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アボンリーへの道 #52


Hearth and Home イライザおばさんの訪問
あらすじ
アレック一家のところへ、ジャネットの伯母さんイライザがやってくる。
イライザは、ジャネットのやることなすことにケチをつける
姑のような性格。子どもたちもイライザを嫌い、
早く帰るように画策する。
しかしイライザは、ほんとうは寂しかったのだ。

コメント
子どもたちに対して、年長者としてイライザが
アドバイスするところが、このエピソードの見どころ。
とくに、イタズラっ子フェリックスへの
アドバイスは、一見の価値あり!

ワガママ放題、したい放題だと思っていたイライザですが
子どもたちには優しい。このあたり、
意外性があって、惹きつけられます。
暖房を切ったフェリックスが
謝るシーンは、
フェリックスの本来の性格がよく出ていて、
ちょっとウルっとしました。

性格がいい、といえば
ジャネットも素晴らしい性格をしています。
すなおで、人が良くて、
辛抱しろと言うだけの良識を持っているけれど
イライザのいじめに対して
グチを言ってしまい、
それをイライザに聞かれてサア大変!!!!!
それからのジャネットは、
見ていてすがすがしいものがあります。

冬の終わり。
羊たちの出産まぢかのカナダは、氷点下30度を超えています。
風邪に悩まされているアレックは
羊の世話に大忙し。
風邪なんかに構っている暇なんかなし。
ジャネットも妻として、
これをフォローしなければならない。
伯母さんに構う余裕はないのです。

でも、結局、自分の都合を脇に置いて
イライザのために一生懸命になる。
このジャネットが、わたしは好きです。
そういう器の大きさが、
この『アボンリーへの道』に
涼風をもたらしています。

学校の勉強をバカにしていたフェリックスは
クライブのいう未来への希望に共感し、
学校の勉強も役に立つ、と見直すのでした。

わたしはこのシリーズでは
今のところ、フェリックスが一番好きです。
二番目がジャネットかな。
先が楽しみ。

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