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安倍元首相襲撃事件で気になることをまとめてみる

安倍元首相のご冥福をお祈りします。

はじめに

 まさかとは思ったが、事件は起こってしまった。

 民主主義国家であるはずの日本でこのような事件が起こってしまったのは恐るべき事態である。もちろん、我々はただ恐れるだけではなくしっかりと自分のやるべきことに努めていかなければならないのだが、それはそれとして個人的に危惧していることがあるので、簡単に述べたいと思う。殴り書きのようになって大変読みにくいだろうが、お付き合い頂けると幸いである。個人の感想であるため、これを以てデータとして利用するのはお控え頂きたい。(リンクを貼るのは自由である)


・自称「リベラル」が喜んでいること

 言うまでもないことだが、人の死はその人がどんな人であれ茶化して良いものではないし、(たとえ心の中では喜んでいても)口に出すべきではない。だがこんな子供でも分かるようなことを分かっていない人間があまりに多い。

 このような発言をする人々は「リベラル」ではないどころではない。人間の風上にも置けないクズだ。

 人として当たり前のことですらも分からない人は速やかに獣の森へ帰って頂きたいものだ。


・国民の精神状態が悪化すること

 私は安倍元首相の政策に特に賛成はしていなかったし、むしろ批判していたことも多かった。それにも関わらず今回の事件は少なからずショックであったし、事件に関するニュースを探しにSNSで検索することも多かった。
 まして安倍元首相に直接的にせよ間接的にせよ救われて恩を感じている人の衝撃はどれほどであろうか。

 このような事件があったからこそ自分のすべきことに一層努めるべきなのは頭では分かっていても、(私を含め)多くの人は実行するのが難しいようである。

 故に私は、人のことを言えないがSNS等の情報ツールを一旦シャットアウトするのが効果的ではと思う。目を覆いたくなるような凄惨な事件のニュースに加え、不愉快な陰謀論や死を喜ぶ声、それらを政治利用しようとするものの等を見ずに済むはずだ。現に私も勉強のためにTwitterを封印したらTwitterへの興味が嘘のように消え、意識せずともTwitterを開かずに済んでいる。

 非常事態だからこそ、曖昧な情報に惑わされないよう冷静を保つのが最適行動であることは明白である。


・民主主義が絶対ではないということ

 暴力に訴えかけられたことで政府の重要人物が亡くなった。このことは、民主主義が暴力によって脅かされるのではないかという不安を煽るだろう。
 今回の事件の動機は政治とはあまり関係がないよう(現在私が情報を見る限りでは)だが、それでも大きな影響を与えたことは間違いない。

 政治に限らずだが、物事は2つの状態を行き来することが多い。産業革命が起こり資本主義が台頭して格差が生まれ、それを正そうと社会主義が生まれ、社会主義の限界を感じで資本主義に戻る。このような動きも同じである。現代はコロナ禍によって資本主義の限界を感じている人が多い中、社会主義への揺り戻し(バックラッシュ)が起こっている時期ではないかと言われている。

 民主主義は絶対ではない。暴力によっても脅かされ得る。もしいわゆる「無敵の人」が「この国はクソだがせめて一矢報いてやりたい」と思ったとしたらどうだろうか。彼らは民主主義が暴力によって脅かされることを知っている。つまり、彼らの中の「暴力行為という選択肢」がより現実味を帯びてくるのだ。念の為述べておくが、今回の事件が「無敵の人」によるものとは限らないし、私はそうだと断定もしていないので、このnoteを以て「犯人は無敵の人だ」などと主張しないで頂きたい


おわりに

 今回、安倍元首相が襲撃された事件は到底許されるべきことではないし、二度と起こしてはならない事件である。もちろん被害者が一般市民であろうと障碍者であろうとフェミニストであろうと私の見解は変わらない。

 しかし、現代がいろいろな意味でバックラッシュの時期であることはほぼ間違いないと思われる。我々に何ができるかといえば、できることはそう多くはないのかもしれないが、自分のすべきことに集中して個人単位ででも生き残っていくしかないと私は思う。

 社会の歪み、バックラッシュはもうすぐそこまで来ている。

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