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子どもが生まれてから1,000日間毎日写真を撮って感じたこと

平成25年12月、Asahiが我が家にやってきました。

目の前でスヤスヤと眠る小さなAsahiをただただ見つめて過ごしていたある日の午後、ふとアイデアが頭に浮かびました。

「1日1枚の写真を残こしていったらいい成長記録になるんちゃう?」
「離れて暮らすじいちゃん、ばあちゃんにも見てもらえるし、いいんちゃう?」
「新しいカメラを買ういいきっかけにもなるんちゃう?」
そんな軽くてちょっと不純な気持ちで始まった「Daily Asahi〜 一日一枚の写真で綴る奇跡の軌跡 〜」プロジェクト!

その時はまだこのプロジェクトの壮大さと困難さに僕ら夫婦は全く気づいてませんでしたが(笑)

僕の人生を振り返ってみると・・・

小学生の頃、夏休み中の日記を書き続け・・・たことなんてありませんし、1日1ページずつドリルの問題を解いて計画通りに宿題を終わらせ・・・たこともありません。
大人になってからも毎日ストレッチを続け・・・たこともなく、腕立て伏せを毎日30回ずつ・・・やったこともありません。

これまで色んな目標を立ててきたけど、継続ものは何一つ達成したことがありません。ここまでくるともはや自慢レベルです!

この時点でこのプロジェクトの成功確率はかなり低いことが予想されますよね?僕自身もそう思ってましたから。

でも僕には強い味方、いや、救世主と呼べるくらいの人がすぐ横にいたのです。

「かあか」です。

週末は僕が喜んでいくらでも撮影するのですが、平日の撮影はどうしても「かあか」頼みになってしまいます。ということは1週間のうち、5日は「かあか」が撮ることになる。ということは単純計算で1000枚のうち、700枚以上は「かあか」が撮影することになる、いや、してくれたことになる。

Daily Asahi since 2013」を支えていたのは、写真が大好きな「とおと」ではなく、実は「かあか」だったのです。

そんな「かあか」も決して余裕があったわけでもありません。

右も左もわからない初めての育児に追われ、育児の隙間を見つけて炊事や洗濯。それに加えて慣れない写真の撮影まで・・・

せっかく続けてきたものを途切れさせまいと本当によく頑張ってくれました。「かあか」が感じていた日々のプレッシャーは、相当なものだったと思います。

「かあか」本当にありがとう!!!

目標の1,000日を達成できた要因

1 かあかは驚くほどの根性の持ち主であったこと。
2 写真はピントが合ってなくても、ぶれててもOK 。
3 一緒に暮している家族だからこそ撮れる1枚であればそれでいい。
4 AFがめっちゃくちゃ速いカメラを買う!
5 Asahiが大きな病気や怪我もせずに育ってくれたこと。

そんなこんなで楽しみつつ、苦しみつつ達成した1,000日の撮影ですが、今思えば、イベントや記念日だけでなく、何気ない日々の暮らしの中での1シーンを撮り続けてきて本当に良かったなぁと思います。

なぜなら、何気ない普通の1枚の写真がその当時の記憶やちょっとしたエピソードまでを鮮明に蘇えらせてくれるきっかけになるからです。この感覚を例えるなら、高校時代によく聞いていた曲がたまたま耳に入ってきた瞬間に、その当時の思い出がパッと頭に浮かぶあの感じに似ています。

子どもの成長は想像以上に早い

天使のような可愛い時期はあっという間に過ぎ去っていってしまいます。子育ての記憶は恐ろしいほどの速さで容赦なく上書き保存されていくので、瞬間、瞬間を写真に収めておくといくことをオススメします。

特に「赤ちゃん」から「子供」へダイナミックに変化していくこの貴重な時期を、こうして1日1枚の写真で記録できたのは本当にラッキーだったと思います。

撮りためた1,000枚の写真は、どれも思い入れのある大好きな写真ばかりで、今となっては我が家で一番大事な宝物です。

人間の記憶は曖昧なもの

苦しい日もあったけど、続けて本当に良かった!
本当にそう思います。人間の記憶は曖昧なもので、覚えているつもりが結構忘れてしまうんです。 でも、写真と当時のコメントを合わせて見たら、不思議なもので一気にその時の記憶が蘇って来るじゃないですか!!! ずっと続けて本当に良かった!

「1,000日以降はもう撮らないの?楽しみにしてるよ!」

というような嬉しいお声をよくいただきました。
撮り続けたい気持ちもありますが、Asahiもだんだんお兄ちゃんになってきてて、もうすぐ確実に「写されるのイヤイヤ期」がやってくることを考えると、1,000日、3歳手前で気持ち良く完結させるのが良いのかなと思ってます。

何十年か先に「かあか」と一緒に縁側に座り、温かいお茶をすすりながら、初めての子育てで悪戦苦闘した遠い昔を思い出すために、この1,000枚の写真たちが役立っているといいなぁ♪

【まとめ】最後に成功の秘訣を伝授します。

1 いい写真を撮ろうと思わない!
→ だって、プロじゃないんやから。
2 いいコメントを残そうと思わない。
 → だって、コピーライターじゃないんやから。
3 ピンボケOK。気にしない、気にしない。
→ だって、子どもってじっとしてへんねんから。
4 オートフォーカスがめっちゃ早いカメラがおすすめです。
→  だって、今の技術はほんとすごいから!
5 神アプリ「生後何日目カメラ」を愛用すべし!
→  だって、シンプルかつ使いやすくて無料ですから!!

いい写真だなんて思われなくていい。
一緒に暮している家族だからこそ撮れる1枚であればそれでいい。
というスタンスで気楽に撮り続けることが一番大切だと思います。

おまけ

子供の成長を記録していると、時々想像のはるか右斜め上を行ったシーンに直面することがあります。

そんな時は諦めましょう、潔く。

 


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