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育休中に学んだこと②「会いたい人に会う贅沢」

「やりたいことをやる」でも「食べたいものを食べる」でも良い。

とにかく、自分が心から欲することは何なのか?を見つけることが、育休中にできる最大の学びだと思う。


自分探し、とは少し違う。
本来の自分を取り戻す、という感覚のほうが近い。
私にとっては、育休は自分の内側を見つめる期間だった。


表題は、そんな私が自分にとっての最大にして最高の贅沢はコレだな、と育休中に心から感じた「自分の内側の声」である。


育休中は「後悔のないように過ごす」と決めていたけれど、それは、人生にそう何度もあるわけではないこの機会に、自分らしさを見つめなおしたいというのが本音だったのだ。


育休取得者が集まるオンラインコミュニティに参加して興味のある事柄に関して活動したり、前から気になっていた資格試験を受けたり、noteを始めてみたり、本アカ(もう何年も放置していたけど)とは別に育休専用アカウントを作って娘とのカフェ巡りを記録したり、積ん読になっていた本を手に取るようにしたり。

育休中は、「やりたい」と素直に感じたことだけをやってみた。


大事にしていたことは「心からやりたいことをやる」だったので、裏を返せば「気が乗らないことは無理してまでしない」でもある。

オンラインコミュニティでは、魅力的なイベントが毎日あって、ハマってしまうと終日PCの前に座り込んでしまう・・・という事態にもなりかねず。
そうなると、娘と過ごす時間が削られるのはもちろん、本来自分が「やりたい」と思っていた別のことに割く時間も取れなくなってしまうという本末転倒な危険性も。

そこのバランスを取る、ということも自分の内側に耳を傾ける大きな学びでもあった。


というわけで、「自分らしさ」とは「自分が心からやりたいことを心地よくするために、やりたくないことはやらない」ということでもあると知った。

やりたくないことはやらずに、自分の素直な「やりたい」に従って生きられる贅沢な時間。

そうして、「会いたい人に会う」はその最たる贅沢でもある。


限られた時間、自分の本当に会いたい人、大切な人、今後も付き合っていきたい人は誰なのか。
そして、その人にとっての自分もそうでありたい。
お互いにそう思い合えるなんて、なんと有難いことか。

そう考えるとますます贅沢感が増す。


私は、育休が終わるという今年の3月ギリギリまで、「いま会っておきたい!」という人には自分から連絡を入れて、日程調整をして会う段取りを組んだ。

会いたかった人に会うと、すごくパワーをもらえる。

自分にはこんなに大事な人がいるんだと思えることで、自分自身のことも改めて好きになれる。

フラットな状態の自分を「これで良い。これが私」と素直に認めてあげられる。


忙しい日々に流されていると「今じゃなくても」と思ってしまいがちなことも「育休中の今しかできないから!」というエクスキューズのおかげで、「会いたい人に会う」ことがこんなにも贅沢で幸せなことなのだと実感できたのである。

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