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【絵本レビュー】 『せんたくかあちゃん』

作者/絵:さとうわきこ
出版社:福音館書店
発行日:1982年8月

『せんたくかあちゃん』のあらすじ:


洗濯が大好きなかあちゃんが洗濯板で、家中のもの全てを洗ってしまいます。子どもたち、猫や犬、靴や傘の物までも、みんな洗濯して干されています。干された子どものへそを狙って雷さまが落ちてくると、かあちゃんは雷さままで洗濯! ゴシゴシ洗ったので、雷さまの顔からは、目も鼻も口もきれいさっぱり。でも大丈夫!

『せんたくかあちゃん』を読んだ感想:

せんたくかあちゃんほどではないけれど、洗濯は大好きです。洗濯カゴの中が空っぽになると、気分もスッキリします。幸いうちにはベランダがあるので、雨が降ったり風が強い日でなければ外に干すこともできます。でも多くの人は家の中に物干しスタンドを置いて干しているんです。私としては、家の中だとしっかり乾いた気もしないし、家もなんとなく湿っぽくなるので好きではないのですが、中には外に干すと外の空気の匂いがして嫌、という人もいるんですね。人それぞれです。

ベルリンはまだまだ日の出る日も少なく毎日曇り空で寒いけれど、早く太陽の光に洗濯物を当ててあげられるようになりたいものです。それまでは、せんたくかあちゃんの見事な干しっぷりを見て気を晴らすとしましょう。

『せんたくかあちゃん』の作者紹介:

さとうわきこ
1937年、東京生まれ。児童出版美術家連盟会員。1978年、絵本『とりかえっこ』で第一回絵本日本賞を受賞。主な作品には絵本に『おつかい』、『ねぇ、おきて!』『ちょっといれて』、『せんたくかあちゃん』童話集に『くまのくまた』などがある。

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