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CRAFTBEER JAPAN HOP FEST. 2023に参加して

皆さま、こんにちは。ASOBI ビールの野村です。
先日『CRAFTBEER JAPAN HOP FEST. 2023』に参加させていただきました!そこでの出来事や感じたことをnoteにします、少し長いですが情景を浮かべながら読んでいただけますと嬉しいです。


【1】CRAFTBEER JAPAN HOP FEST.2023とは

日本産ホップ推進委員会より画像引用

1.CRAFTBEER JAPAN HOP FEST.

『CRAFTBEER JAPAN HOP FEST.』は日本産ホップ推進委員会が主催する1年に1度の『日本産ホップを使ったクラフトビールを楽しむお祭り』です。
昨年までフレッシュホップフェストという名前でしたが、今年からジャパンホップフェスと名称が変わったようです。

場所は、東京代官山のSPRING VALLEY BREWERY TOKYOさんにて毎年開催され、事前チケットも売り切れが続出と毎年大盛況です。

10月21,22日の2日程にて、1部あたり4時間のイベントが全4部で開催されます。目玉はなんといっても計20種類以上の"国産ホップを使用したビール"が飲める非常に珍しいイベントです。
我々のASOBIも昨年に続き"国産ホップを使用したビール"の1つとしてお取り扱いいただきました。
詳細は、是非公式HPをご確認ください。

22日(日)に開催された昼の部(第4部)のトークショーに、ASOBI BEERから代表して野村が登壇させていただきました。詳細は後ほどお話しします。

目玉のもう1つであるトークショー。ジャパンホップを使用したクラフトビールの作り手が実際に登壇し、そのビールのストーリーやブランドの紹介が語られるとても貴重なコンテンツです。私もいち飲み手聞き手として、ブルワリーの方のトークショーに釘付けになっていました。

"国産ホップを使用したビール""ブルワリーの方の話を聞きながらビールを飲みたい"という方は、是非来年の『CRAFTBEER JAPAN HOP FEST.』にご参加ください!

2.主催の日本産ホップ推進委員会とは?

日本産ホップ推進委員会は
・「日本産ホップ」の魅力化
・日本ならではのビアスタイルを確立
・「日本産ホップ」ビールを飲む歓びの意味を伝える
を目的とし
・すべてのビール愛好家に向けた「日本産ホップセミナー」の開催
・「ホップ収穫体験」などホップツーリズムの企画
・「日本産ホップ」に関わる情報発信
・フレッシュホップフェストの主催
が活動内容です。(公式webサイトより引用)

京都与謝野町産ホップを使用したビール「ASOBI」を展開する私たちにとってとても大切な団体様であり、まだまだ新参者の私たちに色々な機会をくださる大先輩方です。毎年『CRAFTBEER JAPAN HOP FEST.』にお声かけいただき多くの学びやつながりが生まれてきました。この場をお借りし感謝申し上げます!

【2】いざ!CRAFTBEER JAPAN HOP FEST.2023へ出陣

1.本拠地与謝野町にてお店をオープンしました

話は少し遡り2023年7月1日、私たちは京都府与謝野町に「TANGOYA BREWERY & PUBLIC HOUSE」をオープンしました。
与謝野駅から徒歩10秒の場所に位置し、常時6種類のクラフトビールを飲むことができ「ASOBI Pale Ale」もDRAFT で提供しています。名前にはPUBLIC HOUSE とあえて宣言し地域の社交の場を目指しビアパブを運営しております。
また、名前の通り自家醸造機能をもっており(2024年1月醸造開始予定)、与謝野町産ホップを使用したビールを探求に一層励みます。今後動きがあり次第発信しますので楽しみにしていてください!

2.前日に入った1本の電話

さて『CRAFTBEER JAPAN HOP FEST.2023』の出番であった10月22日(日)の前夜、『TANGOYA BREWERY & PUBLIC HOUSE』で貸切の営業をしていると1本の電話が入りました。
「野村くん、明日のジャパンホップフェストにASOBIの樽を持ってきてくれへん?お客様から大人気で2日間分の在庫が1日目でなくなってしまった」
というとても嬉しい悲鳴でした。私も営業中でビールを飲んでいたため車で向かうこともできず、
「新幹線で移動するので1樽であれば持参可能です!」と回答しました。

朝8時に出発し、15LのASOBI樽(20kg超え)を持ち東京の代官山まで移動しました笑
これから先も笑える思い出話となる貴重な体験ができましたが、その日のトークショーでマイクを持つ手は震えていました笑

3.醸造家の皆さまとの交流・20分間のトークショー

現地に着くと醸造家の先輩である方ががおられ色々と意見交換をさせていただきました。実際に工場にいって勉強させていただくお約束も数件でき、とても実りのある時間を過ごすことができました。こちらもまた動きがあり次第記事にします!

