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「一途」な愛がそこにある - King Gnu LiveTour2021 AW を観て、語彙力ゼロの私が感想を必死に書いてみた

「現場の良さ」を体験

今年も残すところあとわずかとなりました。
昨年は疫病の流行により何もかもが自粛せざるを得なかったご時世でしたが、今年は多少なりではありますが「趣味を楽しむ余裕」というのができた気がします。

私は特に「音楽ライブの現場に行く」機会が少しばかり増えましたね。
そもそも音楽ライブとはほぼ無縁の人生を送っていた私が、どうして機会を増やしていたのかというと、過去に書いたnoteで挙げたふたつのライブがキッカケですかね。

「ギリギリでいつも生きている系アイドルグループ」推しの友達と「北国で輝く4人組ボーイズユニット」推しの友達、この方々が誘ってくださったおかげで「現場の面白さ」を知ってしまったのです…。
なんてことをしてくれたんだ!! ありがとうございます!!

さて、前置きが長くなりましたが、そんな感じで現場の良さを知った私はこちらのライブにお邪魔する運びとなりました。

King Gnu LiveTour2021 AW

2021年11月12日(金) 真駒内セキスイハイムアイスアリーナ(札幌公演1日目)
2021年12月15日(水) 国立代々木競技場 第一体育館(東京公演2日目・ツアーファイナル)

参 戦 !

ということで、King Gnu(以下、ぬーさん)のライブツアーの札幌1日目と東京2日目に行ってきました。
チケットがオール抽選なので、札幌公演が当たるだけでも相当な運が必要なのですけど、東京公演が追加で販売決定したときにダメ元で抽選申し込みをしたら当たったので、二公演も参戦できたのはかなり奇跡だなと思います。

セットリスト+語彙力ゼロ解説

飛行艇
千両役者
Vinyl
Sorrows

ユーモア
白日
破裂
Prayer X
the hole

Hitman
三文小説

Slumberland
Tokyo Rendez - Vous

どろん
Flash!!!
Teenager Forever

<アンコール>
BOY
一途(東京公演で披露)
サマーレイン・ダイバー

最初からクライマックスと言っても差し支えない「飛行艇」スタートでした。
「これ歌えば盛り上がるだろ?」と言わんばかりにブチ上がるスタートに、観客の拍手もいきなり割れんばかりのものに。まんまと盛り上がりました。声出せないのが本当に悔しい…!!
野外フェスでも「飛行艇」〜「Sorrows」の流れは聴きたいなぁと感じましたね…(フェスも初挑戦するフラグですか?)

個人的にハートに刺さったのは「白日」〜「the hole」ですかね…。
「白日」のとき井口さんにスッとスポットライトが当たって歌い出したときに「天使か何か?」と感じ、思わずお祈りしてしまいました。あとで友達に「祈ってたじゃん」と突っ込まれました。笑
「白日」で切なくなってからの「破裂」で少しばかり救いが見えてくるじゃないですか。だけど「破裂」からノンストップで「Prayer X」になったときにガチで闇堕ちしそうになりました。しかもバックにMV流れるのは反則です…。

Prayer XのPVはこちら
集合体が苦手な方は注意かな?

そこで終わることがないのがさすがと言うべきか、常田さん曰く「いちばん強くて優しい曲」と評している「the hole」が流れたことで堪えていた涙がぶわぁって出てきました。
ぬーさんって心のそばに寄り添うのが上手すぎるんですよね…そんな中でこのセトリにすることで「ひとつの芸術作品」に仕上げていくのですよ。
自然と涙が出るに決まっています。芸術作品を見て感動するのは当然なんですから。

さらに今回びっくりしたのは「泡」がすごくライブ映えする曲であったこと。元々すごく美しくて不思議な曲ですけど、真骨頂はライブにあったんだなと思いました。
心音、重低音が観客の心臓に響き渡る感覚。照明演出は本当に水底にいるかのように錯覚してしまいます。大袈裟かもしれませんけど窒息しそうになるかと思いました。
そんな錯覚すら起こさせる演出と音の使い方、現場でないと体験できませんねこれは。

