雪国生活体験に圧倒的支持。「雪プログラム」保護者(約20家族)アンケート結果まとめ
よりかね隊長です! 現在、asobi基地ユニバーシティ「アドベンチャー学部」では、雪をテーマとする冬プログラムの実現に向けて、ああでもない、こうでもないと頭を捻っています。
もちろん、こちら側で「こういうプログラムなら、子どもたちにとって絶対に価値ある体験になる!」というアイデアはあるのですが、それだけでは万全の企画にはなりません。
なによりまず、子どもたち自身が参加したいと思うかどうか。
そして次に、保護者のみなさんが、興味・関心を示してくださるかどうか。子どもたちに選択肢を提示するのは、多くの場合、パパ・ママです。
そこで先日、asobi基地ユニバーシティを応援してくださっているファミリーのみなさん約20家族に協力いただき、アンケートに回答していただきました。
協力いただいたみなさん、どうもありがとうございました。結果、とても興味深い事実がわかり、私としても「なるほど!」という実感が強くありましたので、シェアしたいと思います。
お子さんの学年:小学校高学年〜中学生が7割
asobi基地ユニバーシティを最も成長の場として活用してもらえるのは、小学校高学年〜中学生だと考えていますが、まさにこの世代のお子さんを持つファミリーが約70%という結果でした。
一方で、小学3年生以下のお子さんがいるご家庭も、約30%が回答してくださっており、「子どもが大きくなったら……」という期待なのでしょうか、とてもありがたい限りです。
スキー&スノボ経験の有無は半々
「雪にたっぷり触れさせた経験なし」が40%超と、最も多い層となりました。「雪遊び経験あり」も含め、ウインタースポーツ経験のない子が50%を超えます。
一方で、「スキー・スノーボードの経験あり」は、レベルこそ異なるものの、合計すると40%台後半、ほぼ50%に迫ります。本当に半々なんですね。
なお、“ウインタースポーツ経験あり” が50%に迫るという数値は、世の中一般からすると、かなり高い水準であるように思います。
なにしろ、昨今のウインタースポーツ人口は500〜 600万人程度と見られ、日本の人口1億2,600万人の5%にもおそらく届かないはず。
高齢者人口が増えている日本ですから、子どもだけの数字を見て単純に比較はできないとは言っても、顕著な数字です。それだけアグレッシブに、子どもに様々な経験をさせたい!という親が、asobi基地ユニバーシティに興味を持ってくださっているということなのでしょう。
子どもに雪に触れさせた経験がない/ウインタースポーツの経験がないので、経験させたい層と、ウインタースポーツの経験はあるがもっと機会を求めている層が半々で拮抗しているという事実がわかります。
雪国生活体験は多くの家庭にとって興味大の傾向
続いて、個別のプログラムのアイデア3種類について、興味・関心をお伺いしました。
5段階での評価で、数字が大きいほど興味が強いことを示します。平均点は以下のとおりとなりました。
①オリンピアンに直接スノーボードを教わったり、オリンピックに至るまでの経験を聞いたりできるプログラム【3.4点】
②真冬の雪国で子どもたち主体で生活し、自然の厳しさを体感したり、自由に雪遊びをしたりする「asobi基地アドベンチャー at 石垣島」の雪国版【4.7点】
③asobi基地ユニバーシティの友だちと共同生活をしながら、それぞれのレベルごとに、一緒にスクールを受講したり、ゲレンデに滑りに行ったりするスキー/スノボ合宿【4.1点】
ウインタースポーツ経験の有無に関わらず、全員が5点または4点をつけるという圧倒的な結果だったのが、②の雪国体験生活プログラムです。
一方で、スノーボードプログラムの評価が比較的低いようですが、小5以上に限ると平均3.8点にUPします。
また、3点前後の中途半端な点数が多いわけではなく、1点・2点などはっきり興味がないと示す方と、4点・5点と高い興味を示す方に割れており、これはスノーボードというスポーツを身近に感じているかによってはっきり差が出ているのだろうと推測されます。
スキー/スノボ合宿プログラムについては、やはりウインタースポーツ経験がある子がいる家庭が、強い興味を示している傾向があります。
一方で、経験なしの子がいる家庭は、興味の有無が極端に割れています。デビューの機会を強く求めているご家庭が一定数存在する事実もわかりました。
予算は5万円までの層がマジョリティ
続いては、「費用(参加費、宿泊費、交通費まで含めた総額)はどれくらいまでなら望ましいですか?」という質問です。
雪国生活はともかく、ウインタースポーツはけっこうお金がかかってしまうもの。
