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台南旅行 そのよん 2日目(最終日)

始まりはこちら

最終日。移動時間から逆算すると台南市内に居られるのはお昼頃までなので、あまり多くは回れない。
とりあえず朝食へ向かう。
ホテルの有名な朝食は今回はスルーして徒歩で移動。
目的の店は早朝からやっているらしいが、全体的に町は静かだ。
大通り沿いでないこともあってひっそり開いているのは、嗎哪肉圓。おばあさんが一人で切り盛りしているらしい。客はほかに一人。

肉圓。40元

メニューにはほかにスープもあるが、基本はこれだけなのでほぼ自動で出してくれる。生地はしっかりめ。皮の厚いしゅうまいみたいな。中身は肉肉しくておいしい。

あっさり食べ終わってしまった。次の目的の店の開店時間まで時間がある。
そういえばチャージしたかったな、と思いセブンイレブンまで足を延ばす。
チャージついでに茶葉蛋を購入。1個10元。卵に目がないもので。
直接透明ビニールに入れて持ち歩くのはなかなか面白い。

ゆったり散歩しながら待つこと数分。
開店時間になったので、矮仔成蝦仁飯へ。
建物が分かれていて、厨房+会計の建物の隣に食堂っぽい場所がある。記入式のメニューを書いて提出。少し待つと裏から運んでくれる。

蝦仁飯、荷包蛋、鴨蛋湯。120元。

エビ飯と目玉焼きとカモの卵スープ。目玉焼きは焼き加減が三段階選べる。半熟を選んだらちょうどよいとろとろ具合。エビ飯はしっとりしたエビ風味ご飯。出汁が効いていておいしい。触感あっさりの炊き込みご飯みたいな感じ。スープは卵たっぷりでうれしい。鴨のクセはほとんどわからなかった。

ここでホテルに戻り、昨日残しておいたフルーツで朝食を〆。
のんびり準備を終えたらチェックアウト。
時間つぶしにタピオカ飲んでおきたい、と思って有名ドリンクスタンドに寄るも、2件続けて用意ができてないと言われる。月曜早朝はダメなのかもしれない。悲しみ。

さて、11時になりました。
ということで次の目的地はこちら。

林百貨店

台南の有名百貨店。開店と同時にとりあえず最上階まで階段で上がる。
こちらのカフェで評判の豆花をいただく。

花生豆花。70元。

甘い黒蜜とピーナッツ粉の豆花。シンプルに美味しい。少しやわらかめの豆花は量もちょうどいい。おぼんと器のレトロさもたまらん。
食後は上から順に見て回ることに。そこまで広くない店内なのであっという間に下りられる。キャンペーンにあたっていたら土産物で豪遊するつもりだったけど、今回は職場への配り用お菓子だけ購入。
せっかくなので紙袋もいただく。有料だけど可愛い。

続いては度小月担仔面(原始店本舖)。朝からほぼ食べ続けているが、一応昼飯扱い。
カウンターに通してもらい、メニュー用紙に記入するスタイル。用紙を渡すと、何か尋ねられるが早すぎてわからず……。戸惑っていると、
「Where are you from?」
突然の英語。
「Japanese」と答えると、「パクチー? にんにく?」と。
安定の「のーぱくちー! がーりっくおーけー」
日本語で聞いてくれているのになぜ英語で答えるのか。コミュ障だからですね。
ちなみにお会計は食後。

擔仔麵+滷鴨蛋。70元。

思ったより小サイズ。見た目通りの濃い味。卵も全体的にしっかり味と触感。よく混ぜてから食べたほうがいいという口コミを実践してみたが、味の混ざり具合はともかく、もやしが多かったのが個人的には合わなかった。麺がどこに行ったのかわからなくなるくらいの量だったので…。

これにて台南市内観光終了。台南駅まで歩く。昨日も歩いたはずなのに長く感じるのは、時間が迫っているからだろうか。ドリンクスタンドがあれば寄り道したかったけど、なかったのでそのままホームへ。
と、ここで事前に調べたダイヤと掲示板が違うことに気付く。土日と平日用だったかもしれない。
とりあえず来た列車に乗ってみたものの、不安になって検索。
台南駅から高鐵台南駅方面に向かう列車は、途中で枝分かれしていた。このとき乗り込んだのは、別の場所へ行くものだったため、乗換駅で無事に下車。間に合ってよかった。
次に来た列車に乗り、台鉄沙崙駅へ。
高鐵の駅窓口で行きと同じくkkdayさんで事前予約したチケットを引き取り、予定通りの列車に乗れた。

