見出し画像

Withコロナ時代のアジアビジネス入門① 「新型コロナで中国のシステムはどう変わるのか」

ONLINE講座で中国経済&イノベーションを徹底分析

 新型コロナウイルスの感染が世界中に猛威を振るっている。アフター・コロナ(AC=After Corona)とビフォー・コロナ(BC=Before Corona)は、キリスト紀元とも言われる紀元前(BC=Before Christ)と紀元後(AD=Anno Domini)のように、概念上のコロナ紀元になるかもしれない。
 グローバルでつながっていると信じていた経済が事実上の「国境封鎖」で断絶されている超現実。With コロナ時代は、これまでの常識では考えられない超現実を次々に突きつけられる。
 新型コロナで世界は次元の違うフェーズに突入したと思えてならない。
 それが典型的に表れるのが中国だと思う。
 米中貿易摩擦の激化により、一部の中国企業は米国から部品が調達できなくなるリスクを抱え、中国共産党が支配する社会主義市場経済下でサプライチェーンが完結できるよう「内製化」に舵を切っている。新型コロナでこの動きは加速するだろう。
 中国でサプライチェーンの構造を見直す動きは、日本をはじめとする海外企業にとっては他人事ではない。加えて、トランプ政権の米国はますます「アメリカ・ファースト」の利己的な政策を進めるだろう。
 そう考えると、米中を仲介して「利他の役割」を担えるのは日本しかないと考える。その役割を戦略的に果たすことが日本や日本企業の発展につながると確信する。こうした考えを背景に毎日アジアビジネス研究所は何ができるのかと考えてきた。

北京から専門家が最新事情を報告

 今回の新型コロナ禍を機に、弊研究所コラムニストでNewsPicks コメンテーターである北京在住の経済ジャーナリスト、陳言氏を講師に招き、ONLINE講座「Withコロナ時代のアジアビジネス入門シリーズ①『陳言の中国ビジネス入門』」を開設することにした。陳言氏には弊研究所会員向けの毎日アジアビジネスレポートに執筆してもらっている。新型コロナの緊急事態に鑑み、日頃はあまり聞けない話が満載の、特別なオープン企画をスタートする。

【陳言の中国ビジネス入門】
① 5月1日(金)19:00~20:30
「サプライチェーンの構造変化」
最初に新型コロナウイルス感染が拡大した湖北省武漢市周辺は自動車関連工場の集積地であり、日本や世界のサプライチェーンが一時的に機能停止に陥る要因となった。中国ではサプライチェーンの構造を見直す動きも見られる。中国のサプライチェーンの構造変化を報告する。
https://china-biz1.peatix.com/

② 5月8日(金)19:00~20:30
「対応急ぐ介護・医療イノベーション」
高齢者の致死率の高いコロナウイルス禍。急速に高齢化社会を迎える中国において介護分野の対応が急がれる。ワクチンをはじめ最も注目される医療分野はイノベーションやテクノロジーを駆使して進化しようとしている。介護・医療の最前線を報告する。
https://china-biz2.peatix.com/

③ 5月15日(金)19:00~20:30
「膨れ上がるオンライン市場」
コロナウイルス禍で長期の休校を余儀なくされた教育現場ではオンライン化が加速した。都市部と農村部の間のデリバリーもオンラインで双方向になってきた。今やインターネットはサービス業の「ニューインフラ」である。膨れ上がるオンライン市場の未来像を報告する。
https://china-biz3.peatix.com/

④ 5月22日(金)19:00~20:30
「『内製化』する中国経済」
米中貿易摩擦の激化により、ファーウェイ(華為技術)は米国から輸入している半導体が調達できなくなるリスクに備え、半導体の内製化を進めている。同様に海外からの輸入品を中国企業の生産に切り替える動きも見られる。「内製化」する中国経済とのかかわり方を報告する。
https://china-biz4.peatix.com/

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?