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あれから15年後のトーキョーの私たち

つい先週までまだ30度近くてノースリーブを着ていたのに、今週に入ったら急に寒くなっちゃった! 秋や冬の感覚を思い出してきたよ。このあとクリスマスに向けて街が華やいでいくのが、私はとても好きなんだった。昨日、銀座に久しぶりに行って、そんなことを考えてた。

昨日はね、宝島社で働いていた時の元同僚たちと久しぶりにお茶をしてきたの(由香も知っている人もいると思う)。彼女たちと一緒に働いていたのは、もう10年近く前なんだけど、結局会うといつも同じテンションで、由香と出会ってからも15年経っているけど、10年経とうが、15年経とうが、そういうのって結局死ぬまで変わらないのかなって思う。

(それで私がいつも思うのは、やっぱり私は同年代の女の子たちと20代から30代前半にかけて働けて本当に幸せだったなってこと。おじさんのアシスタント的な仕事を全くしたことがないまま、社会人としてやってこれたことって、世間を見渡すと、「あれ、もしかしてけっこうレアなのかな?」って思うんだよね)

去年、『SEX AND THE CITY』の原作者のキャンディス・ブシュネルの『25年後のセックス・アンド・ザ・シティ』というコラムを読んだの。

この本は、キャリーのモデルでもあるキャンディス本人やその友達たちの50代から60代のリアルなエピソードの話で。老いを感じたり、それでもまた恋をしたりとか、そんな話が赤裸々に書かれていてすごく面白かったし、私たちもこうやって年を取っていっていいんだなってわかった気がしたの。

東京よりニューヨークの方が、20年から30年くらい女性の社会進出はきっと進んでいるんだと思うけど、キャリーって私たちより20歳くらい上の世代だよね(キャンディス・ブシュネルは1958年生まれで、キャリー役の女優サラ・ジェシカ・パーカーは1965年生まれ)。
今までの家族制度にとらわれないで生きているニューヨークの彼女たちの、年を取ってからの姿は、きっと私たちの20年後でもあるんだろうな。

私、SATCの映画第1作のマスコミ向け試写会に由香と行った気がするんだけど、そうだよね? あれから15年。キャリーが映画で39歳から40歳になるところだったけれど、まさに私たちが今同世代。

もうすぐドラマがまたスタートするんだよね。そのドラマでもどういうリアルが描かれているのか、見てみたい。

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