ちなみに東京公演のときに新井さんが「泡のMVの再生数を伸ばしたい」と申されていたので、ついでに宣伝しておきますね!
森山未來さんの美しく切ない踊りも必見です。ヘッドホンで聴くとより良いです。窒息しないようにお願いしますね。笑

ちなみに新井さん、泡のことを
うっかり「あぶきゅ」と噛んでいました

そして勢喜遊さんのドラムはハートにどんどん響き渡る! 本当に人間がやってんの?ってくらいの技術に「うわぁぁぁ」ってなってからの「Flash!!!」は最高でしたね。
照明もとち狂ったレベルでバッチバチに光らせるので目が死ぬかと思いました。笑

MVも目が死ぬレベルなので良かったら
見ましょうね〜(ゲス顔)

アンコールは2曲歌われましたが、東京公演では「一途」も披露されました。
「BOY」で明るい気分にさせたと思いきや空気がピンと張り詰められ、バックのビジョンに「一途」と出たときはもう声にならない叫びが…!
そこからのバッチバチな光の演出。どんだけ目を死なせようとするんですか。ありがとうございます!!
メンバー4人が「本気の目」でこの曲を演奏し歌う姿は、音楽を「一途」に愛する姿勢が見えました。
これを現場で聴くことができて幸せでした…!

余談ですが、東京公演に同行してくれた友達は埼玉公演も行かれたのですが、そのときは途中機材トラブルに遭ってしまい、それに対する「詫び曲」として「McDonald Romance」が流れたそうで。
今回セトリ落ちしてしまって残念ではありましたが、こういった形で流れたようで、自分は現地ではなかったけど嬉しかったですね。

井口さんはMcDonald Romanceの
MVが好きだそうです

今回のお席

2021.11.12 真駒内セキスイハイムアイスアリーナ
北スタンドロイヤルボックス

2021.12.15 国立代々木競技場 第一体育館
2階南スタンド

ところでどういった経緯でハマったのか?

ぬーさんの存在自体は、タイアップ曲とかの影響でいくつか知っておりましたが、そこまで聴き込むこともありませんでしたし、他の曲を聴いてみよう!とまで踏み込むこともありませんでした。
そんな私がぬーさんの曲に触れるきっかけは、私が応援していたあるプロ野球選手(今年引退)がぬーさんのファンだったからです。つまりバリバリに影響を受けたのです。

「推しが好きと申すならファンである私も聴かねばな…」

この考えが(良い意味で)命取りでした。
そこからは底なし沼。曲は聴きまくり、現在に至るまでのバンドの歴史を調べつつ、想いを膨らませる…。それ以来ずっとぬーさんの曲を聴いて、しんどい仕事もなんとか乗り越えております。
そういう意味では、推しさんには感謝しかないですね。その方がいなかったら、このアーティストもこの曲たちも、深く知ることなく生きていたかもしれませんから。

それにしてもライブに行くまでハマるというのも予想外でしたね。好きなアーティストというのは他にもいたものの、ライブというのは「テレビの向こう側の世界」としか捉えておらず、チケットだってどうせ当たらないくらいにしか思っていなかったんですから。
前述した友達各位は、私の心も突き動かしてくれたということですね。誰だチョロいオタクだと言った奴。

こういった出会いの数々がオタクの視野を広げていくんでしょうね…。


さて、本当に語彙力がなくて魅力も何も伝わらなかったかもしれませんが「とにかく現場って最高だったよ!」っていうことだけは伝えたかったです…。
昨年よりは気軽にはなったものの、疫病関係でまだまだ現場は…という人もいらっしゃるかと思います。来年はさらに趣味が楽しみやすい環境になれば良いなって思いますね。

現場をたくさん楽しめる人が増えますように!

これからもたくさん楽しいことができるように祈祷力を高めて参りたいと思います!(祈祷力とは)
そしてこのnoteをご覧になっているみなさん、来年もよろしくお願い致します!

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