八木尚美(やぎたかみ)

進行性の難病を持った障害のある弟と16歳~22歳まで母の介護を経験した元ヤングケアラー。 就職の際には家族中心にしたことでうまくいかなかった経験から キャリアカウンセリングを通じて様々な年代の介護者(ケアラー)の 働くと暮らすをもとにした自己実現をサポートをしています

八木尚美(やぎたかみ)

進行性の難病を持った障害のある弟と16歳~22歳まで母の介護を経験した元ヤングケアラー。 就職の際には家族中心にしたことでうまくいかなかった経験から キャリアカウンセリングを通じて様々な年代の介護者(ケアラー)の 働くと暮らすをもとにした自己実現をサポートをしています

最近の記事

「仕事と介護の両立で、自分の時間が取れない…」そんな悩み、ありませんか?

もう少し自分の時間が欲しい… 仕事と介護の両立に加え、家事もこなす日々。 疲れているのに、介護は朝も夜も待ってくれません。 毎日24時間フル稼働で、自分の時間がいつの間にか消えてしまっている、 そんな状況に心当たりはありませんか? 「もっと自分の時間が欲しい」 「自由に食事やおしゃれ、外出を楽しみたい」 「たっぷり眠りたい」—— 介護がは始まる前はできていたことができない できないストレス、感じていませんか? 仕事を先の理解が難しい… 制度は整っているのに、勤務先のサ

    • 時間がない!?介護中でもビジネスの時間を大切にするために

      まだまだ世間の中には、「介護は家族で行うもの」 という意識が残っています。 そのため、家族の介護のために働きたいのに働けないケアラーや、 働いていても、世間の目や家族の期待に応えようと、仕事と介護の両立を必死に目指し、自分の時間を後回しにしてしまうことが少なくありません。 さらに、家族から「介護があるのに仕事や自分のことをするの?」と言われると、たとえ夢や希望があっても、それを追い求める勇気が出なくなることがあります。 これらは私自身が経験したことです。 時間がないの思い

      • 介護を受け入れるって覚悟がいるから

        【介護を受け入れる】 には、まず「現実を受け入れる」ことになります。 しかし、これが心に最も大きな負担をかける瞬間です。 突然始まった介護は、 何をどうすれば良いのか分からないことだらけ。 どこに相談すれば良いのか、 病院や施設で介護するか、自宅で介護するのか。 自分の生活はどうなるのか、 お金はどう工面するのか。 などの疑問に戸惑いながらも、 現実は次々と押し寄せてきます。 介護は衝撃が大きいことばかり さらに、介護をする相手が変わっていく様子に 心が追いつかないこ

        • ヤングケアラーの年齢とともに変わるケアのかたち

          メディアに取り上げられるようになって 「ヤングケアラー」が社会的な関心を集めることで 透明だった存在が浮かび上がってきました 日々、活動する中で、 「ヤングケアラーって何ですか」? と聞かれることが多くなりました 言葉は知っているけれど、 その言葉の意味や、具体的にどのような人たちが どのような困難に直面しているのか、 実際のところはまだ多くの人にとって 当事者や支援者以外ではあまり実感がわかないものです ヤングケアラーとその現状 ヤングケアラーとは、家族の介護や日常生

          家族の介護が始まるイメージありますか?

          突然始まるビジネスケアラー生活。 ですが、家族の介護がどんなタイミングで始まるか、イメージできていますか? 20~30代の方は、まだまだ先のこととおもっているかもしれません 40代以降にになると親の年齢を考え、そろそろ備えなければならないと感じる方もいくるでしょう。 でも、現実を見る恐さもあってや日常の忙しさに紛れて、深く考える機会は少ないかもしれません。 人生の転機に始まると家族の介護は、人生の大きな転機と重なることが多いです。 例えば、新しいプロジェクトを任された時

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          介護をしながら働いていくために

          ビジネスケアラーとは最近、よく見聞きするようになった「ビジネスケアラー」という言葉。 私自身も、障害のある弟と生活しているのでビジネスケアラーだと気が付きました 仕事と介護の両立ってトライ&エラーの連続で、 抱え込まないことが大事とわかってる! けど やっぱり頑張り過ぎてしまうこともあるので、 私のようにならないために、意識を変えるチャンスにしてみてくださいね カテゴライズされてしまうのはイヤ「ビジネスケアラー」という名称がつくことで、カテゴライズされるのは嫌だという意見も

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          家族の介護で働きたいのに働けない: もどかしい気持ちを乗り越えるために

          ヤングケアラーさん、 家族の介護があるからことで働きたいのに、 働けないというもどかしい気持ち、 経験したことはありませんか? 周りの人はちゃんと働いているのに 自分はなかなか働けないという悩みを や将来の不安を抱えてこんでいませんか?   私自身、短大生の時の就活では、 家族を中心に考えたためにうまくマッチングできず、 働きたいのに働けない状況に陥りました。 焦りで一杯の時はマイナス思考になりがち 就職が決まらないのは、介護を理由にして自分が 逃げているのではないかと

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          ケアラーとして起業のきっかけ

          家族のケアをしているからといってヤングケアラーたちが自分の人生をあきらめない社会を作りたい を目指して起業しました。 起業のきっかけとなり、今も私の原動力となっているのは、 かつて勤めていた学校図書館で出会った子どもたちでした。 家族のケアがあることで 「どうせ」と言って未来をあきらめたり、 割り切れなさの中で苦しんでいる子どもたちを見るたび、 30年前の自分と変わっていない現実にショックを受けました。 その時の私は いいものをたくさん持っていて、 私に多くの楽しい発見を

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          介護をしながら就職を目指すヤングケアラーの皆さんへ

          20代から30代のヤングケアラーさんが 就職を考える時、 さまざまな心配事が頭をよぎりますよね。 - 介護のためにフルタイムの仕事が難しい - 面接で介護のことをどう伝えたらいい? - 30代後半で仕事の経験が少ないからブランクの伝え方は? など。 これらの問題に直面し、 就活が思うように進まないことも…。 そうなると、 家族の介護が理由で自分の人生を あきらめていませんか? 「しかたがない」と無理に納得しよう としていませんか? 私もヤングケアラー時代は 就活中に

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          自己紹介

          現役のケアラーとして、キャリアコンサルタント 起業家として 仕事と介護の両立に悩んでいる皆さんに向けてこのブログを書いています。 きょうだいとして 私は進行性の難病を持つ身体障害者の弟がいる現役ケアラー。  物心ついたころから「ケア」は家の中にありました。 そのため、「ちゃんと」と「不安感」の中で過ごしていました。 「ちゃんと」は 「お姉ちゃんだから」 「お姉ちゃんがいるから大丈夫ね」 という周囲の大人からの期待に押しつぶされそうでした。 自分はそんな人間じゃないと思って