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我流非効率的学習法 - aso / こうき

どうも、今週末「レザーソムリエ」の試験を控えております、こうきです。

「レザーソムリエ」は、比較的新しい資格で、”革に詳しい人”であることが証明できます(?)

今回は初級の方なので、聞くにそんなに厳しくはなさそうですが、
知らないことも多い分野なので、しっかり勉強する必要はありそうです。

-丸暗記嫌いな勉強法


勉強は嫌いですが、知識が入ってくるのは好きです。
なにぶん人より記憶力が劣る自信があるので、 教養が身につく快感は最高でも、そこに至るまでに時間がかかりすぎてしんどいので勉強自体は好きにはなれません…

そもそも、昔から丸暗記が苦手で、その道から避け続けてきました…
英単語とか、歴史の年号や人名を覚えるのは早々に諦めて、理系の道を選び、
数学でも公式とかあまり覚えれないので、基本的な公式だけ覚えて、あとは導いてました。
そんなだから、時間ばかりかかってしまうのは想像に難くないでしょう。

ただこうして振り返ってみると、自分の学習法の癖を初めて俯瞰した気がしました。
自分が比較的得意な理系分野では、丸暗記は少ないけど、公式の導き方とか、その論理は頭に入ってます。
要するに、丸暗記は「点の記憶」論理や道筋を踏まえた記憶は「線の記憶」としてあって、個人的には「線の記憶」の方が圧倒的に覚えやすいということかなと…
「A=B」だけ見て覚えるのは点の記憶で、
「Aは○○な理由で××になって、××ということはBと同じ」と覚えるのが線ということですかね。
でも、見てわかる通り遠回りな記憶法です。なので、身に着ける作業にはなかなか時間を要します。

自分が学生の時は、無意識的にこのやり方で理系科目の学習をしてましたが、最近になって、このやり方はなんにでも使えるということが分かりました。
もっと早く気づいてたら、文系科目ももっとできたかも…?
(とはいえ、学生時代の勉強に追われる感じからすると、こんな悠長な勉強はしてられないというのも悲しい事実かもしれません。)

-今回も遠回りに


ここまで、前置きが長くなりましたが、今回の試験勉強もこのやり方でやってます。
効率は最高に悪く、全くもってライフハック的なものでもないので、別におすすめするわけではありませんが、ご参考までに今回の勉強の一例を書き残しておきます。

レザーの話になりますが、小さい皮を「スキン」(豚とか)、大きい皮を「ハイド」(牛とか)といいます。スキンは日本語でも皮膚という意味で使われるのでいいでしょう。
問題は「ハイド」ですね。英語で書くと”hide”です。
”hide”は英語で「隠す」の意味がありますが、覆い隠すから大きい皮……
こじ付け感が否めませんね。(これでもなんとか覚えれそうですが、すぐ忘れそう)
そこで、語源にさかのぼってみます。

インドヨーロッパ語族で、”(s)keu~”で始まる単語は、「覆う」の意味があるそうです。

例えば、

sky = 大地を覆う =空

とか。
で、かくいう”skin”もこれに該当しています。

skin = 身体を覆う =皮膚

そして、これは言語の歴史でよくあることなんですが、時間が経つにつれて発音が変化したりします。 特に、子音の”k”,”c”,”h”は同族の子音で混同されることが多いようです。 (たしかに、この3つは発音の仕方が似ています。”c”と”k”は日本人ならほぼ一緒になるし、”k”,"c"の発音から、喉の突っかかりがなくなったら”h”の発音になります。)
そこで、”(s)keu~”を見ると、”s”はカッコ書きなので、なくても良いということで、それで、”k”が”h”になると

“(s)keu” → “keu” → ”heu”

ということです。
つまり”heu~”で始まる語も「覆う」の意味があることがある。ということ。
そして、これに該当する一番有名な単語は、

hide = 覆う = 隠す

ということになるわけです。
これで、”skin”と”hide”がつながりました!(めでたしめでたし)

-まとめ


ここまで、興味なければ読む気も失せる内容だったと思いますが、
個人的にはこれで「スキン」と「ハイド」は一生忘れなくなりました。

無駄に長くなりましたが、これが自分の変態学習法です。
ぜひみなさんも…なんて到底言えませんが、何かの参考になれば幸いでございます。
ちなみに、こんな調子なので「レザーソムリエ」のテキスト後半は一夜漬け丸暗記になりそうです。

write:こうき


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