No.17足裏アーチの崩れと転倒
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No.16で足裏にあるアーチについて説明をしました。
ヒトの体って本当によくできています。たった2パーセントの足裏の面積。
そこにある小さなアーチで、うまく外部からの衝撃を分散しているのです。
では、もしその大切な足裏のアーチの形が崩れてしまったらどうなるのでしょうか?
足裏のアーチが崩れるって?
足裏アーチは立体構造(ドーム型)なので、ひとつのアーチが落ち流と、足全体的の立体感が無くなります。 立体感が無くなると、クッションが機能しなくなり、様々なトラブルが出てきます。
1 .足裏が痛む
クッションが機能しないと、足裏にダイレクトに衝撃を受けることになります。 歩くと足裏に痛みが出たり、少しの距離を歩いても疲れやすくなります。
2.足の変形
外反母趾や、偏平足はアーチが落ち込んだ結果の変形です。 外反母趾だと合う靴が中々、見つからない。骨のでっぱりが靴に当たり痛い。 と言った、お悩みをお持ちの方が多いです。
3 .巻き爪など足爪が変形する
巻き爪や、肥厚爪、小指の爪がつぶれて無いなど、爪の変形がある方のほとんどに、足の変形もみられます。 痛みが出たり、ひどくなると化膿、炎症することもあります。
4 正しい歩行ができなくなる
足に痛みがあると、その痛みをかばって、正しい歩行ができなくなります。 また痛みとは別のところに負担が掛かるため、足以外のところにも痛みが出ることもあります。 膝痛や腰痛も、足裏のアーチの崩れが原因の場合もあります。
足の変形は、転倒確率が高くなる
足になんらかのトラブルがあると、転倒の確率が高くなるとの研究結果があります。 足裏
は身体全体の面積の2%しかない、小さな部位ではありますが唯一、歩行時に地面と接している 身体の土台とも言える大切な部分なのです。
その土台のバランスが崩れていては、転倒のリスクも高まって当然です。
足が変形していると、メカノレセプターが正しく作動しない!
メカノレセプターは、足裏に多く存在する安定した姿勢を保つための センサーです。外側の刺激を受け取り、脳へ信号を送っています。これによって私たちは転ぶことなく、歩くことができるのです。
足のアーチが崩れてしまうと、外部からの刺激をうまく受け取ることが できないために、転倒のリスクが高くなります。
すでにアーチが崩れ、足に変形がある人は足の関節を柔軟にしたり、正しい靴を履くことで転倒の リスクを予防することができます。
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