#10.漫画「SLAM DUNK」がバイブルだったバスケ少年は、如何にして映画『THE FIRST SLAM DUNK』の作画監督になったか 〜またはアしやの異常な愛情〜
FIBAアジアカップ2025予選 Window1
#AkatsukiJapan
バスケットボール男子日本代表戦!
行ってきました!有明コロシアム。
アジアカップ・バスケ男子日本代表戦、生で観戦して来ました!!
試合開始直前、今やバスケ日本代表のアンセムとまで言える曲になった、10-FEETさんの「第ゼロ感」が流れ、会場が日の丸🇯🇵一丸に染まりました!ウォ〜ウォオウォ〜ウォ!!
試合開始前からすでに泣きそうになりました。
感動と興奮の約2時間でした。WCで大活躍したメンバーと共に、新しく登録されたメンバーや若い選手たちの躍動も見られました!
キャプテン富樫選手の安定感と、ここぞと言うときに決めるスリーは、山王キャプテン深津のような絶対の信頼感があります。後述するルーキー・川島選手の代表初得点をアシストしたパスも流石の切れ味でした!
そして若手のホープ、Wユウキの一翼・河村選手の電光石火のスピードとアグレッシブな攻め。まさに誰も追いつけない止められない、覚醒したリョーちんの如きプレイはチームを牽引していました!グアム戦では得点もチーム最多の15得点6アシストの大爆発!
そして日本代表の魂であり、エースであるベテラン比江島選手の熱いプレーは、苦しいところで展開を打開する救世主!というような、ミッチーの如き不屈のプレーでチームを鼓舞していました!
第1試合では日本代表として初出場のWジョシュの一角、ジョシュ・ハレルソン選手!恵まれた体格と、それに似合わず外からも射抜ける自在のプレーで、3Pをズバズバ沈めチームに貢献していました!
そしてジョシュと共に日本のゴール下を守る、ハッスルプレーが信条の川真田選手のリバウンド!まさにリアル花道が体を張って、チームにガッツを加えてくれました!!
そして同じく体を張ってガッツを見せてくれたのは、井上選手!!高身長で3Pが武器の選手ですが、出場時には体を張ってボールに食らいつき、魂のプレーを魅せていました!中国戦でも3Pを連続で沈めていましたね!
新しくロスターに加わり初出場したテーブス海選手!!以前アルバルク東京戦を観戦した時に、電光石火のスピードで魅せるプレーに目を奪われて印象に残っていましたが、Wユウキよりも上背があり、流れを変えるポイントで今回も大活躍していました。
また、前半からアグレッシブな攻めでガシガシ得点に絡んでいたのは、#10今村選手!琉球ゴールデンキングスの素早いスピードプレーが、代表戦でも活きていました。沖縄での活躍やプレースタイル、髪型からソーちゃんがそのままプロになっていたら…と言う姿を思い起こさせるような、頼もしいプレーでした!
そして、グアム戦で最も特筆すべき初出場の最年少18歳(!)の代表プレイヤー・川島悠翔選手だったと思います!
ゴール下では体を張ってリバウンドにも積極的に絡んでいき、オフェンスでも果敢に攻め込んで得点を沈める、まさに停滞した空気を変える活躍!!あの若さでどうしてそんな堂々としたプレーが!?と驚くほど、まさに秘密兵器と言える圧巻のプレイでした!
ホーバスHCの久々のゲキも飛んでいました。会場で応援しているみんなの一体感も感じられ、その声援を後押しに懸命にプレーしている選手たちの姿に、応援している私たちもまた、女子代表戦の時と同じように、心からの勇気をもらえました。
何より真っ赤に染まったあの会場にいられたことが最高でした!
そして25日日曜日、強豪中国との因縁の対決!!
いやあ、痺れました!!
勝利すれば88年ぶり、歴史的な一戦です!
(観ている最中。)
…
(興奮と絶叫(近所迷惑、笑))
勝った!!やりました!!
馬場選手とジョシュ・ホーキンソン選手が縦横無尽の大活躍!
