アボンリーへの道 #12
アボンリーへの道 #12 The Witch of Avonlea アボンリーの魔女
あらすじ
ヘティ伯母さんの教室では、プリンス・エドワード島の
全校生徒を対象とした、綴り方コンテストがあるので
代表者を選ぶことになっていました。
劣等生で、いつも「おばかさん帽子」をかぶらされていた
フェリックスは、どれだけ勉強しても
ヘティ伯母さんの前に出るとアガってしまい
実力が出せずにいたのです。
そんな折、ペグに呪いをかけられた愛猫を
助けるため、フェリックスは手紙を書きます。
コメント
性格は、わりとマトモそうに見えるフェリックスですが
最初の頃、セーラに対してひどいこと言ってましたよね(滝汗)
でも、ヘティ伯母さんにいじめられて
気の毒になってしまいました。
ヘティ伯母さんは、自分の思ったことをズケズケ言うタイプなので、
子どもが傷つこうとどうしようと関係ないのです。
決して優しい先生じゃない。
人格者でもない。
こういう先生に教わってたら、生徒はたいへんだと思います。
フェリックスとは対照的に、優等生のエドワードは、
ヘティ伯母さんのお気に入り。
優しい態度を見せたりして、
なおさらフェリックスは傷つきます。
先生のひいきなんてサイテーです。
フェリシティが、エドワードに策略を巡らせるのは
とてもよくわかるし、共感できます。
いい気味だとスッキリしました。
今回は、セーラは主役ではありませんが
ちゃんとフェリックスに対して認めたりして、
主役らしい場面もありました。
フェリックスが中心の今回のエピソード、
重要人物に魔女ペグ・ボーエンが出てきます。
変わり者、へんくつ、自由気まま。
だけど根はやさしくて、自分の役割をきちっと果たす人です。
自分が魔女だと思われている、この偏見を利用する
ペグはしたたかな老女です。
過去にいろんなことがあったんだろう。
悪口も言うが、いいことも十分します。
フェリックスが、最終的に自信を持つようになれたのも
ペグのおかげなのです。
面白いキャラクターですね。
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