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常夏の国の終わらない夏とイベント

なんだか、バタバタしているうちに10月が終わってしまう!

由香の前回のポストから、もう1カ月も経っていた! 遅くなってしまって本当にごめんね。

日本はもう10月も末になれば、秋本番だよね。涼しくなって、ジャケットや薄手のコートを羽織ったり、ニットに手を通したり、レイヤードスタイルが楽しくなる季節のはず。

私は相変わらず、シンガポールでノースリーブワンピース1枚の日々を過ごしています。
季節感って本当に、その地で暮らす人々に及ぼす影響が大きくて、精神性も作り上げていくんだろうなって思うんだけど、シンガポールにいると、朝起きるとやっぱり今日もまた夏で、南国の鳥の不思議な声が聞こえて、プールの水音が聞こえて。
季節が終わらないということってすごく不思議だなって思っているの。

季節のうつろい、って日本ではいうけれど、「うつろう」ってすごく日本的な風情だよね。
平家物語の「祇園精舎の鐘の声…」じゃないけど、どんな栄華を極めてもどんなことも、いずれは終わりが来るという感性。
きっと四季があるから、そういうマインドになったんだろうなぁ。

シンガポールでは私は外国人で、どこかふわふわと地に足がつかない感じもあって、それで永遠に終わらない夏に暮らしていて、なんだか本当にモラトリアムな感じがしてるんだ。
すごい不思議な感覚。

でも、ずっと夏の中でも、民族的な祝祭や、その他商業的なイベントとか、いろんな行事が盛りだくさんなのがシンガポール。
毎月のように、今まで体験したことのない新しいイベントがあって、本当にワクワクしてる。

昨日まで3連休だったんだけど、「Deepavali」というヒンズー教の祝祭の日だったの。インドではディーワーリーというみたい。
光の祭りらしく、インド系の文化が今でも色濃いリトルインディアという街の付近は、華やかな飾りつけでいっぱいで、マーケットも出ていて、インドの民族衣装を見に行ったり、ヘナタトゥーを体験したりしたよ。

インドの刺繍やビーズ刺繍、布のプリントのは、本当にすごくきれい。
日本のブランドでも、インド綿のストールを販売していたり、インドでハンドプリントをしているお洋服を売っていたりするところも多いと思うけれど、こういうお祭りのマーケットや、普段でもリトルインディアの小さな商店街のお店で売られているものは、東京のブランドで売られているものに遜色ないクオリティで、しかもとてもお手頃な値段なの。

日常的にこういうカルチャーを体験できることに、自分でもびっくりしてる。日本に帰るときに、由香にもおみやげに買っていくね!

そして、こちらではもう先々週くらいから、クリスマスの飾り付けがちらほら出てきて、ショッピングモールの前には大きなクリスマスツリー!
季節が変わらないから、イベントはめいっぱい楽しむ文化なのかもね。

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