馬場の力強いプレイに奮い立つような勇気をもらえるし、タカちゃんことホーキンソンのガッツあるプレイにはいつも感動の涙を禁じ得ません…
タカちゃん大好きなんで嬉しいです🦅
チーム一丸の勝利ですが、この二人が強敵・中国打倒のキーマンでした。
Akatsuki JAPAN、本当におめでとう、そしてありがとう!!
…このブログは、私が如何にして『SLAM DUNK』に憧れ、自分にとって神様の一人となる井上雄彦監督の背中を追い、やがて映画『THE FIRST SLAM DUNK』のアニメーター・作画監督になったのか、と云うお話しです。
そしていよいよ、『THE FIRST SLAM DUNK』のBlu-ray・DVDが発売間近です!
発売日の2月28日は、私の誕生日でもあります。こんな素敵な誕生日プレゼントって他にある!?と云うような、神様からの贈り物だと思っています。いろいろ頑張って良かった…涙。
そして発売までのカウントダウンがいよいよ始まり、発売を記念する予告CMも公開されています!
それぞれの日常に、家庭に、「あの」円盤が届く、そして日常にまた新たな彩りと情熱が生まれていく…
そんなコンセプトを感じさせる、ワクワクする映像になっていました。
何度も脱線してしまっているのもありなかなか本道に進むのが遅いですが、これまで、「SLAMDUNK」に憧れ入部した、バスケ部の頃の中学生時代まで振り返っていたところです。そして恩師と出会い、映画を学べる東京の大学への進学を指導してもらうところまで記しました。
今回は、目前に迫ったBlu-ray・DVDの円盤発売に向け、以前も企画しました、
細かすぎて伝わらない『THE FIRST SLAM DUNK』の「ここ」が最高!選手権!
〜その3〜
を開催したいと思います!
毎回、これをやるたびに、一体いつ語るべきことを語り終えられるのでしょう?このブログ。とは思いますが、本編の内容もやっぱり語りたいんです。「SLAMDUNK」が大好きだから!!
例によって、観客・ファンの皆様がすでに沢山言葉にしていただき、絶賛してくださっているメインの激戦やドラマの感動・興奮ポイントはもうたくさん語られていると思うので、ここではある程度置いておいて、敢えてもっとニッチな、バスケあるある的な部分をフィーチャーして挙げていきたいと思います。
〜ここから先は、映画本編の内容にも触れます。今更ネタバレもないと思いますが、映画未見でこれからBlu-rayやDVDで初めて、THE FIRSTでご覧になりたい方は、映画本編のネタバレも含みますので、ご了承をお願いします。〜
これまで、本編の冒頭、ソータとリョータの1on1、試合開始前のロッカールームから伝説のオープニング、そして試合開始して序盤の山王ベンチの応援と、三井応援団の気合いの応援まで、元バスケ部としてもグッとくるポイントをいくつか挙げて来ました。
今回は、試合序盤のコートでのプレーと、前半からリョータの幼少時代の回想シーンあたりで見ていきたいと思います。ぜひ、28日に発売するBlu-rayやDVDでもその辺にもご注目ください!
①選手全員紹介の前半戦
前半は、原作にもあった山王戦前半をテンポ良く小気味よくプレー中心に構成されています。
以前にもどこかで述べましたが、原作にあった細かい事前のやり取りや、試合中の詳細なセリフやモノローグによる心理描写などは最低限まで省き、プレーやリアクション、何気ない一言くらいにまでブラッシュアップした、試合のリアルなタイム感で魅せていくストロングスタイルが、まるで試合を観ているような没入感と緊張感、謂わゆるバスケシーンの興、を一切削ぐ事なく、よりリアルな観戦体験を深めます。
それでいて、原作にあった細かいやり取りや時にブレイクのギャグシーンなども、合間合間でやっていたんだろうな、という絶妙な演出、見せ方になっています。
ミッチーの怒涛の連続3P、さらに3Pだけではないバスケセンス、原作では、安西先生が三井を評して、
「……だがそろそろ自分を信じていい頃だ…今の君はもう十分 あの頃を越えているよ」
と褒めてくれたプレー、切り込んでからの赤木にパス、そして豪快なゴリラダンク!!
