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【絵本レビュー】 『うんこ!』

作者:サトシン
絵:西村敏雄
出版社:文溪堂
発行日:2009年12月

『うんこ!』のあらすじ:

道端でされた犬のうんこは、通りがかるものたちに「くさいくさい」といわれて悔しがります。 そしてうんこは考え、旅に出ることにしました。仲間を探すのです。 そして、うんこの旅が始まりました…

『うんこ!』を読んだ感想:

思いっきりうんこの本です。思いっきりくさがられる、うんこの話。息子といえば、思った通りの大爆笑。「くっさーい」は、間違いなくヒットしました。本当に、子供ってなんであんなにうんちネタが好きなんでしょうね。

私が子供の時、東京都内であるにもかかわらず、バキュームカーが定期的にやって来てトイレの汲み取りをしていました。古い家が多かったんでしょうね。もっと昔は、畑の脇などに肥溜めというものがあって、時々遊んでいた子供が落ちたりした、という話を聞きました。子供ながらにゾッとしたものです。糞尿の中にどっぷり使ってしまうなんて。。。聞いているだけでその匂いと感触に包み込まれているような気がして、水洗トイレに大感謝したものでした。

さて、今の子たちにどうやって「畑の肥やし」を教えたら良いんでしょうね。

『うんこ!』の作者紹介:

サトシン
1962年、新潟県生まれ。広告制作プロダクション勤務、専業主夫、フリーのコピーライターを経て、絵本作家に。作家活動の傍ら、新しいコミュニケーション遊び「おてて絵本」を発案、普及活動に力を入れている。現在、大垣女子短期大学客員教授を務める。 『うんこ!』(文溪堂)で、第1回リブロ絵本大賞、第20回けんぶち絵本の里びばからす賞、第3回MOE絵本屋さん大賞受賞、第4回子どもの絵本大賞 in 九州、第5回書店員が選ぶ絵本大賞受賞。 絵本の作品は、他に、『ヤカンのおかんとフトンのおとん』(佼成出版社)、『きみのきもち』、『とこやにいったライオン』(共に教育画劇)『おれたちはパンダじゃない』(アリス館)『せきとりしりとり』(文溪堂)など。その他著書として『おてて絵本入門』(小学館)など。


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