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守破離の実行できるかな??

『切り開く。自分の茶の湯を。それは、茶の湯に限らず、大きな成長に繋がって行くと思う。』

今日は、教わる方の茶の湯お稽古でした。炉濃茶平点前。総合的なお点前の流れのご指導。また、独学ではなかなか気付かない細やかな部分の修正。有意義な時間でした。設えは、床が泉田玉堂老師『知足』。花入が小堀蓬雪(小堀遠州の三男)の竹花入。花は西王母椿にマンサクの葉。私が使わせて頂いた茶碗は、高麗呉器茶碗。茶入は江戸時代位の高取焼の肩衝。

先生が今回の掛軸に込めた想いを話して下さいました。一言で言うと、「感謝の心を忘れない事が大切」と。それが足るを知る事である、と。私の父と同い年の先生。きっとそう考えるに至った背景には、深く広い思いがあるのでしょう。

また、これは今後の理想的な目標ですが、帰宅中これを書きながら決めました。それは、短く云うと、守破離の実行をしたいということ。

剣道や茶道などで、修業における段階を示したもの。「守」は、師や流派の教え、型、技を忠実に守り、確実に身につける段階。「破」は、他の師や流派の教えについても考え、良いものを取り入れ、心技を発展させる段階。「離」は、一つの流派から離れ、独自の新しいものを生み出し確立させる段階。

なんだか小難しいですよね。私はまだまだ先生のご指導をひたすら吸収する段階です。つまり、守ですね。守は守でとても大切。けれど、それだけに固執するのは先生も望んではいない筈。自分の感性を信じ、磨き、独自の世界を切り開きたい。守と並行して、破や離の世界も楽しみたい。そんな事を思います。果たしてどうなるでしょうか??

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