このバックで流れるオフェンスのテーマソング、10-FEETのTAKUMAさんの作曲された「暁の砂時計」がまたこの熱いプレイを盛り上げる!!
大好きなBGMです。
サントラも最高なんです。いつか語りたい!
その間も淡々と点数を積み上げて返してくる山王。まるで普段の練習かアップのような冷静さ。方や、熱く興奮するプレーを連発する湘北。
この王者と挑戦者のチームの対比がまた、序盤での両チームのカラーをうまく紹介していて絶妙です。
ここから花道の面白天才プレー、そして沢北の驚異的な身体能力も示されていきます。
「日本一か」
静かに闘志を燃やし、(仲間たちから見るといつものムキになってる)流川。しかし、日本一の沢北に引けを取らない鋭いドライブを見せ、山王ベンチを圧倒します。
この辺りの、一人一人のキャラクター性を良く反映させたプレーと言動を見せていく事で、初めて観た方にもそれぞれの選手の色がわかりやすく示されています。映画としても素晴らしい演出ですし、そもそも原作がこの映画化を予見しているかの如く序盤で各キャラの魅せ場があって、改めて原作の構成の巧みさに驚かされます。
②深津の日本一のディフェンスの圧
ここから、試合は主人公リョータ目線で、モノローグが入ってきます。日本一の王者山王に挑戦し、これまた日本一のガードに君臨するキャプテン・深津の厳しいチェックに対峙します。
二人を映す画角で深津のディフェンスの厳しさがよく観て取れますが、さらに合間に一瞬挟まれるリョーちんの主観視点で、深津の圧がより強調され、映画鑑賞者にも体感できるほどになっています。
元バスケ部としては、本当に恐怖に感じる演出です。息が詰まる、脚がすくむような感覚に陥ります。
自分ならこんなディフェンスには、絶対に着かれたくないです。
そんな恐怖の深津ディフェンスに気押されることなく、持ち前のボールハンドリングでうまくドリブルコントロールしているリョーちんのプレーにも、同時に目を惹かれます。当たり前のことながら、リョーちんやっぱりうめえ!!と改めて感心しました。
そして、ここで一押しポイント!!
しかし、ここは映画公開から一気に、特に山王ファンの皆様の間で話題になったポイントでもあります。だから既出ではありますが、元バスケ部としては非常に推したい注目ポイントです。
それが、キャプテン深津が率先して行うディフェンス時のルーティン、通称「床バン」!!です。
ディフェンスを行うには足腰を鍛えなければなりません。
バスケ部の基礎練で行う地道なフットワークは、ほとんどはこのディフェンス時の足腰を鍛錬するためのトレーニングと言って過言ではありません。
ディフェンスでは、腰を落として低い姿勢の動きをとることで、重心が安定し主に横にスライドして相手について行く際のステップも安定させることができます。
そのために、床に手がベッタリつくくらい腰を落とす姿勢をとる、と云うのを練習時にも徹底します。
深津の床バンは、ディフェンス時に気合を入れるため、またチームに、デフェンスしっかり守るぴょん、手を抜くなぴょん、と檄を飛ばす意味もあると思います。一種のまじない、のようなものでもありますが、今風に言えばルーティンでしょう。
また、相手のオフェンスに対しても、俺たちはこれだけ腰を落として厳しいディフェンスで守るぞ!という宣言、威嚇にもなるルーティンです。
後半のここぞと云うときや、ラストのあの場面でも、リョータや沢北もこのルーティンをしていました。共に、ディフェンスで気合を入れたい場面でしたね。
兎に角この「床バン」は、私が取り上げるまでもなく、多くのファンの皆様を魅了し、深津という選手が一躍大人気キャラになる推しポイントの一つに大きく取り上げられていました。まさに「要チェックや!」のポイントでした。
その厳しいチェックに対してリョーチンも負けてはいません。
「40分つきあってやるよ!この野郎!!」
…さすが、強気のメンタルです。
ここから、映画本編は一旦リョータの幼少時代の回想に入ります。
③リョータのミニバス時代
ここで兄を失った直後のリョータや家族の様子が丁寧に描写されます。
まずはリョータミニバス時代の試合シーンから。
「第15回ミニバスケットボール大会 浜っ子カップ」
と看板が見て取れます。
リョータのチームは、「久浜三小ファイターズ」、黄色のユニフォームです。対するは「潮比浜ドルフィンズ」、青を基調としたユニフォームです。
ここで、まだ兄の死から立ち直りきれていない家族の心の不安定さが描かれています。また、デリカシーのない地元のおっちゃんたちの会話がその不在感に拍車をかけます。
そんなやり切れない気持ちでいっぱいになるこのシーンですが、ミニバスの試合で私の感動「ここ」ポイントがありました!
