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Share Concierge Interview【特別編】“頼り愛”で“孤育て”のないまちへ! 札幌シェア・コンシェルジュ座談会

一人ひとりの経験や得意をいかして、空いている時間で地域活動ができる AsMama認定・地域サポーター「シェア・コンシェルジュ」。性別や世代も様々に、全国1500名以上の仲間たちがそれぞれの地域で自分のやりたいこと・叶えたいことを実現しながら、子育てや暮らしを頼りあえる共助コミュニティづくりに取り組んでいます。

今月は特別編!いま、どんどん新しいメンバーが誕生している北海道札幌市から、シェア・コンシェルジュ4名の座談会をお届けします!

中山 桜さん(さくら)
お届け型お料理代行・子育てサロン主催。3人男児の母。ゆくゆくは児童会館をつくるのが夢。
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菊地 こずえさん(こずえ)
子育てインストラクター&絵本講師。20年販売業に携わったのち、結婚・出産。孤独な育児と娘のイヤイヤ期をきっかけに、モンテッソーリの勉強をはじめ、幼児教育インストラクターの資格を取得。その後、絵本の魅力に気づき、現在は札幌唯一のEQ絵本講師®として市内でのイベントやオンライン講座などを開催している。
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山口 恵美さん(えみ)
アロマ・数秘セラピスト。激務の建築業を結婚を機に退職、専業主婦になるも、娘の反抗期とコロナが重なり心身ボロボロに…。そんな中、友人にアロマや数秘を教わり、自分が癒されただけでなく家族とも良好な関係を取り戻せた体験から、いま辛い思いをしている人の力になれればと活動を開始。2021年に自宅サロンを開業、100人以上を鑑定している。
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金平 さとみさん(さとみ)
保育士として14年勤務。現在は3児の母。楽しいことが大好きで、なんでもやってみたい。人とのつながりがなく、子育てやキャリアで悩んでいるお母さんのために、心が前向きになれるイベントや居場所づくりをしたい。
座右の銘は、「どうしたらできるか考える/まいっか、でどうにかなる!」
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菊地さん、山口さん、金平さんは2023年5月に認定研修を受けた同期ですよね。どんなきっかけでシェア・コンシェルジュになったのでしょうか?

こずえ 札幌で活動されているシェア・コンシェルジュでインフルエンサーの千恵さんから、近くでイベントがあることを教えてもらったのがきっかけです。九州から札幌に引っ越しての妊娠出産で、ママ友も知り合いもいなくて、すっごく孤独でした。体調が悪くても気軽に預けられず、医療費がすごいことになったこともありました。
「病院とか美容室とか、ちょっとだけ自分のための時間をとれるような、気軽に預けられる何かがあったらいいのにな〜」と思っていたところ、AsMamaの『子育てシェア』を知って「ああ、これだったらみんな使えるんじゃないかな」と。

えみ 私は、こずちゃん(菊地さん)から「こういうイベントあるよ!」とお誘いいただきまして。AsMamaを調べたら、「私のやりたかったことをすでにやってるじゃん!」ということで、即応募しました。私自身、シングルマザーでひとりで出産・育児していたこともあるんですが、「もし当時こんなのがあったら!」と。『子育てシェア』の仕組みを求めている人はまだまだいるはず。そういう人たちに届けたいと思って。

さとみ 実は私、7年ぐらい前、長男の子育てのときに『子育てシェア』に登録してて。ずっとお知らせメールを受信しているだけだったんですが、ふと届いたメールを見たら、2日後に札幌でシェア・コンシェルジュ説明会があるって。仕事をやめたり体調を崩したりいろいろあって辛かった時期もあるんですが「何かしたいな」と思ったタイミングだったので「これだ!」と応募しました。

3人が参加した札幌での研修会の様子
by Lilacs Photo

さくら 私はシェア・コンシェルジュになって7年くらいです。当時は埼玉の狭山市に住んでいて、親戚も友達もいない中での長男の子育て、次男の妊娠。「できるなら埼玉で産みたい」と思っていましたが、親は仕事をしていたし、義実家も頼りづらくて。たまたま英語教室をしていたシェア・コンシェルジュさんからAsMamaのチラシをもらって。交流会に行ったら、そこにいたシェア・コンシェルジュさんが「『子育てシェア』でサポートするから、埼玉で産みなよ!」と力強く言ってくれたんです。すごく安心して。で、実際埼玉で出産しました。
その後、夫の転勤で札幌へ。札幌は転勤族が多いし、北海道は広く実家が遠い人もたくさんいるので、「絶対『子育てシェア』を知ってもらった方がいい!」と思って、埼玉にいる間に研修をうけて、認定されました。

- 『子育てシェア』もシェア・コンシェルジュの活動も全国どこでもOKなので、引越しを機にシェア・コンシェルジュになる方も多いですね。
認定される前と後で、変わったことはありますか?

