ケンタのインターン日記13

こんにちはケンタです。今日はインターン最終日で、西田さんの工場で月に一回行われている染色体験をさせていただきました。Louis VuittonやHermèsなどをうならせた染色技術を体験できるというとても貴重な機会でした。また、eumoに関係のある方が多数お越しになっており、賑やかなイベントとなりました。

先ずは1時間ほどトークセッションがあり、西田さんについてやeumoについてのお話があり(中須さんと西田さんがつながった話や中須さんの熱い思いも色々聞けましたが、あえて触れないでおきます)、いよいよ染色体験へ。

染色体験では自分たちが持ってきた白い布製品にのり(活性炭を混ぜた真っ黒なのり)を塗るというものでした。僕は中2くらいの時に買ったけど試着室で履いて以降履いていないGAPの白いデニムを持参しました。(昨日の夜に履けるか確認のために履いたので通算2回履かれています)

昨日履きながらMステ見てました。

真っ黒なのりを「塗って」とだけ言われて塗り始めました。初めは少し黒く変色するのではと不安に思いながら控えめに塗っていましたが、気づけば楽しくなっていて元気よく塗っていました。

あっという間に塗り終わり、もっとやっていたいのに少し残念でしたが、あとは西田さんにお任せします。
最後にも感想を話し合う時間があり、そこでは西田さんが染職人になる経緯をお話ししていただけました。それを聞いて僕は「やるからには負けたくない」というマインドの重要性を感じました。大きい志を持って行動を起こそうとしても、中途半端にするのは意味がないけど最後までやりきるには難しいといつも思っていたので、今度から大きい目標を持つときは「やるからには1番を目指す」と心に決めてから行動しようと思いました。

イベントが終わると中須さんとみんなで総括を行いました。もちろん褒められる気満々で、「俺のどんないいところを教えて(見つけて)くれるんだろう」とウキウキわくわくしながら椅子に座ると中須さんの口から出てきたのは意外にも厳しい言葉。これまで肯定的な言葉しか出てこなかった口から出てくる厳しい言葉はガツンと殴られた気分になりましたが、聞いていてその通り過ぎて頭と心が大渋滞していました。中須さんはその時は本当の名言製造機でした。ふるぼっこすぎてやばかった総括の中でも特に心をぶん殴られたのが2つあります。
1つ目はアグレッシブでいてほしいと言われたこととです。アグレッシブというのは積極的という意味と攻撃的という意味があり聞いた直後は「積極性が足りなかったからもっと積極的になれ」とということだと思っていましたが、今は「ただ積極的なだけでは面白くないから何でもかんでも噛みついててやるぞという攻撃的な積極性を持てば面白いんじゃないか」と考えるようになりました。
もう一つは人によって姿勢を変えているという話です。詳しく言うと、新井さんや中田さんなど目に見えてすごい人と話すときと、和歌山でお話ししていただいたたかしさんや哲司さんなどの本当にすごいけど有名ではない人(見えにくい本質的なすごさを持っている人)とで無意識のうちに区別しているということです。本当ならいろいろな人がそれぞれの経験や考えを持っているはずで、誰の話も軽んじていいわけがないのに無意識に姿勢にまで出ていたと気づかせてくださいました。

ほかにもいろいろ気づかせていただけました。
もしも中須さんがいい思い出にしてあげたいとだけ思って最後に褒めて終わっていたら僕は自分の成長のさせ方をわからないままの、成長したと勘違いしたままインターンを終えるところでした。本当に感謝しかありません。ありがとうございました。

僕のインターン日記はここまでです。また成長した姿を皆さんにお見せできればなと思っています。
それでは👋

終わりに
僕は不登校や転校などを経験し、人より劣等感を持つことがしばしばありました。同級生より1年以上経験が少ないことや、ほかの人の秀でている部分を見ては孤独感やあきらめを持つこともありました。でも、悩んでいてもしょうがないし、動いたり笑ったり認めたりしているほうが人生を楽しめそうだなと中須さんを見ていて気付きました。もちろん何も考えない人生は薄っぺらいものになってしまうので、日々感じたことやアイデアを深めたり発信する必要はありますが、やっぱり楽しそうに前向きな姿勢で生きていかないと何も進まないし、人と話していても吸収しにくいでしょう。
この2週間で僕はいろいろな人に勉強させてもらったつもりです。色々話してくださったり教えてくださった皆さん、ありがとうございました。そして振り返ってみると不快な思いをさせてしまったり迷惑をかけてしまった方も多々おられると思います。ごめんなさい。
僕たちのインターンはこれでおしまいですが、人生100年時代と言われている僕たちの人生はまだ5分の1も終わっていません。この2週間をただの思い出にするのではなく、人生で最強のスパイスとして人生を最高の1品に料理していきたいです。
ありがとうございました。

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