記事

自己紹介 (2019.12.13更新)

今更ですが、自己紹介を。 荒井 陵(あらい りょう) 臨床心理士/公認心理師/認定心理士/修士(心理学)/柔道初段/乙種第4類危険物取扱者 1982年、千葉県生まれ 2012年、障がい者支援団体「NPO法人あすぴれんと」設立(理事長) 2018年、「福祉でエンタメしよう!」をスローガンにする団体「一般社団法人臨床心理福祉協会CPWAA」設立(理事長) 元千葉県臨床心理士会代議員(第3期) 淑徳大学にて精神保健福祉士を志す学生への学習補助(2014年~2018年) 千葉

    • 駄菓子屋さんと瞑想

      ここに文章を書くのはすごく久しぶりです。 この間に、僕にはとても大きな変化があったので、それについて。 2023年7月。何年も続いた苦しい日々に、ようやく光が差した、そんな出来事がありました。 以前から関わらせていただいた地域の方が、駄菓子屋さんと子どもの居場所をミックスさせたサードプレイスを作ってくれたのです。 僕はボランティアとしてそこに参加させてもらうことができました。 正直、自分の仕事のできなさは知っていましたし、「役に立てないのでは」「邪魔なのでは」「幻滅され

      • 今望むこと

        お久しぶりです。 私が大学院1年生の時にあすぴれんとを立ち上げ、あと半月程で10年が経ちます。 設立当初から「理事長は50歳で辞める」と決めていました。 別にその数字に深い意味があったわけではありません。「自分にトップは向かないから、生涯続けることはできない。じゃあ定年の10年前くらいまでかな」…そんな簡単な考えだったように思います。 しかし、言い続けるうちに「50歳までは辞められない」そういう色が強くなってきました。 元来頑固ですし、カッコつけたがる性質も持ち合わせる

        ¥100
        • "外"があっての"内"なのだと体感した話

          お久しぶりです。荒井です。 ようやく体の内側から、心の底から叶えたいと思える大志が見つかって、そこに向かって歩み始めました。 その一歩はどれほど感慨深いものだろうとワクワクしていたら、直後に強烈な恐怖が襲ってきました。次の日は夕方まで寝て、それでもまだ恐ろしくて。 今回はそんなお話を書きたいと思います。

          ¥100
        • 固定された記事

        自己紹介 (2019.12.13更新)

        マガジン

        • 臨床心理士&公認心理師として
          25本
        • 理事長として
          13本

        記事

          無題

          4年後になるか9年後になるのかはわからないが、臨床心理士資格を更新しないことになりそうだ。 「決めた」というより、自分がそのような考えに至り行動するだろうと「気づいた」。 思えば自分の場合、重要な決定はいつもこのプロセスだった。悩み抜いて決断できたことなどあまり記憶にない。 今回の資格については、更新しない自分に気づいた時、いくらかの喪失感が生じたことに救われた。

          「精神的健康」とは

          お久しぶりです。荒井です。 メンタルヘルスの目指すべきところについて何年もずっと考えてきたのですが、これもやはり「これだ!」と思った瞬間に違うものになる質のもので、なかなか掴みきれません。 それでも、大切なヒントは周囲の人からもらっていて、今回はあえてそれをまとめず箇条書きで書き出してみます。

          ¥100

          「精神的健康」とは

          ¥100

          世界を広げることに強い恐怖を持ってきた。実際新たなチャレンジのほとんどが恐ろしいばかりの経験だった。 しかし本当はチャレンジ自体ではなく、自分の中の「恐怖フィルター」越しに見るものが恐いのだ。 新たな世界を安心感いっぱいに見せてくれる人が側にいる今、一番幸せだ。今が一番幸せ。

          世界を広げることに強い恐怖を持ってきた。実際新たなチャレンジのほとんどが恐ろしいばかりの経験だった。 しかし本当はチャレンジ自体ではなく、自分の中の「恐怖フィルター」越しに見るものが恐いのだ。 新たな世界を安心感いっぱいに見せてくれる人が側にいる今、一番幸せだ。今が一番幸せ。

          地域福祉の課題

          臨床心理士の荒井です。いつもご購読をありがとうございます。 今回は地域福祉の課題を一つ挙げようと思います。支援者の専門性欠如についてです。 アツくなりがちな話題なので、あえてコンパクトにまとめてみます。

