アムステルダムで自転車を売る

アムスに来て約1年半。
生活してみて気付いたことは、私はオランダ人の様に自転車に乗らない。
その理由は、
1. オランダの天候:オランダの天気は不安定で、雨が多い。通り雨的な雨もすごく多い。(雨の日に自転車に乗りたくない。)
2. 坂が多い:オランダは平坦なイメージがあるが、アムス市内は坂が多い。坂が多いと記す理由は、キャナルにかかる橋は少し高い所に掛けられているため、キャナルの橋の数だけ小さな坂がある。
3.自転車に乗る方が、時間がかかる:自転車に乗ると時短かと思ったが、思った以上に時間も手間もかかる。自転車を停めるのに時間がかかる。まず、自転車王国だけあった、自転車を停められる場所を探すのが意外と大変。まず、鍵がかけられて、駐輪違反にならない場所を探さなくてはいけない。その後、自転車の後輪に取り付けられているリング錠をロック。次に3kgはあろうかという頑丈なチェーンロックを前輪とスポークに通し、柱などにくくりつける。これを間違うと、自転車の前輪だけを残し、盗まれる可能性がある。この作業はどんなに急いでも、不慣れな私には5分はかかる。
4.時間の管理が難しい:Google Mapの時間の所要時間の2倍はかかる。これは私の推測だが、自転車を漕ぐスピードは尋常じゃなく早いオランダ人の所用時間ではないかと思う。(余談だが、オランダ人は自転車に乗ると人が変わった様にアグレッシブになる。)そのためGoogle Mapの時間を信用すると、約束の時間に遅れる。また夏は工事に伴う通行止になる通りが多いが、Google Mapには反映されないため、想定外の回り道を余儀無くされる時が多い。

気づけば自転車に6ヶ月以上乗っていなかったので、自転車を売ることにした。Googleで自転車の売り方を検索すると、Radditに不用品売買のFacebook Groupがあったけど、信頼性に不安があったため、それは除外。

次に、Bike Fairっていうサイトを見つけた。3ステップで自転車を売れる。って書いてあったので、試しに掲載してみることに。ステップは、
1. 自分の情報を入力
2. 自転車の写真をアップロード、希望価格を入力
3. 自分の身分証明書をアップロード
確かにプロセスは簡単だったけど、利用者はほとんどいない印象があった。

最後に、自転車を買ったお店(Frederic Rent a Bike)に買い取ってもらえないか聞いてみた。
持って行った日はオーナーが不在だったため、店員さんが自転車チェックをして、写真を撮った後、オーナーに買取金額を聞いておくから、また明日お昼すぎに来て。って言われた。どうも、オーナーは毎日ランチタイムに来るらしい。
翌日、自転車を持って行くと、120ユーロで買い取ってくれた。前日に、「あまり高値は期待しない方がいいよ。60ユーロが相場かな?」と言われていたし、希望買取価格は100ユーロだったので、私にとっては思わぬ高値で買い取ってもらえた。

と、いうわけで、アムステルダムで自転車のない生活を過ごしているけど、私は自転車がない方が快適で気楽に暮らせています。


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