ラッピング電車写真へたくそ選手権。

ひとまず安心。隣が台中までは空席だったので、朝コンビニで買った茶葉蛋をもそもそ食す。なるほど面白い風味だった。おやつにはちょうどいい。

さて、本来はこれで台北まで行き、少し買い物でも、と思っていたのだけれど、初日のアクシデントにより、桃園で途中下車。MRTに乗り換え、桃園空港へ。
空港内の警察署は3階と聞いていたので、とりあえず3階まで行き、案内所で詳しい場所を聞くと、ちょうど直線で行けるところにあった。
片言の英語でなんとか伝えると、カード自体は落とした場所のすぐわきにある落とし物センターにあるとのこと。
(なぜメールでそれを教えてくださらなんだ?)と思いつつ、1階へ。
トラブル時の英語の想定などをしていなかったのと、焦りと混乱で翻訳アプリの存在を忘れ、片言の英語でなんとかお姉さんに忘れ物のことを伝える。
正式とは思えないただの紙に個人情報を記入するのは多少の不安はあるが、無事にカードを回収。
MRTで台北へ。またも目の前でドアが閉まるが、ここまでくると面白くなってきた。次の電車を待てばきちんと座れたため、とりあえず一安心。
隣の欧風おじさまが途中で席を移動したのは汗臭かったからかな、と少し気になったが、どうしようもない。

無事に台北駅到着。ここからは市内のMRTで移動するだけだから楽勝!とサンメリーで小さいパイナップルケーキを買ったり、CoCo都可でタピオカミルクティーを買ったりした。
……よく見ると時間がギリギリだった。台北駅、広すぎ。
しかもよく考えたら市内のMRTは飲み物禁止だから、せっかく買った飲み物が自由に飲めない。完全に選択ミス。
カードの残金もギリギリのところで足りなくなり、記念に残そうと思っていた100元札を泣く泣くチャージ。
超早足で松山機場駅を降り、改札を出た瞬間にミルクティーにストローを刺す。そのまま吸う。疲れてるから無糖ではなく微糖にすればよかったと後悔するも遅し。しかしタピオカは美味し。

めっちゃもぐもぐしながら、空港到着。
危うく忘れそうだったWi-Fiをまず返却。問題なく受け取ってもらえた。
続いて荷物の重量が気になりカウンターへ行くも、開いた窓口は1つ。しかも大家族を処理していた。ここぞとばかりにタピオカを摂取していたが、なかなか終わらなそうだったので、あきらめてそのまま出国検査場へ。今回のタピオカは飲み切れた。

何も引っかかることなく無事に通過。
ここでようやく完全に安心。

多少の遅れはあったものの無事、台湾から離陸。
帰りは前回と同じくチャイナエアライン。機内食は牛丼か肉じゃが。肉肉?と思いつつ牛丼を選択。ホットコーヒーはあとからでないともらえないのは盲点だった。水をもらい損ねてしまったのでそのままもそもそ完食。
機内ではディズニーの『ウィッシュ』を鑑賞。小さい画面で見るのはもったいない映像美。クレジットで流れるキャラがいくつかわからなかった。

出発は遅れたが到着はほぼ定刻。
入国手続きも今回はきちんと終えられた。

というわけで無事帰宅。
大きなトラブルはあったものの、損失なく帰ってこられたのでとりあえずオーケー。良い経験になった。
しばらくすると消えてしまうという電子マネーはもったいないが仕方ない。余裕があれば空港のセブンでお菓子でも買えばよかったけれど、時間がぎりぎりすぎてまったく思い浮かばず。これもまた経験。

今のパスポートでの旅行はこれが最後になるだろう。
一生のうちでやってみたいことのひとつを達成できてよかった。
いつかまた、もろもろの余裕があれば、この記録も参考にして訪れてみたい。
台湾に謝謝。

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