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トーク

また君と会った時に何を話そう

会えなかった時間に何があったか
何があったかくて何が冷たいか

腰に緊張感が走る
胸に冷たさが残る

そんな感覚だけの時を過ごして
底をくぐり抜けずっと答えみたいなものを追いかけたり頭の中で創ったり

もうルールなんかどうでも良いのだけれど筋とマナーだけは学んで来たつもり

だけどそれが当てはまるも当てはまらないも何年もかけて知っていた

当たり前とはなんなのだろう
逆に僕があなたを型にはめようとしていたというならば肩の力を抜いて今

伝えたかった事全てを放棄する

僕は笑いたい 君と笑いたい

いっときも頭から離れなかった
あなたを何度も抱きしめた

自分の事だってようやく初めて抱きしめたのかもしれない

だから。

とか

もう。
とかそういう事ではなく
僕は疲れてしまったんだ。

誰かの期待で生きていく事も
誰かの決めた価値基準に乗っかっているフリをする事も

色々なバランスを取る事も考える事も
取り繕う事も

ただただ単に疲れたんだ

憑かれる事にも疲れたんだ

もしそれで僕が変わってしまったと
言うのならばそれもそれで僕なんだ

誰に何を話す訳でもなく
ただ純粋に僕は僕と話したんだ

誰に何を話さなくても
僕は僕と話したんだ

まだまだ僕の行きたい場所は遠く

時に曲がりくねったり歪んだり
霞んで見えない時があっても

僕の中では変わらずまっすぐなんだ。

僕は僕と話したよ

僕は僕の中の君と何度も話したよ
君が同じ景色を見ていると信じている

そんな風に想って何度も話しかけたよ

でも今はそんな事もどうでも良い風が吹いているんだ

同じ道や景色なんて別にどうでも良いから

僕はその風に任せてみたらなんだか急に
楽になったんだ。

景色は違っても道も違っても

もしかしたら風は同じ様に感じられるかな。

追い風でも良い。

向かい風だとしたって良い。

僕たちはもしかしたら同じ風を感じられる可能性が

この世界にはある様な氣がするんだ。

もしその風が全てを許し全てを赦す
そんな風だとしたら

僕はまた久しぶりに会う事が出来る君と

一体どんな話をするのだろう。

僕はまた久しぶりに会う事が出来る君と

一体どんな話が出来るのだろう。

僕は元来こんなものさ。こんなものなのさ。

でも決して僕なんて。

とは想わない。だってこれが
僕と話した僕なのだから。

遠く。まだまだ遠くに見える。

一体何が見えているかと言うのは
形がないから分からない。

だから時に見えなくなっても真っ直ぐに進みたいんだ。

時にその道のりまでの間に色々話そう。
一休みする事なんて当たり前だよ。

大きくて遠いんだもの。

でも感じるんだ。またお日様が照ったり
雨が降ったり風が吹いたり

色々な匂いがしたり。

痛みがないと言ったらそれは多分嘘になってしまうと想うんだ。

大事なのは強がる事ではないから。

ケガしたままでは進めないから
その時は治そう。

その時は癒やそう。支え合おう。

どうしようかな。
僕もなんだか少し痛いや。

こんな僕と君は何を話してくれるかな。
久しぶりに会う君と今の僕は一体

どんな話が出来るかな。

なくすのが怖いからもういいや。は
完全なる嘘だよ。

まだまだ怖い僕が本当だよ。

と僕が僕に対して話してくれる。

でもそれが僕なのだから仕方がない。

僕が僕との対話だけではみ出してしまう
沢山のなにかを

久しぶりに会う君が感じてくれたら僕は
多分もっともっとあの遠くのものに

近づけそうな氣がするよ。

〜talk〜

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