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春真っ盛り。美しいスミレたち。
日に日に暖かくなり春が深まる今日この頃。様々な花が待ってましたとばかりに次々と花を咲かせている。本日はその中の一つであるスミレをピックアップし、様々なすみれをご紹介したい。栽培種のパンジーやビオラもかわいらしいが、野生種もまたかわいらしい。
①パンジー
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言わずと知れた園芸花卉のど定番。あの小さなスミレが(原種は日本のようなスミレではないかもしれないが)、品種改良でここまで変わると思うと、品種改良の凄さを感じる。中心部付近の模様はネクターガイドとして昆虫に蜜の在処を知らせて受粉を促すためのもの。
②ニオイスミレ
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その名の通り強い香りがあることが特徴で香水などにも利用されていたそう。スイートバイオレットなどとも呼ばれ園芸目的で広く栽培されている。
③スミレ
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ノジスミレかもしれない。有名な雑草だが特に都心部では近年見かけにくくなったように思う。きれいな紫色の花は道の端でも目を引く。花の後ろの筒の部分に蜜が溜まっており美味しい。場所によって花の色や形が異なる。雑種も多いらしく種類はわからないが、山でも都会でも可憐で美しい。
④タチツボスミレ
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茎が立っており庭(坪)など身近にみられることから名付けられたそう。「スミレ」は葉が細長く尖っていたが、こちらは丸くかわいらしい葉が特徴。花は他のスミレと同じく淡い紫色と形、内側の線など近くで見るととてもかわいらしい。
⑤ツボスミレ
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湿地にツボスミレが群生していた。白い花弁と中央の濃い紫色が特徴的でとてもかわいらしい。タチツボスミレと名前は似ているが色や大きさで区別できる。タチツボスミレより目立たずひっそりと咲いていたが、むしろそれが可憐さを演出しており可愛かった。
⑥アリアケスミレ
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周囲でタチツボスミレがたくさん咲く中、アリアケスミレが少しだけ咲いていた。白い花を持つことが特徴で、シロスミレよりもよく見かける。花弁には紫色の線がたくさん入っており、白とのコントラストが美しい。
⑦フジスミレ
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白い筋の入った葉に藤色の花がとてもきれいだ。普通のスミレよりやや大きいその花は一個体だけでも目立つ。白い筋のある葉も特徴的。日本固有種で栃木と群馬にのみ自生するらしい。
⑧ヒメスミレ
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ノジスミレやスミレかとも考えたが、葉柄に翼がないこと、花の側弁の内側に(写真では分かりづらいですが)毛が生えていること、距と呼ばれる花の後ろに突き出した部分の色が花弁と異なること、葉がほこ形をしていることからヒメスミレだと思う。スミレは種類の判別が難しいがおかげでよく観察することとなりこれはこれで楽しい。
⑨ナガバタチツボスミレ
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山の中でひっそりと咲くスミレを見つけた。タチツボスミレかと思ったが葉の形が茎の上ほど細長くなっており、調べた限りではナガバタチツボスミレではないかと思う。暗い林の中でひとり虫が来るのを待っているかと思うと切なさを感じる美しい花だ。
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