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Weekend in Istanbul(ウィークエンド イン イスタンブール) ―スパイス広がるオリエンタルな香り

 既に4つのWeekendシリーズを紹介してきた。私の知る限り、紅茶がブレンドされているフレーバーは合計6個しかない。5つ目として、今回はWeekend in Istanbulを紹介する。
 
 缶を開けると大き目の緑茶と思われる茶葉と、細かい紅茶と思われる茶葉が入っている。今までも茶葉がブレンドされているものは取り上げてきたが、ここまで目視で分かる程形状が異なっている葉が配合されているのは珍しい。ちなみに公式の紹介によると、紅茶以外に緑茶と白茶が配合されているそうだ。
 香りはかなりスパイスが効いた印象で、インドのチャイを彷彿する。口に運ぶとやはり香辛料が強く、生姜のような味わいも感じる。飲み方としてはストレートだけでなく、ミルクを入れてチャイのようにするのも味わい深い。レモンは試していないが、さっぱりとした風味が加わって、悪くないかもしれないと推測する。ただ、スパイスと喧嘩する可能性も否めない。今まで紹介した中では、クリスマス限定だったJoy of Christmas(ジョイ オブ クリスマス)が近いように感じる。個人的にはWeekendシリーズの紅茶がブレンドされている中で、最も個性的な味だと思う。好き嫌いが、はっきりと分かれそうな風味だ。余談だが、母はTWGの茶葉で2番目に気に入ったとのことだった。ちなみに1番はHaute Couture Tea(オート クチュール ティー)らしい。

 食べ物と合わせる場合は、生姜やスパイスを活かしたスイーツがおすすめだ。ジンジャーブレッドや、生姜の風味が効いたせんべいの柴舟が良いだろう。また、スパイスに着目してドライフルーツが入ったパウンドケーキも合うと想像する。
 普段よくおすすめとして挙げているサンドイッチやシンプルな焼き菓子は、紅茶の風味に負ける可能性が高い。私も試してみたが、決定的に合わないとは言わないまでも合致している印象はなかった。また、タルトや生クリーム系のケーキにしても、紅茶とスイーツのどちらも主役を譲ろうとしないことが想定されるため、ぴったりとは言い難い結果になりそうだ。
 
 今回紹介したWeekend in Istanbulは、量り売りまたは缶入りでの販売となっている。扱いづらいかもしれないが、缶のデザインが可愛らしいので、茶葉が気にならない人はぜひ手にしてみて欲しい。

Weekend in Istanbulの茶葉が入った缶と箱


Joy of Christmas Teaの記事はこちら↓

Haute Couture Teaの記事はこちら↓


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