          ¥100

          地域福祉の課題

          ¥100

          「悔いのないよう、日々を大切に」という生きづらさ

          臨床心理士の荒井です。いつもご購読をありがとうございます。 今回は「悔いのないように一日一日を大切に生きよう」という、一見ポジティブに聞こえる言葉について考えてみたいと思います。

          ¥100

          「悔いのないよう、日々を大切に」という生きづらさ

          ¥100

          今年もありがとうございました。

          臨床心理士の荒井です。いつもご購読をありがとうございます。 格闘技観戦のため、さいたまスーパーアリーナに向かっています。29日は同じ場所に知人と行ったのですが、その時は知人がずいぶん電車の乗り換えを工夫してくれていたのだなぁ、と気づきました。埼玉が遠いのです。 さて、今回は今年を振り返りつつ、来年の展望も書いてみたいと思います。

          ¥100

          今年もありがとうございました。

          ¥100

          「最後に決めるのはあなたです」と言えるようになった。優しくなった。

          臨床心理士の荒井です。いつもご購読をありがとうございます。 このツイートでも言っていますが、「最後に決めるのはあなたです」と伝えられるようになりました。 冷たい印象を受ける方も多いと思われるこの言葉、実際、以前の私からは最も遠い言葉だったでしょう。

          ¥100

          「最後に決めるのはあなたです」と言えるようになった。優しくなった。

          ¥100

          精神疾患の回復を話しに行って、精神疾患の回復に驚いた話

          11月19日、佐賀県精神保健福祉大会にお招きいただき、講演をしてきました。 この仕事で飛行機に乗ること、この仕事でTVに出ること、そして何より他県の方に「あすぴれんと」の活動を知ってもらうこと。これらは全部、7年前からの私の大志でした。 その全てが達成できました。目指していたし、実現できると思っていたのに、実際にやってみると今でも現実感がありません。 そしてそんな「現実感がない」ほどの喜びよりもずっと嬉しかったこと。あすぴれんとの7年間で最大の「お給料」。 今回共に旅

          ¥100

          精神疾患の回復を話しに行って、精神疾患の回復に驚いた話

          ¥100

          苦手なこと、できないことは、一番欲しかったものへの大チャンス

          臨床心理士の荒井です。いつもご購読をありがとうございます。 昨日今日と、ONE Championship という格闘技イベントのファンフェスに行ってきました。 あらかじめわかっていた通り、自分の苦手な部分、できない部分をはっきり感じ疲れました。それでも、以前とは違い楽しめました。

          ¥100

          苦手なこと、できないことは、一番欲しかったものへの大チャンス

          ¥100

          自分にOKを出すために

          臨床心理士の荒井です。いつもご購読をありがとうございます。 昨日お会いした社会福祉士の実習生が、二人とも臨床心理士も公認心理師も知らなかったことから、「やってやる」感が高まっています。 さて、今日は本当に久しぶりに新幹線に乗っています。ここまでの道のりで考えたことを。 何度も読んでいただいている方はご存知と思いますが、私は自己肯定感低めの心理士です。 今回の出張は泊まりなので、これまた数年ぶりにスーツケースで来てみました。地元の駅までは順調。しかし、ここで強烈な不安が

          ¥100

          自分にOKを出すために

          ¥100

          生きて死ぬから生命として素晴らしいのではないかと、最近よく考える。 カウンセリングの最終的な目標は、自分の生と死を持つことかもしれない。

          生きて死ぬから生命として素晴らしいのではないかと、最近よく考える。 カウンセリングの最終的な目標は、自分の生と死を持つことかもしれない。

          「心理カウンセラーお断り」から8年。対処はなされたのだろうか。

          いつもご購読をありがとうございます。臨床心理士の荒井です。 突然ですが、2011年の東日本大震災後、避難所に「心理カウンセラーお断り」の貼り紙がされたことをご存知でしょうか。 被災者支援に向かったはずのカウンセラーに対し、なぜこのような貼り紙がされたのでしょうか。今回はこのことを考えたいと思います。 この「心理カウンセラーお断り」の貼り紙について、私は自身が臨床心理士でありながら「そうだろうな」と思ってしまいます。そして、残念ながらこの貼り紙を受けてから8年が経過した今

          ¥100

          「心理カウンセラーお断り」から8年。対処はなされたのだろうか。

          ¥100