見出し画像

義母のこと

ライフオーガナイザーの くら です。
義母の介護について考えます。

コロナ罹患後、行動が変わってきました。
まずは「歩き方」
以前は家の中であれば、捕まらずに歩けていましたが、すでに何かに捕まらないと歩けない状態です。
立ち上がるときはもちろん、食事の時の椅子へ座る際にも、自分で位置を決めるのが難しいみたいです。
とはいえ、家の中であれば、バリアフリーであり、躓いた時に危険なものはないのですが、転ぶことが骨折などにもつながるので、難しいところです。
自宅の1階は、廊下の幅が1.35Mで、車椅子でも移動できるように幅広で作成しました。
それが杖を突いて歩く義母にも楽ではあるのですが、一歩家を出ると、道はガタガタしているし、かすかな段差にも体のバランスを崩してしまうので、大変です。
月イチの診察でかかりつけに行くときが一番大変です。

まず、出かける前に家を出る時間の30分前の時間を伝えて、その時間に義母の動きを確認します。
まだ外出準備が出来ていないことを前提に動きます。
声をかけて、外出することをうながして、義母が外出前にすることをルーティンで行動してもらいます。
一つでも抜けると、最初からやり直しになってしまうので、ルーティン通りかも見ておく必要はあります。
声をかけるタイミングによっては、最初からやり直しということもあります。
こちらも義母のルーティンを邪魔しないようにして、出かける準備のフォローをしないといけないです。
ちなみにルーティンは以下の通り
①一度、水(白湯)を飲む
②テレビを見る
③白湯を飲む
④カバンを探して、ドアのところに置く
⑤立ち上がる
⑥洗面所に行って鏡を見る
⑦トイレに行く
⑧靴下を取りに行く
⑨部屋に戻り、靴下をはく
⑩カバンを探して、見つける
⑪立ち上がる
⑫トイレに行く
⑬部屋に戻り、テレビを消す
⑭部屋の電気を消す
ここでようやく玄関に向かいます
何度か同じことを繰り返しますが、一つでも行動が飛ぶと、部屋からやり直しなので、混乱させないためにもルーティンをしてもらうようにしています。

そんなこんなで、家を出るのに30分はかかるのですが、かかりつけに到着してからも、以下の作業が義母を待っています。
①車を降りる
②杖をついて歩く(側溝や道路の凸凹などを声掛け)
③玄関で靴を脱ぐ(個人医院なので、玄関でスリッパに履き替え)
④靴を下駄箱に入れる
⑤スリッパをはく
⑥受付に保険証と診察券を置く
⑦検温してもらう
ここでようやく待合室のベンチへ。

一人でこなすことが出来るのは①~③です。
④や⑤は捕まるところが無いと立ち上がりや方向転換などが難しく、自宅以外のところでは捕まりどころを探して体がふらつくこともあります。
(2月からスリッパ履き替えがなくなったようです)
⑥については、カバンを広げて、看護師に取ってもらうようになったため、出来ないと判断しました。
糖尿の使用済の針なども渡さないといけませんが、それはもう義母には出来ないことです。
そのため、毎月夫か義妹が一緒に行きます。夫も義妹も糖尿なので、同じように薬が必要なので。
どうしても都合がつかない場合は私が同行することもありますが、個人医院なので、付き添いが一人行くだけで、待合室の人数が多くなってしまうので、いつもベンチには座らず、義母に分かるように壁際に立つようにしています。

医者ではなく、義母の兄妹が迎えに来てくれて、喫茶店に行くときは、ルーティンはそのままで、一つ一つの動作が少しだけ早い気がしますww

まぁ、自分で出来ることはとりあえずしてもらいたいと思っているし、洗濯干しや、お風呂のお水を落とすなどの行動は以前からの行動として出来るので、そちらも出来る限りはしてもらうようにしています。
上手く干せていないことや、お風呂のお湯は落とすけど浴槽を洗っているわけではないので、そちらはこちらでフォローするんですが。

でも自分が昔からしていることを忘れず、体を動かすのはいいことだなぁと思っているので、助かってます。

今は寒さと風邪などが心配なのですが、もう少ししたら、家の前あたりで日向ぼっこ出来ると太陽にあたって、少しは気もまぎれるんじゃないかと思っています。

ご飯の用意や日常生活のフォローとなると、出社してしまうと出来ないので、誰かが自宅にいることが必須になりました。
コロナも落ち着き、少しずつ出社して仕事をすることが多くなっていますが、義母もことを考えて、在宅勤務が優先出来る仕事も視野にいれて4月以降は動きたいと考えいます。
正社員ではなく、派遣社員で仕事をしているので、その辺も融通が利くと思っています。
仕事の条件が年々変化していますが、その辺も派遣ならではの働き方だなぁと助かっています。

ライフオーガナイザーとしての活動はあまり出来ていませんが、ライフオーガナイザーで学んだことは会社で働く際にも、義母の介護にも生かされていて、自分の機嫌を取ることも出来ているので、なんとかなっているのかなぁと思います。

夫や義妹もうまく義母の介護と折り合ってくれるといいのですが、夫は「男性」ということで、少し義母の世話の際にはストレスを溜めているのではないかと思います。
とはいえ、全く介護を丸投げすることはないので、その辺の思いやりがあるから、義妹と私でなんとかフォロー出来ているような気もします。
義妹は母親のことなので、私よりもフォローが出来るのですが、みんなが仕事を継続したまま介護していくのが理想なので、義妹がいない時にはなるべく私が義母を看ることが出来るようにしています。
どうしてもダメな時に、夫を発動させるくらいがちょうどいいのかもしれません。

子育ても大変ですが、子供は出来ることが増えていくけれど、介護は出来なことが増えていくし、先が見えないことも多いです。
それがストレスになって、相手のことをちゃんと見れなくなることもあると思います。
もちろん、国や市町村のフォローも使えと言われますが、手続きのために役場に行く時間が捻出できないこともあります。
最低限のフォローだとは思うけれど、電話してきてもらってそこで手続きとかが出来ればいいのになぁ・・・と思うこともあります。

まずは自分の住む市町村に対して、御用聞きみたいなところからでもいいので手伝いが出来ればいいのですが・・・

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?