さとみ 私はもともとなにか活動していたわけではないですが、妄想はいっぱい(笑)。実感や実績はまだないんですけど、認定されて『子育てシェア』のことを伝えていく中で、他のシェア・コンシェルジュの方とも話す機会があって。子育て中のママたちのことを真剣に考えてる人が札幌にこんなにいたなんて、いままで知らなかったんですよね。そんな素敵な想いをもつ人とつながれて、夢を語り合える環境になりました!ありがたいご縁です。

さくら 私も、もともとは専業主婦で、0歳・2歳の我が子を連れてシェア・コンシェルジュ活動をしていました。
認定されたばかりのときは、我が子も見ながらでわちゃわちゃして余裕がなかったけれど、いま子どもたちが大きくなって他の子のお預かりが苦じゃなくなったんですよね。3人も4人もかわらないっていうか(笑)子どもだけで遊んでるのを見守るスタイルになってます。
子どもの成長とともにできることがすごく広がるし、子育て経験も活きる。「いまは子どもが小さくて苦労しているママも、未来は今と同じじゃないんだな〜」ってすごく思ってます。

AsMama交流イベントにスタッフ入りするさくらさん
by Lilacs Photo

こずえ 「『子育てシェア』のことを自分の子育て時に知ってたら良かったのに…」と思いつつも「知っていたとしても実際は気軽に頼れなかっただろうな」っていう自分もいて。
「子どもはお母さんが育てるもんでしょ」っていう考えがいまだに根強くあるので、そうじゃないよと。そういうお母さんが元気に楽しめるように、自分ができなかったことをもとに、「もっと頼っていいんだよ」って伝えていけたらな〜と思ってます。
あとやっぱりまだまだ知られていない『子育てシェア』のこと。もっともっと知ってもらえたら!みんなが知っている状態まで、PR活動をしたいですね。

えみ 仕事でたくさんの人に会ってはいたけれど、いまこうして、「こずちゃんがいてくれるから安心❤️もっとなかよくなりたい」と思ったり、プライベートや家族のこともちゃんと伝えられるような関係性を築けるようになったことが大きな変化だと思ってます。深く人と関係をもつってドキドキだけど、みんなと出会えて、それがほどけていってる。それにともなって行動力もわきでてます!

同じ地域にいる、頼りあい子育てを広げたい仲間同士で一緒に何かできたら素敵ですよね。コラボイベントなど、やってみたいことはありますか?

さくら はい!3つありま〜す! 
①特技のある人たちで集まって、AsMamaマルシェ
②イベントリレー 
毎月定期的に決まった場所で、今日のスピーカーは誰々、というふうに、それぞれ得意をいかしたテーマでやる。気になる人はリピーターに。AsMamaへの理解度や、私たちシェア・コンシェルジュとの距離感も近くなる。
③集団託児体験 
いま、札幌のシェア・コンシェルジュ10人ぐらいいるので、できますよね。
お母さんには、何に使ってもいい自由な時間をつくってあげて、預ける体験の「はじめの一歩」を応援したいんです。
子育てを人に頼っていい、自分のリラックスのために預けたっていい。言うのは簡単だけど、実際預けるのはやっぱり機会がないとなかなか難しいので…強制的にそういう場をつくっちゃう(笑)
ハードルを下げることが大事だと思います。

さとみ さくらさんとほぼ一緒!マルシェもやりたいし、大きなイベントの中で交代で預かりあいができたらいいなって。アプリを介しての預かりあいも、一度やっておくと、その後も預ける頻度が増えるんじゃないかなって思いました。

誰かと一緒だと、預かる方もハードルが下がりますよね!
意外とみなさん思い違いをされているのが、『子育てシェア』ではシェア・コンシェルジュでなくても、保育などの資格がなくても、親子共に顔見知り同士であれば預かれるということ。
何か手伝いたいけど、いきなり小さい子を預かるのは不安…という方にも、集団託児やイベントの中でのお預かりはすごくいいですね。

5月に開催したAsMama託児付きセミナー、託児の様子
by Lilacs Photo
託児体験は、子どもにとっても
親以外の大人や異年齢のお友だちと関わる貴重な機会
by Lilacs Photo

えみ こずちゃんとさとみちゃんと3人で見学に行った会場があるんですよ。すっごくオシャレで素敵な会場で。そこでみんなで託児&講座をやりたい!
あとは、自分自身もですが、講座をやったり講師を呼んだりしたときに、我が子を気にしてお話を聞けなかった人をたくさん見てきました。そういう方にとっても、『子育てシェア』って相性がいいと思うんですよね。ぜひ取り入れたいなと思ってます。

みなさんのやりたいこと、もう普通に実現できそうな気がしてきました(笑)ぜひ叶えましょうね!それでは最後に、みなさんの夢・野望(!)を教えてください。札幌をどんな地域にしていきたいですか?

さくら 7年前から変わらないです!"孤育て"をなくしたい。"頼り愛"の子育てがあふれるまちに!

こずえ 同じく、孤育てママをなくして「子育てするなら札幌だよね!」と言ってもらえるような温かいつながりをつくっていきたいです。

さとみ 人と人との絆がしっかり結ばれてて、当たり前に助け合えるまちがいいなって思います。子どもの幸せって、ママの心の安定からうまれると思っているので。助けを求められた地域の人も、人を助けることで活力がうまれる、いい循環があふれたらいいな!

えみ 私は親戚が町内会の会長をしていた関係で、町内会の役員をしました。この活動がきっかけで、PTAや役員などもやってみようとチャレンジしてきました。この地域に初めて住んだ時はけっこう孤独な状態だったんですが、そういうご縁もあって、結果とってもたのしく育児ができた。なので、地域に恩返しがしたくて。地域カフェを開きたいなと思ってます。実は…引越しの予定があるんですけど、まずはここでコミュニティを作って、担い手になってくれる人も育てて。そしたら引越し先でもまたコミュニティをつくる、ということをしたいなと!

う〜ん、みなさん、熱い!素晴らしいお話をありがとうございました。

左上から中山さん・山口さん・菊地さん、右側中央が金平さん
ありがとうございました!

10月には、託児つきのシェア!セミナーを再び札幌で開催します。
あったか〜い想いと愛にあふれるシェア・コンシェルジュたちに
ぜひ会いにきてくださいね!

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