それが、恐らくリョーちんたちの敵チーム、「潮比浜ドルフィンズ」のコーチの、ベンチからのコーチング・声援です。
「走れ走れえ!オッケー!はいちゃんと見てちゃんと見て!…ちゃんと見ないと!!」
「一人ひとりでしょ?はいちゃんと見て!はい、誰が誰見てるか?」
この、沖縄弁の温かい響きを持ったコーチの声掛けは、声優で今作の方言監修の新垣樽助さんがご担当されています。
声掛けは主に、デフェンスでの心構えについて熱いアドバイスを飛ばしています。
ミニバスではゾーンのような組織的なディフェンスはまだ難しいと云うこともあり、マンツーマンのディフェンスであることが多いです。
なので、自分のマークマンをまずしっかり見据える、そして目を離さずマークする、と云う教えを徹底されます。
そのディフェンスへの心構えの教えを、ベンチから必死に声掛けしてるコーチ、しかも沖縄方言の温かみを持った、優しさも端々に感じられる声掛け。
この声かけを聴いた瞬間、バスケ部時代に一瞬で記憶が戻った気がして、私は沖縄ではなく北海道ですが、すごいリアルに感じたシーンでした。
本日のBlu-ray・DVD発売直前記念配信でご登壇されていた、方言監修の新垣樽助さんの素晴らしいアドリブ(!)で実現したセリフだったようです。こういう、画面にも登場しないモブキャラのセリフの隅々までこだわった制作が、作品全てのクォリティに反映されているんですね!
まさに神は細部に宿る、ですね。
井上監督が大喜びをしてくれた、と云うのもうなづけます。
その舞台裏がこんなにタイムリーで聴けるなんて!
↑↑アーカイブ配信はこちらから
新垣さんは、デリカシーのないおじさんのお一人も演じられていたなんて!声優さんって本当にすごいですよね。尊敬しきりです。
いつもSNSでもお世話になっています、スタッフガチファン同盟(笑)のかぬか光明さん(河田雅史、美紀男役) 、岩城泰司さん(一之倉聡役)も登壇されていて、我々ファンの気持ちを全部代弁してくれていました笑
楽しかったです!!
今日は日本代表戦もあり、久々のスタッフ生配信もあり、本当に盛り沢山で嬉しいです。充実しているなあ!!
また今後も「細かすぎてポイント」を随所で語っていけたらと思います。
そして、もうすでに自分がスタッフとして参加してからのお話もポロポロ飛び出してしまっておりますが、どうやってスタッフになったか、という本題も少しずつ語っていければ幸いです。
#バスケ部 #THEFIRSTSLAMDUNK #SLAMDUNKMOVIE #最後まであきらめない男 #あきらめたらそこで試合終了ですよ
いつまで続くのか、どんな形で終われるのかまだ決めてはいないのですが、いよいよ2月28日が目前にまで迫ったBlu-ray・DVDの円盤発売に向け、少しでも盛り上がっていければ良いかなあと思っています。いや〜、もうすぐです!💽✨
リアルバスケ界では、今日はとにかく、#AkatsukiJapan 男子日本代表のアジアカップ中国戦!中国に88年ぶりの公式大会での勝利!!最高の試合を、ありがとうございました!!
#アジアカップ #ASIACUP #日本一丸 #バスケで日本を元気に #バスケ
🏀🇯🇵
ここまでご覧いただき有り難うございました。ご興味がありましたら、是非続きをお待ちいただければ幸いです。🏀🤜🤛🟥