トークショーでは、ヤッホーブルーイングの醸造責任者を務められるモーリーさんとの対談で、ASOBI BEERのことや私たちの会社のこと、私自身のことを色々と聞き出してくださりました。20分間はあっという間で語りきれなかった部分も多いものの達成感を感じました。
語った内容を私なりに簡潔にまとめますので、目を通していただけますと嬉しいです。

  • ASOBIというビールは京都与謝野産ホップを使用したビールである。

  • 多くの人に与謝野町産ホップを使用したビールの魅力を知っていただきたく、モルトの甘み、ホップの苦味と華やかな香り、与謝野ホップのみずみずしいキャクターを奥に潜めるというバランスを意識した設計にしている。

  • 現在、全国で500店舗を超える店舗様にて購入が可能。10月からシンガポールへの輸出も始まった。

  • 発端は私と私の社長(同じ中学校)の地元である京都与謝野町のまちづくりを目的とし、地域の資源であったホップを活用したビールの開発に取り組んだ。そこからビールの世界にのめり込み、まちづくりの手段であったビールから"ビール造りの結果に町が変化していく"と考えが変わっていった。

  • 2023年7月に念願であったブリューパブ「TANGOYA BREWERY & PUBLIC HOUSE」をオープンし、2024年には自家醸造を始める。

  • 国産ホップを使用したビールの魅力を世界中に伝えられるよう、これからビール醸造、販促活動に尽力していきたい。

  • 与謝野駅前には1泊3800円で宿泊できる民宿の経営も始めたので、来年はホップ収穫体験→ブルワリー見学・Pubで飲む→宿泊というビアツーリズムを仕込み中。是非与謝野町へお越しください!ASOBIも日常的に飲めるジャパンホップ使用ビールとして継続拡大していくので、是非これからも飲んでください!

この内容に加え、私の現在に至るまでのパーソナルな話まで深ぼっていただき、本当にあっという間の20分間でした。モーリーさん、聞いていただいた皆様、改めてありがとうございました!


3.嬉しかったお客様からの声

「ASOBIを知っておられる方?!」と挙手をお願いした際
会場におられた約30名様のうち5名の方が手を挙げてくださりました。
もちろんまだまだなのですが、5名の方がASOBIを知ってくださっていたことが本当に嬉しかったです。

そして、イベントが終了し退場が促される時間に私の元へ1人のお客様が来られました。
「君のとこの『ASOBI』。1番好きだった。これからも頑張ってね、応援しているよ。」と突然声をかけられました。
この頂いたお言葉、お客様の満足そうな表情が忘れらず、頑張っていこうという決意がより強くなりました。
これまでの3年間の活動を通して、こういったシーンが幾つもあり、その度に活力が増幅します。まだまだ頑張って参りますので、何卒よろしくお願い申し上げます!

【3】CRAFTBEER JAPAN HOP FEST.2023を通して

1.ASOBIの立ち位置がよりクリアに

ジャパンホップを使用したクラフトビールですが、実は世の中においてマイノリティなビールに分類されます。価格的要因、品質的要因、リスクヘッジ的な要因など様々理由は挙げられますが、海外産ホップが使用される事が多いのが現状です。しかし、先日参加した『CRAFTBEER JAPAN HOP FEST.2023』には大きな賑わいがありました。お客様がジャパンホップを使用したビールを楽しみにされていて、その味わいに魅了され空気が良くなっていく。
僕自身、海外産ホップを使用したクラシックなビールや、華やかなビールが大好きです。飲み手としてこれからも飲み続けると思います。
ただ、自分たちが生まれた町で高品質なホップが栽培されていて、そこで活動を続けるのであれば「ジャパンホップを使用したビール」へのロマンは捨てられません。
ASOBIはこのジャパンホップを使用したビールであり、飲みたい時に気軽に飲める(価格的/地理的)ビールを目指します。
多くの方にご愛飲いただけるよう商品の開発、多くの方に届けられるようブランディング・マーケティング活動に尽力いたします。これからもよろしくお願いします!

2.TANGOYA BREWERY & PUBLIC HOUSEの立ち位置って?

ホップが栽培されるまち与謝野町にて2024年より、いよいよクラフトビールの醸造がスタートします。与謝野ホップをはじめ地域の国産の原料に光をあてたクラフトビール醸造に励みます。是非とも皆さま楽しみにしていてください!
与謝野町がビールの町に変わっていくために、絶対に必要だった拠点が『TANGOYA BREWERY & PUBLIC HOUSE』です。いいビールを醸造し、いい空間(BEER PUB)を醸し、いい地域を醸していく。そんな活動を地道に一歩ずつ取り組んでいきたいです。

最後に、現在水面下でASOBIのブランディングの見直し、ブルワリー立ち上げなどを進めています。来年の『CRAFTBEER JAPAN HOP FEST.』では大きな変化をお見せできると思います。楽しみでなりません。皆さま、またいつの日か乾杯し、色々と語らいビールを交わせる日を楽しみにしております。これからもよろしくお願いします!

ASOBI BEER 野村 京平


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