生保 超長期歳を2兆円積み増し

生命保険会社が国債を一段と積み増す。主要10社のうち8社が2023年度に、償還期間が20〜40年の超長期債の残高を増やす方針だ。新たな資本規制への対応を進めるほか、日銀の新体制下で金融政策が修正され金利が上昇するとの期待もある。海外のインフレや景気の先行きなど市場に影響を与える要素が複雑に絡み合うなか、各社は収益性の確保と高度なリスク管理が求められる。
10社とも日銀が年度内に何らかの金融緩和の修正に動くと回答した。大樹生命保険など複数の会社が「6月にも、YCC(イールド・カーブ・コントロール)の長期金利の上限を撤廃する」と答えた。金利が緩やかに上がれば、生保は超長期債の買い入れを進めやすくなる。

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