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もっと悪くならなきゃ治療できない?

病院では足を見て大丈夫です
これは外反母趾ではありません
「えっ先生でもこのあたりが痛いんです」
と言っても35度になってません
もう少し角度が出たら治療しましょう
「でも痛いんです」
歩き方が悪いので痛みの出ない歩き方に気をつけてください
痛みが強くなったらいつでもきてください

これって悪くなるまで待ってなさいってことかと悲しくなってくる

よく聞くと
母趾の角度で症状の重度がわかるそうだ

それにしても自分の場合は15度未満なので正常範囲であるが痛い

他の整形外科医(セミナーの講師)曰く
軽度の方のほとんどは気づいていない
中度になると外反母趾かな?と気づくが重度になると隣の趾が重なってくる
しかし難しいのは中程度でも痛みを感じない人もいるそうだ
痛みがないので放置される方が心配だが問題は本人に自覚がないために毎日の負荷が体を変えて行き引き返せない状態になることです
症状が静かに進行すると気が付かないうちに体の崩れが進行してゆくので早く改善に取り組むべきと言われる

でも正常でも痛みがあるってどう言うことなんだろう
歩き方はどこがどう悪くてどう変えればいいのかは説明がない
なんとも中途半端な気持ちで帰った



そんなことで来店

痛いところは母趾の関節周辺と関節の中の奥の方にくる痛み


これで痛みは見えないが足のバランスの崩れが見えてくる
おそらく母趾の前の外側に力が入りすぎでそこが擦れているようだ

第2趾の先端皮膚が硬くなっている



お悩みの足は典型的なモートン足(Morton’s Toe) と呼ばれるタイプ
実際に足の動きを一緒に鏡で見てみた
モートン足によく見られる動きで、踵のバランスが狂ってそれにつれて足全体のバランスが崩れていた

右足の動きは

テーブルに右手を開いて置いてその手を少しづつ右外側に捻ってみると分かるように
親指内側がテーブル上で右に滑る

この動きが母趾に発生するようだった
一緒に動きを確認


改善方法はとても簡単


原因は踵の関節の動きを良くする
足裏の筋肉の柔軟性を高める
趾が固く(柔軟性低い)体を支え難いので柔軟度を高める

これにより足元バランスが数分で整う
踵と内側の外アーチのバラアンスが良くなれば母趾関節周辺の動きが変わり痛みが出なくなる

踵のバランス改善により鏡で見える母趾関節の動きが変わり安心していただけた
大切なのはよくなった足のバランスはまだまだだ狂いやすいため
良い状態を維持するために改善したバランスが崩れる前にコピーをしてインソールでバランスを維持すると長く継続できる


これから夏に向かって足もとから綺麗にしよう

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