これはお尋ねしてはみたものの……正直なところasobi基地ユニバーシティでコントロールできる部分はあまりないの現実です(必要経費に、事業を継続していくための利益を乗せて設定する以外にありません)。
綿密な計算ではない肌感覚ですが、2泊以上すれば、交通費+宿泊費で3万円は越えてしまう可能性が高いでしょう。
ただ、お金を出せる人だけが雪に触れられる、というのは、ちょっと理不尽な部分があるのも事実で、ここは補助金を取るなどの方法が考えられます。このあたり不案内ですので、もしご協力いただける方がいらっしゃれば、大変ありがたいです。
人気の希望日程は「成人の日連休」「春休み(3月下旬)」
最後に、「(価値あるプログラムであるなら)どのような日程なら参加を検討できますか?」という質問です。
「参加を検討できる」と回答いただいた割合を、支持率として表すと、以下のようになりました。
冬休み前半(12/25-29)【67%】
年末年始(12/30-1/3)【28%】
冬休み後半(1/4-7)【56%】
成人の日連休(1/8-10)【78%】
春休み|3月下旬【89%】
春休み|4月上旬【44%】
1月・2月の平日【22%】
1月・2月の土日+α【44%】
はっきりとした傾向が見て取れ、冬休み前後であれば成人の日連休。春休みであれば前半の3月下旬が支持を集めました。
大晦日・お正月や、平日の支持が低いのは予想通りとして、春休み後半の4月上旬の支持が意外に低いなど、アンケートを実施してみなければ見えてこなかった傾向もあり、これはしっかり参考にさせていただこうと思います。
いただいたコメントなど
自由記入欄では、様々なコメントをいただきました。どうもありがとうございます!すべてに目を通しています。
「鹿児島でのプログラムあれば嬉しいです」というご希望をいただきました。
はい。asobi基地アドベンチャーは、“世界自然遺産またはそれに匹敵する自然の中で、「自分で決めてやってみる」にトコトン向き合う” がコンセプトですので、実は屋久島企画はずっと念頭にあります。
屋久島以外にも、九州は全般に大自然の宝庫です。よいエリア・滞在場所があれば、ぜひ教えていただきたいです。
ここはいい場所だよね、というエリアが見つかっても、子どもたちが思う存分に集団生活できる環境を探すのは、意外に難しかったりします。また、費用面も現実的な範囲に抑えなくてはいけません。
ネットで検索だけしていて、好条件を探し当てられるケースは稀で(石垣島企画は、その意味では稀有な例です)、やはり現地の方の協力を得て、一緒に作り上げていく形が理想です。
よいご縁がありましたら、ぜひ紹介いただけたらと思います。
あともう一つ、いただいたコメントで顕著だったのは、「親としては行かせたいが、本人が行くと言うかどうか……」というものです。
特に、asobi基地ユニバーシティのメインターゲットである、10歳前後〜10代前半というのは、とてもむずかしいお年頃になってきます。
私の子どもたちも12歳・10歳ですが、もう親の予定で連れ回すことは一切やめ、選択肢を提示するだけにとどめ、本人たちの意志を全面的に尊重する形にしています。
重要なのは、このお年頃の子どもたちにとって、何が大切で、どんな環境を求めているのかを踏まえて、丁寧にアプローチしてあげることだと思います。
たとえば「スキーしてきなさい」じゃなくて、「雪の中で友だちと自由に過ごしてきていいよ(で、スキーもできるって)」のほうが、響くかもしれないですね。
asobi基地ユニバーシティとしても、1分程度の短い動画を作ったり、子どもたちに語りかける専用動画を作ったりしていきますので、ぜひダメ元でアプローチしていただければと思います(数撃ちゃ当たる、の精神!)。
あとは言うまでもありませんが、チャンスを逃さないことも重要。
私自身、自分の子どもたちを見ていて強烈に実感していますが、いま「やりたい」という気持ちは、来年にはすっかり無くなっているものと思っておくべきで、タイミングは今しかないんです。
逆に、今はやる気がなくても、ある日突然、やる気になるかもしれないわけで、無理強いしないこと(嫌いにならせないこと)も大切ですね。
長くなってしまいましたが、asobi基地ユニバーシティとしては、小学校高学年〜中学生のお年頃の子どもたちにとって、本当に価値があると胸を張って言える場を用意して待っています。
雪プログラムも、まずはトライアルからになるかと思いますが、クオリティに自信を持てる準備が整ったものから、リリースしていきます。今後とも、応援のほどよろしくお願いいたします!
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