見出し画像

#61:自分自身に対してイライラする時の対処法を教えてください。

自分の行動や日常の些細なハプニングに対して非常にイライラしてしまうことが増えています。たとえば、柱に足の小指をぶつけたり、味噌汁を床にこぼした際に、自分自身に対しての怒りやフラストレーションを感じてしまいます。しかし、その怒りの矛先が自分なので、どう向き合ったらいいのか分からず、余計に苦しんでいます。自分の行動にイライラしてしまった時の対処法や、このような感情の取り扱い方についてアドバイスをいただけると助かります。

男性(33歳)

笑ってみてください。

例えば柱に足の小指をぶつけたり、絨毯に味噌汁こぼしてしまった時、イライラがこみ上げてきたら、ぜひ、思いっきり笑ってみてください。

笑うことは『笑顔を作る』ことと同じです。実は、表情と感情は密接に関連しています。特定の表情を作ると、その表情に関連した感情が自然と引き出されるのです。もし、イライラした瞬間に笑って笑顔を作れば、脳はその場面を「笑顔にふさわしい感情」で処理しようとします。つまり、「足の小指をぶつけた自分が鈍臭くて面白い」とか、「まさか絨毯の上に味噌汁をこぼすなんて、運の悪さに笑ってしまう」というような、ポジティブな解釈に変わります。逆に、そのような瞬間に怒りの表情を作ると、その感情はさらに強化されてしまう可能性があります。

つまり、我々は目の前で起きていることの捉え方を、自分の「表情」である程度コントロールすることができるということです。

【質問はこちらからどうぞ】


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?