完全失業率2.6%に低下

厚生労働省が30日発表した2023年4月の有効求人倍率(季節調整値)は1.32倍で前月と同水準だった。原材料の高騰のあおりを受け、求人を見送る動きがあった。有効求職者数も減少した。総務省が同日発表した4月の完全失業率は2.6%と前月比0.2ポイント低下し3カ月ぶりに改善した。

新型コロナウイルスの感染症法上の位置づけ変更による期待感から、宿泊・飲食サービス業の求人は前年同月比で8.2%増加した。原材料費や光熱費の高騰で収益が圧迫されている建設業・製造業は人手不足感があるものの求人に踏み出せない状態が続く。

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